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みんなが当たり前にしている人との会話や、「ジッとしていること」が、僕には難しい。
それは自閉症っていう障害のせいなんだ。
だれかに話したいことを考えているうちに頭の中で言葉が消えていってしまう…
伝えたいのに伝えられない苦しい気持ち、想像できる?
この本には、そんな僕の毎日のことや思いが書いてある。
僕はみんなと少しちがう。
でも同じ世界の一員として、いっしょに歩いているよ。
──ひたむきな思いが伝わる感動作が角川つばさ文庫に登場!
すべての漢字にふりがながついています。【小学上級から ★★★】
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Posted by ブクログ
数年に一度、トライやる・ウイークで自閉症の子どもを受け入れることがある。
僕は機敏な動きができないため、ぶつかられるのを恐れ、遠巻きにその子の名を呼ぶ。
名を呼ばれても反応しなかったその子が、いきなり別のタイミングで僕に向かって駆けてきた。
ぶつかる!
と思った瞬間、その子は僕の正面で立ち止まり、ゆっくり左手を伸ばしてきた。
そして、僕の青い胸についていた3ミリの白い糸くずを細い指先でつまみ上げた。
この糸くずが気になって走ってきたのか。
僕はこの目の前の子と会話ができたらどんなにいいだろう、と思った。
その子は東田さんではないが、この本の紹介文に、
「会話のできない重度の自閉症」
とあるので、抱えている悩みも共通したところがかなりあると思う。
東田直樹さんご本人も、ご両親も、会話ができない障がいのなかで、
「言語を獲得する」
というのは並大抵の努力ではなかったように思う。
とてもいい本だと思う。
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小説・文芸
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