なるしまゆりのレビュー一覧
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購入済み
原獣文書
買ってから積んでたのをやっとこさ読みました。
ほぼリアルタイムで読んでたので、まさかあの一巻がこんなところまで来るとは…と感無量。
なるしまさんのキャラクターはみんな前向きで強いので好きです。
楽しかった。 -
ネタバレ 購入済み
世界観がとても良い!
なるしま先生の作品の中でも特に好きな世界観です!
最後は、とりあえずひと段落、でもこれからも大変なことは続いていく、という雰囲気の終わりでした。特に、都で頑張ることに決めた小さな昴が心配です。でも、お人よしの蝶子や恒河シャ(の一部?)が昴を助けると決めてくれているようなので、少しホッとしました。
神々の強さ、美しさ。人の醜さ、欲望。そして、存在しないはずの不滅城など、わくわくする要素がたくさん出て来て、楽しませてもらいました。
なにより、主人公の鉄壱智がとても良いです!どんな時でも鉄壱智がいれば大丈夫だと思わせる明るさと頼もしさ。主人公らしくてとても良かったです(^^)鉄壱智の正体は意外 -
ネタバレ 購入済み
答えの出ない問題。
誰だって、大切な人が亡くなって、その人がその人のままで戻って来てくれたら、もう二度と離れたくないと思うのではないでしょうか。
自分の身近な人で想像してしまいました(生きている人も、もういない人も)。「一度死んだことがある以外に生きている人と何が違うのか。」という問いに、返せる答えが見つかりませんでした。読み終わった後、ぐるぐる考えてしまいました。さすが、なるしま先生です。
リューと鷹子はどこで殺されてしまったのか、あの洞窟でのシーンの後一体何があったのでしょうか・・・。
このお話を読んで、以前見た夢を思い出しました。亡くなった犬が生前そのままの姿で生き返り、それは化物だから殺しなさいと誰 -
購入済み
気持ちのいいラスト!
なるしまゆりさんの作品は、設定やストーリー構成が緻密。難解なセリフができたときに、え?どういうこと??と思っても、あとから回収されて、過不足なく気持ちよくまとまるところが好きです。圧巻のラスト。みんなお疲れ様!!という晴れやかな読後感。2人なら大丈夫!
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購入済み
違う一面を見てドキドキ
普段ほわわんとしている博士のしっかりしたところが見られます!
好き!
終わるところもドキドキするところで終わってるので、続きが早く読みたいです。 -
購入済み
懐かしい!
16年ぶりの新刊おめでとうございます。
お祝いがてら、懐かしくて購入しました。
ドタバタ夫婦漫才面白いです。
昔ドラマCD も買いました!博士の歌大好きです! -
Posted by ブクログ
少年怪奇シリーズと銘打たれあすかにて不定期連載されていたシリーズが新装版で刊行されました。
なるしまゆりさんの魅力がこれでもかと凝縮された非常に贅沢な短編集です。
なるしまゆりさんは黄昏を描くのが上手い人だと思う。
非日常と隣接した日常、非日常に侵蝕され行く日常の描写がそこはかとなく不気味に、また哀切に表現されて胸に迫る。短編の主人公はいずれも多感な思春期の少年少女、彼らの心理描写もまた過不足ないモノローグで的確に表現される。
一番好きなのは「怪談六話」。
幼馴染でいとこ同士の少年と少女。
屋上から転落し意識不明となった少女との約束を果たすため、少年は戦場跡の公園に駆けつけるのだが……
凄いい -
Posted by ブクログ
大学生ライトノベル作家の元へある日一通の奇妙なメールが届く。
その日を境にして彼は自著の見立てともとれる連続殺人事件に巻き込まれていくのだが……
暗躍する謎の少年。胡散臭い刑事。
自らの作品を模倣するように次々起こる猟奇的な事件が「日常」を浸蝕していく……
フィクションに触発され犯罪に走るという言説は事実か?はたしてフィクションはそこまで影響力を持つのか?
フィクションの作り手及びその享受者にとって避けて通れない命題に斬新な切り口で挑んだ実験作にして意欲作。ライトノベルの見立て殺人を行う黒幕は、これを一種の実験と称している。
いわく、―「我々は創作が人間にもたらす影響を追究します」−
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Posted by ブクログ
人生でトップクラスに好きな漫画が三本立て続けに刊行された上どれもそれぞれ濃くてグロッキーにされました①
今まで「人を生き返らせてはいけない」と語った作品も、人を生き返らせた作品も読んだことがある。
前者は「技術上不可能だから受け入れよ」「不可能なことを大事にしてきた人がいる」「死を大事にしなければ生きているとは言えない」「死者の冥福を妨げてはならない」など、様々な論調だった。
後者は苦労の果ての特別な褒美だったり、傷を癒す延長線上だったりした。
だけど、これほどシンプルにかつ胸に刺さる形で「人を生き返らせたくないと感じる理由」を語ってみせた作品には出会ったことがないし、これからも出会わないと -
Posted by ブクログ
ネタバレお中元で素麺が届いたら送り主を確認するようになるかもしれない漫画。
麺状の物体とゾンビを結びつけるなんてすごい発想!これだからなるしまゆりさんの漫画を手に取るのが止められないのです。
物語の主役は父母と離れて祖母と二人暮らししている小学生・布瀬竜助。死んだ人間が生き返って歩き回るという怪現象が起こった日、彼の死んだ二人の兄が自宅に帰ってきた。そこへ兄たちを殺して自殺した犯人も現れる。さらに銃を持った謎の女に、怪現象について何かを知っている刑事も登場。
謎がばらまかれた1巻。
一番の疑問が布瀬家玄関のあのうねうねなんだけど。読み方が足りないのかなー? -
Posted by ブクログ
完結巻。
同じ能力の上に「アンプ」を二つ持ったマーガレットとの対決と決着。まだ幼いうちにこの能力に気付いちゃったら苦しいだろうなぁ。
遺産の在り処と内容が判明。柴田さんが出てきたのが意外だった。生きている人間だと思っていなかったので。
色々なことがきちんと幕引きされていて読んでスッキリする終わり方。
野原灯と櫻井弁護士のお話はこれでおしまい、っていう終わり方だったな。灯はこの弁護士に出会えてよかったなと。終わりの方で明らかになる弁護士の弱点に吹いたw
千住史郎のお話も描いてもらえないものかと思う。読んでみたいなぁ。
巻末のおまけマンガは、不動産鑑定士クロちゃんの有能っぷりと櫻井弁護士の残