東田直樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本屋さんで平積みされていて、とても気になったのでこの本を読みました。
東田さんは1992年生まれの重度 自閉症です。
人とのコミュニケーションができないため、ある先生が文字盤やパソコンを使って意思を伝えることを指導。
この本はそんな東田さんが13歳の頃に出版されたもの。
58のなぜに自信が答える形で綴られています。
他に短編小説も。
13歳の自閉症の少年の気持ちが素直に表現されています。
またこの本は30言語に翻訳され、世界中で読まれるようになりました。
とても素晴らしいことだと思います。
近くに自閉症の人がおられる方も、そうでない方も是非一度は読んでもらいたい本でした。 -
Posted by ブクログ
この本は、重度の自閉症の当事者である東田さんが苦労に苦労を重ねて取得した文字で一生懸命に執筆し、本にまとめたものです。
彼は重度の自閉症者で、言葉の理解と表出が難しく、分かっていても言葉が出ない。
他の人にはない特有の感性があり、目を見て話せないし、意識があちこちに飛んでしまう。
記憶に制御される身体で、思いがけない行動をし、それが自分の意思では制御出来ない。
こだわりやパニックを抑える事が無理。
突然大声を出したりもしてしまう。
繊細な気持ちと生きづらさを抱えている。
感情があるのにそれを上手く表せないし、失敗しても「ごめんなさい」と言葉に表せないせいで落ち込む。
などなどなど… -
Posted by ブクログ
ネタバレ25年11月にNHKで「時をかけるテレビ~今こそ見たい!この1本~ 君が僕の息子について教えてくれたこと」が放映されていて、それを見て知りました。この映像を見て、その上でこの本を読めてよかった。東田さんが重度の自閉症であり、人と会話することが難しいということも、この本を読むところから入っていたら俄には信じられなかっただろう。人は見かけによらないというとあまりにも陳腐な低俗な言い方だが、13歳の少年の中にこんなに深い思考が、あるとは思えなかったと思う。
自閉症であるということがどういうことなのか、それは「不良品のロボットを操縦している」かのようなことであること、たとえ一人が好きそうに見えても必ず -
Posted by ブクログ
自閉症について、医師の観点で定型的に書かれていたり、もう少しわかりやすくなったとしても、診察してきた立場からの内容の書籍が多いと感じてるなか、自閉症の当事者からの生の声と言ってもよい内容がありありと書かれており強く感情を揺さぶられた。
同様の息子がいる立場から見て、場面や様子が一致することも多く、息子と日々生活していく中でこう考えてるのかな、と思いながらコミュニケーションをとれるとも感じた。
著者が書いた「側にいるから」もシンプルながら筆者の見ている世界で感じていることがうまく表現され、つい涙してしまった。
一読でも強く印象に残る一冊。