あらすじ
世界中で読まれ、感動を呼び起こしてきた、佐野洋子さんの大ロングセラー絵本。
この名作にひそむ深いナゾを解き、
生きること、愛すること、死ぬことを深く見つめなおす。
・主人公の「とらねこ」はなぜ延々と生まれ変わり、死に変わってきたのか?
・100万と1回目の死ではなぜ、二度と生まれ変わらなかったのか?
・こうして「真の死」を迎えたとき、私たちはなぜ、ハッピーエンドと感じてしまうのか?
NHK「100分de名著」、『100万回生きたねこ』講師が贈る、
いまだかつてない解読本にして感動の書!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すごくおもしろかった。
こういう、自分の頭でわかるかわからないかくらいの難しさの本を読むと生きてるって感じがする。
宮崎哲弥さんの著作は若い頃少し読んだことがあった。あんまり覚えてないけど。
今回の本は難しい漢字にはふりがなをふり、普段、馴染みの薄そうな言葉は懇切丁寧に説明してくれている。
意外と、間口を広く取ろうとしている本なのかもしれない。
わたしは、ロマンチック・ラブ・イデオロギーが骨の髄まで染み込んでいるので、(宮崎さんの言う)常識の範囲内で理解しようとすることしかできないけれど、こういう見方もあるんだと勉強になる。
途中、この論の展開だとニーチェ出てくるかな、と思っていたら、次のページで出てきたので「YES!」となった。
Posted by ブクログ
“一体なぜこの絵本がこんなにも世界的に受け入れられたのだろうかー。”
筆者の「問い」です。この問いから出発し、謎が解き明かされ、本書に内在するものが読み解かれていきます。
私は、この絵本を何気なく読んでいたことに気づかされました。疑問を持ちそのままにしないで考えることが、絵本の深い読み取りにつながることが分かりました。
【再認識したこと】
・輪廻転生する猫
・誰か「の」猫から、自分自身の主になった。
・「真の愛」は「自己愛」から「他者愛」へと発展する。
ストーリーのみならず、絵そのものにも深い意味がある。だから、絵本を読むこと、やめられません。