東田直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新年の1冊目。
東田さんの本は最初の「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」以来2冊目
最初の本には大きな衝撃を受けた
え?自閉症の人もこんなに色々考えているの?ちゃんと自分のことをわかっているんだ!という驚きでいっぱいだった
その本は世間にも衝撃と驚きをもたらし、世界的なベストセラーにもなりましたね
その後東田さんは次々と本を出され、この「僕の毎日」は25歳の時に書いた一年間のエッセイをまとめたものになる(現在は32歳)
今回久しぶりに読んで感じたのは、彼の豊富な語彙と知識、そして詩的な表現の豊かさ
パニックに陥ると自分では抑えることが出来なくなったり、身体が自分の意思とは違う動きをしたり、突然大声を出してしまったりすることもあるのに、頭の中では冷静に自分を分析し、自然の神秘に感動したりしている
例えば、元旦に初詣に行った時のこと
賽銭箱におさい銭を入れたあと、
「僕の願いは、後回しでいいです」と神様に伝え、
太陽の光が数本、真っ直ぐに地面に降り注ぎます。
僕は光をつかむように、片手を差し出しました。光をさえぎっている手のひらが、ぽかぽかします。かざした手の温もりを、自分の頬っぺたで確かめます。
頬っぺたが神様の体温になりました。
彼が自分を表現する術を得たことによって、私たちは未知の世界を教えてもらった
本当に素晴らしい成果だと思う。
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Posted by ブクログ
自閉症含め障害のある人との関わりって難しい。
支援者や周囲の人の勝手に思い込んだり考えていることと、本人の思っている事と平行線?というでもいうんかな。伝えることって難しい。でも互いの事は理解してほしい気持ちもある。
自分は自閉症者ではないが、軽度の知的障害というハンデがあるけれどコミュニケーションで他の人と上手く撮れない時もあるし態度にでるタイプの人間。
そのくせ自分の思っている事は他者には話さず丸々溜め込んで一気に爆発する厄介なタイプ。自分の事をわかってほしいってのも微かに残す。
やりたくもないけれど、やめられないこだわり行動も周囲の人らに少しでも理解していけたらいいけれど、実際に居合わせたらどう対応したらいいか分からんと思う。
東田さんの場合のこうしてほしいとか、アドバイスも書いてくれているし少しでも自閉症の方にとって負荷のかからないような支援ができていったらいいなと思うな。
詩やショートストーリー、読みやすくて共感できるやつおおかった -
Posted by ブクログ
違う人間なのに、自分の常識で相手の行動に理由をつけて理解しようとする。理由が分からないと不安になって、理解できないと排除する。
一人ひとり違う世界の見え方や感じ方を言葉を尽くして伝えること。同じ見方や感じ方はできないけれど、知ることでまなざしが変わる。自閉症の人たちの行動を今までよりも興味深く見てしまいそう。何に惹かれて、何を見て、何を感じて生きているんだろうか。その一部でも一緒にいることで感じられたりしないだろうか。
自閉症の人たちは私のことを風景や記号の一部のように捉えていて、ただそこに居ることを否定も肯定もせず、何の評価もしないから、一緒にいると安心するのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
自閉症の人もそうでない人も人それぞれにその人にしかわからない世界があって、色々な思いがある。
東田さんは詩のように流れる文章で心の中を教えてくれました。
日々、自閉症の子どもたちと関わる事が多い自分も会話が難しい子とのコミュニケーションに悩む事が多々あります。第3章の他者とともにの中の『話せない僕の望み』では言いたいことが相手に伝わらないのは日常→思いが伝わっていないと感じる→不満や葛藤が生まれる→気持ちが十分伝わったと思えたなら、一言だけでも満足と記してありました。言いたい事が伝わらない事が日常なんてどんなにストレスなことでしょう。東田さんのご家族のように、少しでも相手の気持ちが軽くなるような言葉かけや触れ合いができたらいいなと強く感じました。
とはいえ会話と言うコミュニケーションツールをつかっても自分の思いを伝える、相手の思いを汲み取る事は誰にとってもとても難しい事です。東田さんのように自分の思いをこんなふうに文章で綴れるって素晴らしい。