東田直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前回は10代の時に書かれた本だったので、20代ではどんな考え方をされているのかなと。
障害者だけではなく、普遍的な話が増え、万人共通の内容になってきた。
あと、途中のインタビューでは、取材者から見た東田さんの行動も並列して記されている。実際のインタビューの内容と全く関係のない行動があっても、なぜそういう行動をしたのかご本人から説明があり、理解を深めることができた。
実際に自閉症の方に関わる人はすごく参考になるんでは。
以下付箋を貼ったところ。
「啓発活動をしている人は、障害の理解を広めれば、誰もが暮らしやすい社会がつくれると考えています。しかし、人の心は複雑にできています。理解ができたから、協力するとは限りません。正しさがいつも、世の中を動かすわけではないのです。〜」
「障害者は決して不幸ではないと思っていますが、幸せになるためには自分なりの価値観を持つことが重要です。
〜毎日を元気に過ごすのは、意外と難しいものです。気持ちはすぐに変化します。少しでも気になることがあれば、それを考えずにはいられません。
人はよりよく生きるために、自分の行動を反省します。どこがいけなかったのか原因を探し出し、次に同じ失敗を繰り返さないよう対策を考えます。
この戻らない時間の処理というものが、人生に対する向き合い方になるのではないでしょうか。 」
「必要とされることが人にとっての幸せだと考えています。そのために、人は人の役に立ちたいのです。ひとりが好きな人はいないと思います。ただ、ひとりな楽なだけでしょう。おわり。」
「〜予定を全て教えてもらえれば、安心するのかというと、そうでもないのです。今度は、スケジュールに縛られてしまい、身動きが取れなくなってしまうからです。
結局は、自分の気持ちに折り合いをつけながら、見通しのつかない現実に慣れていくしかないのでしょう。
一年後の未来がわかったとしても、人間はきっと、十年後、百年後の未来を知りたいとねがうでしょう。すると、未来は現実のものとなり、夢も希望もなくなるのではないでしょうか。」
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Posted by ブクログ
自閉症の家族をもつたくさんの方達に、光を与えるものだと思う。
自閉症をもつ方達の心理的あり方が皆 同じだとは思えないが、それでも、自閉症者が思っていることを知る十分な縁(よすが)にはなるだろう。
ヒトとして、慰めは本当に大切であり、大きな心の救いになる。
そうでないヒト(親)と、自閉症の人達(特に身内や子供達)の架け橋となるべく天が与えてくれたヒトなのかも知れない、とさえ思える立場の存在である。
この本を読んだヒトの様々な感想は、ネット通販のコメントで読める。『自閉症にしては賢すぎる』くらいの思いをおもちの方もいるようだ(要するに自閉症ではないのでは? ということ)。けど、ちょっと賢い小学生でも気の利いた一言くらいはいえるもの。『賢すぎるのではないか』という、それだけで判断するのほ短絡思考的すぎやしまいか?
例えれば、究極の真っ白は一色だけ。真っ黒も ひとつだけ。けれど、その中間の灰色は、無限に存在する。「どちらかといえば白っぽい」という理由だけで、色っぽい灰色を白にしてしまう訳にはいかない。
別に誰かを批判しようというのではない。
私たちが考えている以上に貴重な方なのだと思う。
それがいいたかっただけなのです。 -
Posted by ブクログ
“目を見て人の話を聞かないのは、失礼だと思われるかもしれませんが、目を見ている人だけが、人の話をよく聞いているわけではないことを理解してもらえると有難いです。”(p.37)
“「自閉症者は人に関心がないように見える」と言われることがあります。僕は人に関心がないわけではないです。人とうまく関われないせいで、人に関心がないように見えてしまうのでしょう。”(p.55)
↑めっちゃわかる。わたしも人の目を見て話せないし、見られているとウワーっとなって逃げたくなってしまう。やっぱり無礼だと思われてるのかなあ…。わたしは人と関わるのがあまりにもへたっぴすぎて、人に関心があるんだかないんだかもう自分でもよくわからんかもしれない。でも目の前の相手を不快にしないように努力はしてるつもり。社会的カモフラージュで。成功してるかは謎。
こうして自分の特性のことを的確に書ける当事者はすごいなといつも思う。そしていろんな人がいてほんとにスペクトラムだなとも。
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Posted by ブクログ
精神科医と重度の自閉症を抱える東田さんとの往復書簡をまとめたもの。
目にはみえない心の病をみている方と自閉症。
目にはみえない感情、行動などから汲み取るのはものすごく難しい。家族でもどう支援していたら困ることもあるし第三者なら尚更。
心の病を抱えてる方の支援は本当に難しい(職業柄)
頑張ってって禁句な風潮はあるし…山登先生おっしゃる通り頑張りすぎて疲れているわけだし。
自閉症に限らず発達障害や知的障害など様々なハンデがある方は行動や言葉だけで決めつけるのは嫌だし、本人の気持ちを尊重してあげてほしい。軽度の知的障害(自分もそこの部類)の方だと言える人もいてるし。抱え込んだりしてしまうことはあるけれど。
心の病抱えてる方、発達、知的障害などハンデのある方の支援がもっといいものができたり過ごしやすい社会に本当になってほしい -
Posted by ブクログ
障害者と健常者、お互いが理解し合えたり差別、偏見が無くならないような社会をつくるとか関わりとか永遠の課題やな…
障害者の奇妙な行動、声やこだわりで周りがびっくりすることはあるし(自分が実際に見たらえってなると思うけど)、他人に勝手に気持ちを推測されるのは嫌な人たくさんいてる。作者も重度の自閉症でなかなか言葉が出ないし文字盤や筆談でコミュニケーションして気持ち伝えるようにしてるみたいやし。
障害者じゃなくても勝手に気持ちを憶測で言われるのは嫌やと思う。
障害者とのコミュニケーションやその人の気持ちや行動を理解するのはものすごく時間がかかるし、どんな障害があるのかな?症状なども鑑みなあかんし気疲れするかもしれんけど、少しでもその人のことを分かってほしい。
自分は軽度の知的障害あるけど、他者とのコミュニケーション苦手やし自分の伝えたいこと理解されないこともあるしいざこざ起こす時はある。やけど少しでも自分のこと双方が理解できたらいいなって思ってる。
この現代、SNS等普及してるから伝えたいことあるならブログや日記につけたらいいし、自分やったらルーフでありったけ書いてストレス吐き出してるかな -
Posted by ブクログ
自閉症の方にとってどんな対応、コミュニケーションしたらいいのかわからないって人結構多いと思う。
絵カードなど視覚情報からはいったほうがいいとか言われてるけどからなずしも視覚情報から得て行動できるか、理解できるかっていわれたら全員できるわけじゃない。
障害あるないに限らず人の感情読み取る、汲み取るの苦手な人っていてるとは思う。
自分がもし自閉症者と関わって下さいっていきなり言われてもどう接していいのか分からんし、コミュニケーションもどうすればいいのか悩むし、東田さんの作品って一例とあげてくれてるから参考になる。
他人のことなんか完全には理解できひんし少しでもわかろうとする気持ちが大事じゃないかってこの作品読んで思った