あらすじ
己の死をもって永久を“殺す”者、カルノ、己の生命の息吹をもって“造り出す”者、勇吹。受け取り決めてくれ、私は――…繋いだ。生きとし生けるものの世界の理を根本から揺るがした、カルノと勇吹の人王をめぐる魂の漂流、この旅の結末を見よ!! 稀代のストーリー・テラー、なるしまゆりが紡いだ、ファンタスティック・ネオ・バトル、ここに完結。
完結記念著者インタビューを収録!(紙版「ウィングス」2016年10月号付録に掲載されたインタビューと同じ内容です)
感情タグBEST3
気持ちのいいラスト!
なるしまゆりさんの作品は、設定やストーリー構成が緻密。難解なセリフができたときに、え?どういうこと??と思っても、あとから回収されて、過不足なく気持ちよくまとまるところが好きです。圧巻のラスト。みんなお疲れ様!!という晴れやかな読後感。2人なら大丈夫!
Posted by ブクログ
ついに最終巻。リアルタイムにおっかけた身としては感慨深いです。1巻のころが懐かしい・・・。
一人淋しく番人のようにならず、勇吹もカルノも人の世界に戻る選択ができてほっとしました(どちらか死ぬんじゃないかとハラハラしました)。
しかし・・・難解というか、答えのでない、難しい物語でした。最初から読み返したい・・・(と、なるしまさんの作品は毎回思う)。
個人的には、レヴィさんの願いを叶えられたようなので、本当に良かった。
バラの館でナギさんと幸せに過ごして欲しいものです(前の男に嫉妬するレヴィさんがかわいい)。