あらすじ
勇吹(イブキ)は人王に向かない……。三人いるという人王候補は勇吹のほかに……誰? やがて人王を喰らったカルノは、レヴィの目の前に現れ……!? 王はただ一人なり、次なる人王に挑む者すべてを打ち倒せ!! カルノと勇吹の互いを想う強い気持ちが福音となれ!! 今、人王をめぐる最終決戦はすでに始まっている……。ターニングポイントとなる最終章第3弾!!
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Posted by ブクログ
人生でトップクラスに好きな漫画が三本立て続けに刊行された上どれもそれぞれ濃くてグロッキーにされました①
今まで「人を生き返らせてはいけない」と語った作品も、人を生き返らせた作品も読んだことがある。
前者は「技術上不可能だから受け入れよ」「不可能なことを大事にしてきた人がいる」「死を大事にしなければ生きているとは言えない」「死者の冥福を妨げてはならない」など、様々な論調だった。
後者は苦労の果ての特別な褒美だったり、傷を癒す延長線上だったりした。
だけど、これほどシンプルにかつ胸に刺さる形で「人を生き返らせたくないと感じる理由」を語ってみせた作品には出会ったことがないし、これからも出会わないと思う。
イブキが人を生き返らせると判明して、たくさんの人々が無雑作に悲惨に死んで、でもこれから先イブキが彼らを生き返らせる道を選んでも、その死の重みも命の尊さも微塵も目減りしないだろうなと予想していたけれど、その通りだった。
例えこれから先生き返っても、その死の重みは全く減ることがない。彼らが死んだことでイブキが立たされた絶対の孤独、カルノを支えた強固な愛は微塵も揺るがない。
さすがにまた六年待たされるのは勘弁だけど、年一で刊行されたら満足です。半年でこの密度は死ねる。でも、先はもうあまり残されていない。クライマックスを襟を正して待ちたいと思います。
Posted by ブクログ
むむ、この1冊がまるまる心理戦のような息詰まる内容でした。勇吹とおじいちゃんが話しているところも緊張感が溢れてる。それでいて、勇吹とカルノはなんら接触していない。二人がそんな構図になるのはやはり淋しいなぁ。
Posted by ブクログ
ここのところ暗い展開、主要キャラが突然バタバタ死んでいく展開が続いていて、この物語はいったいどこへ行こうとしているんだろうと呆気にとられていましたが、この巻で、なるほどここへ落としたかったのかと一つの道筋が見えた気がします。とても良かったです。
Posted by ブクログ
「お父さん」復活!?・・・子供ですが。
彼がいると、少し場が安定するというか・・・、うん、やっぱり「お父さん」的な影響力があるというのか。
カルノと勇吹の今後の動向も気になります。
・・・ワイン飲めなくなって残念でしたね、レヴィさん。
Posted by ブクログ
前巻で、在庫一掃セール!!のごとく
登場人物さんたちが……だったのでとても不安に思ってましたが。
2名様ふっかつ。 と言っていいのかどうか分からないけど。
カルノもイブキも好きなので、
どちらにも欠けてほしくない……。
アミィちゃんも嫌いじゃないけど、
どうにかすべきは英霊たちのほうだよなー。
Posted by ブクログ
ぬあああああ好きだー!
カルノくんが大好きで本当に困ります。
全部どうでもいいみたいに言うのに結局優しいところも、実にあっさり踏み出しちゃうところも、最初に「やる」ことがそれだってのも…
どうしようもなくブレないなあほんとにー!まあ自分を維持するためにあえてブレないようってのもあるのかもしれないけどいやそんなことないかもしれないけどとりあえず好きだ。
Posted by ブクログ
人王の候補は3人いる
突然突きつけられた事実
下界の惨状
心の葛藤
後ろに刻まれた印とは裏腹に
勇吹にはまだ、進むべき道が見えないでいる
そして私たちもまだ、最終話までの道筋が見えない
そこにあるのは、光か、それとも——
*
カルノぉ…
ほんと、キミらしい…とても…
息をするように、するりと、簡単に
決めてしまっているのはひとえに
彼の魂の根幹にある揺らぎのない想いのため…
あぁそれほどまでに…と悲しいような、嬉しいような
でもカッコイイよ
どんなことになってもカルノは、最後には絶対負けない
そこに絡んでいく勇吹がどうなるのか!
本当、最初の頃のぽやぽや〜とした勇吹が
彼の言を借りればどんどん汚れていくような
昔あったような、彼の周りの綺麗な空気は、
まだちゃんとあるんだろうか…
いや、勇吹は勇吹で、その根幹はやはり変わってないんだろう
ただちょっと、弱くなっているだけで
レヴィがちょっとこれ
ちょっと
うん
やっぱりちょっと…嬉しい