東田直樹のレビュー一覧

  • あるがままに自閉症です

    Posted by ブクログ

    物語がすごく良い
    行動と本心が必ずしも一致しないこととか、私にとっての当たり前がそうじゃなかったり、言葉の意味で混乱させてしまったり、気をつけよ

    0
    2021年08月12日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    自閉症の男性が書いた彼の世界の見え方を紹介する本。
     
    福祉施設で働いていて、自閉症の方もいらっしゃるので勉強になった。
    自分で自分をコントロールできないことに対してそんなに自尊心を損ねていることを初めて知った。
    さまざまな描写が利用者さんと重なって同じような気持ちだったのかなぁと想像した。人それぞれな部分もあるが、どのように関わっていくかを考えさせられた。

    コミニュケーションが上手く取れない自閉症の方にやきもきすることもあったけど、もっとおおらかに構えて不安や恐怖を与えない環境づくりをするべきかもしれない。それから、成功体験がたくさん積める場を作りたい。

    0
    2021年05月04日
  • 跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

    Posted by ブクログ

    自身でこんなに客観的な物言いができる方なのかと、イメージとその内面とのギャップにただ驚いた。
    会話が上手でない分、脳内はめまぐるしく動いているのかな。

    「罰」が好き
    「魂」いい考え方だな

    0
    2021年05月16日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    自分で自分を奮い立たせるってことある。
    最後の文中にもある。13歳の時に書いた前作よりも、ひとつひとつの文章が長くなった。それは、自分自身を励ますため。胸の内をありのままに語ることで、明日を生きるために、自分を奮い立たせたかったからです、と。
    誰かに聞いてほしい時ってある。答えがほしいわけではなく、共感、慰めでなく、話す相手がほしい時。ありのまま話せばどこかで心繋がった、と思う嬉しい勇気が出る瞬間。
    そんな一筋の訴えを感じました。

    文章の所々、心に残る表現があります。

    ・この社会は、たくさんの人々で構成されています。その中で自閉症の人も生きているのです。

    ・もし、みんなが自閉症の僕たちの

    0
    2020年12月16日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由(角川つばさ文庫)

    Posted by ブクログ

    身体が勝手に動いてしまうこと。
    活元運動を連想した。

    人間の身体とか、宇宙とか、まだまだ、わからないことがたくさんあるのだと思う。
    こうやって自閉症の方の感じ方を文章にして共有できるの、貴重でありがたいと思った。

    人と人は分かり合えない。
    という前提で生きていければ、もう少し楽なのかもしれない。
    生きていくことは基本的に苦しいもの。


    自然にかえれるなら、世界はどうなるかな。

    0
    2020年12月06日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ●内容
    ・前回と同じく一問一答式
    ・物語はないが、合間に詩が書かれている

    ●学び
    ・話をする相手は風景にくっついているもの
    →場所が変わると誰か分からない事が多い、何度も会えば覚えていく
    ・声に対して反応できない、人の声だからと意識を向けられない
    ・声は向こうからやってくるもの、自分から探す事はできない
    ・見ながら聞くことは難しい、見る時間と聞く時間を分けて欲しい
    ・ウォークマンを聴く事で安心できる、雑多な音は不快
    ・乗り物に乗って流れる景色を見るのが好き
    ・なんでも口に入れてしまうのは安心するから、悔しい時も気持ちを落ち着ける
    ・時間の流れが分からず不安、開始時間と終了時間で時間のけじめが

    0
    2020年11月14日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    会話ができない自閉症の高校生が書いた本。
    側から見ると謎の多い自閉症、頭の中ではいったいどんなことが起きているのか。
    そして自分の頭の中で、もしかしたら同じようなことが起きているような、気がする。そんな本。
    とても簡素な言葉で綴られていた。一気に読んだ。

    0
    2020年05月01日
  • 跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

    Posted by ブクログ

    良い本です。
    キャッチーな書評をするのなら、「自閉症の彼らが何をどう感じているのかが分かる」などはどうでしょうか。読み進めてもらえれば、読者に自閉症という言葉より、その人の個性を知ろうとする感覚が重きに置かれると思います。
    僕自身自閉症の方と関わる体験があるのでこの本を取ったわけですが、これは小さいお子さんがいるお母さんたちとも共鳴する本のように感じました。
    (自閉症とお子さんを「思考が読み取りにくい」という一点において同一視したわけで、決してお子さんを自閉症かもと疑うという意味ではございません。)

    理解できないから人は恐れ、嫌悪します。理解できないのは、自分の世界にその尺度が見当たらないか

    0
    2020年04月29日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    前著から3年...16歳になった著者の成長記録。対処スタイルが少しずつ身についていく様に感動。と同時に自身に問いかける。差別、蔑視する考えがちょっとでもないか?自信を持って“YES”と言える自分であるか...。まだまだ定期的なメンテナンスが必要なのが現実。それでも良いと言える社会の寛容さが共生社会を実現するはじめの一歩であるし、最終的にはそんな言葉が不要な社会になることが求められているように実感した一冊。

    0
    2020年04月25日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由

    購入済み

    不思議がわかった

    自閉症の子どもを持つ親です。子どもが小さな時から、不思議に思って来た事に答えが出た様に思える本でした。
    是非多くの方々に読んでいただきたい内容です。
    出会えてよかった

    0
    2020年03月12日
  • 跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

    Posted by ブクログ

    自閉症と言えども、個人差がある。
    東田さんはコミュニケーションはとれないが、考えはとてもしっかりしている。
    壊れたロボットに閉じ込められている、という説明が非常に分かりやすかった。
    中には聡明な彼がいるが、それとアウトプットの繋がりが切断されている様なものなのだと感じた。

    普通と思われる人にも脳のクセはある。
    自閉症というのはそれが分かりやすく外に現れているだけなのかな。
    たくさんの人がこの本を読んで、自閉症を受入れる土壌が育まれることを願う。

    0
    2020年01月20日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    遺伝子や脳のささいな違いで
    様々な障害や病気があって、
    だけどそれぞれ同じような症状なんだから
    それを正常に戻すこと、
    出来そうなのに。

    0
    2018年09月05日
  • 跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

    Posted by ブクログ

    著者は自閉症者です。
    テレビで著者の特集を見たことがあるのですけれども、
    発語のみによる会話が難しく、
    文字盤を使う「文字盤ポインティング」という方法で会話していました。
    そのような、他者とコミュニケーションをとることが難しい自閉症者が、
    自らを自らの言葉で表現し伝えるのが本書です。

    自閉症の人たちは一般的に社会に適応できないと言われていますし、
    障害者でもあるわけで、いったいどういうことを考え、
    どういうことを感じて生活しているのかがほとんどわからなかったりします。
    僕もこれまで身近に自閉症の人がいたことがなく、
    まるでどういう障害の人たちかまったくわかりませんでした。
    ともすれば、知的障

    0
    2018年07月07日
  • 跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

    Posted by ブクログ

    自閉症の方が書いた文章を初めて読んで、彼らがどんな感覚で日々過ごしているのかが以前よりも理解できた。なぜそのような行動を取るのかも理解できた。
    私たちは知らないものに勝手にこういうものだとステレオタイプ化しがちだ。だが、自閉症うんぬんでなく、個人としてもっと知り関わっていかなくてはならないと思った。
    言葉がうまく出なくても、頭の中ではこんなにも考えて言葉にしているのかと驚かされた。少しでも共生しやすい社会に近づいて欲しい。

    *毎日の生活の中で重要なことは、注意された今日とは違う明日が来るのを信じ続けることです。明日に希望を求めるのではなく、今日のやり直しを明日行うのです。

    0
    2018年04月28日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由(角川つばさ文庫)

    Posted by ブクログ

    自閉症の人との初めての出会いは小学校3年の時。
    同じクラスのゆうちゃんって言う男の子だった。
    今でも割と鮮明にその頃のことを覚えていて、
    あの頃ゆうちゃんがとっていた行動が、
    何十年も経ってやっと少し理解できた気がして、
    何だか感慨深い。

    人の気持ちを
    その表情や行動から読み取るのは、
    それが健常者であってもとても難しい。
    自閉症である彼がこうして歩み寄って
    自分の中のいろいろな気持ちを伝えてくれたのは
    すごくありがたいことだと思う。
    勇気をもらえる一冊。

    0
    2017年12月29日
  • 跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

    Posted by ブクログ

    自分について、生きるということについて、世界がどのように見えるかということについて、詩のような、エッセイのような。自分がうまくコントロールできなくていろいろ考えこんでしまうことは、誰にも経験のあることだが、それについて、より長くより深くにより日常的によりリアルに考えてきたのが著者なのだろう。

    0
    2017年06月17日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    先日、NHKの番組で観た「命のバトン」の話に感銘を受けて手に取ってみました。

    前評判に偽りのない内容で、自閉症を抱える人のもどかしさや不安を
    まるで自分のことのように感じることができました。

    この作品のよいところは、ただやみくもに自閉症の大変さを主張するのではなく、
    ものごとを客観的に見た上で、冷静に意見を述べていることだと思います。

    0
    2016年12月23日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    独自の思考で 目から鱗の箇所だけでなく、なんて本質を突いたことを言うのか…という箇所が数多くあった。
    それはもう、質問が馬鹿げたもののように思えるくらい。
    NHKのドキュメンタリーを見てから前作、今作と読み進めたからこそ彼が頭の中に浮かびながら読めるけど、そうでなかったら 「本当に重い自閉症の人が書いたのか?」と疑ってしまうくらい、素晴らしい言葉。
    そして、鋭すぎるくらい研ぎ澄まされた感性。(本文も素晴らしいが詩が本当に素敵。)

    0
    2016年08月24日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

     自分でもよく分からない、記憶できない、前例のないこころのゆらぎを、よく言葉にできたなぁと感心する。しかしながら、私の想像を遥かに超える困難さなのだろう。
     前作に比べ語彙は豊富になり、実感した言葉を顕しているように感じた。
     繰り返し出てくる「僕の場合は」という単語。著者は自閉症にもいろいろなケースを把握し、その中で社会の一員として生きている実感を得ているのではないだろうか。

     なんというか、圧倒された。
     気持ちを言葉にすることに、伝えることに難しさを感じる人に薦めたい。

    0
    2016年08月08日
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生まれて一度も言葉を伝えたことのない人間が、筆談で相手に伝える、第2弾の高校生編。前作と比べて、大人になっているなと思った。どこかに障害を持った人は、優しいのかな、と思う。章と章の間の詩が、凄くいいなと思った!

    0
    2016年07月27日