なるしまゆりのレビュー一覧
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少年怪奇シリーズの再録。短編集。
ディープフリーズ、仔鹿狩り、近似死1/2、彼女の字、高層階保健室(※描き下ろし)
ディープフリーズに出てくる泉の強さが好きなのだけど、彼女がもし"あのバン"に乗ったら(彼女の強さを考えるし見えないし乗れないってことだったけど)どうやって切り抜けていたのかな、と考える。仔鹿君は自分には価値があるって断言していたけども、多分大多数の人がそれを聞かれたら曖昧な答えしか出せないよな、とこれを読んだ当時(何年前だ?まだ大学生だったかな)も思ったし、私も彼女みたいに何にだってなれるかもしれないっていう回答しか思いつかなかったのだけど・・・8年が過ぎて -
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ネタバレこの巻の内容自体は特に評価しないけどシリーズ全体でこの評価です。
作画の乱れがヒドイ。あと、あらすじを追ってるだけの漫画みたいになってきた。最後の大詰めだからかな。
人がバッサバッサ死んでいく。レヴィ戻ってきてくれないかな…一巻から十年余り親しんできたキャラが死んでいくハードな展開、というのがなるしまゆりの描きたかったことなんだろうけど、なんかあんまりショックじゃなくて、CLAMPの聖伝から始まるオタク作家の悪い傾向を直せないままきてしまったなあという感じ。うまく物語に入れない。少なくともこの巻だけを見ると、安易な展開だなと思った。なるしまゆりの情熱をもう感じない。惰性で描いてるように見え -
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ネタバレこんなときどんな顔すればいいのかわからないの……ワカラナイノ……一瞬「あ、ラフィトウさんの紅(ルージュ)ってこの色だったのね! わぁ納得!」と逃避したくなった自分がいます。シェーラさんも死霊術関連の生まれだしね! うんそんなわけがない。
この展開、この設定で、最後にはみんな生き返ってめでたしめでたし、になるはずがないと自然と思わされる辺り、なるしま先生ほんとうに凄い。死者を復活させる手段が用意されてあるにも関わらず、死の価値も凄惨さも微塵も軽くなっていない。最近グロ減ってきたなぁと油断してたらコレだよ! 個人的にハイマンさんが一番胸に迫りました。新たにした決意が断たれたのと、ナギが彼を馬鹿 -
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ネタバレ主人公表紙おめでとう(笑)
最終巻、完結です。
創作物の影響で、人は人を殺すのか?
100万部売れた殺人事件の小説を読んで、その手口を真似て殺したと殺人犯が自供したとしても、残り99万9999人の読者も全て殺人犯になるかと言うとそんな訳はない。
「常に先に存在するのは犯人の殺意の方だ」
安易に創作物へ責任をなすり付けるって、現実と虚構の区別のつかない人間ははたしてどちらの方なのか。
創作活動に関する作者なりの見解なのかな、と。
あと、ミカトはやっぱり冷蔵されなかった愛友里なのか。
そう考えた方が個人的には納得出来る気がします。 -
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どこまで行っても帰ってきてくださいお兄ちゃん……! ほんっとうにどこまで行っちゃうのか心配だし怖くもある。生命の禁忌にここまで踏み込むとは思わなかった。
シェーラさんの異能まだ不明だし、ラフィトウさんも隠し手があるみたいだし、大人組にもまだまだ出番はあるはず! だけど心配なのがハイマンさん。っていうか騎士団……ここでアンヌさんが人王に対抗するにはどうしても外せない(危害を加えられない)ポジションに来るとは。敵の敵は味方……にはならないだろうなあ。
レヴィさんの「遅かれ早かれ」に納得。悲しいけど納得。カルノとナギさんの殺伐プレイは正直興奮しましたが、ナギさんは今どうなってるんだろ。前みたく -
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ネタバレ【読書記録】
少年魔法士14 なるしまゆり 新書館
「エーテルに心はない」から続く下りに一番泣いてしまいました。
「エーテルであろうと 自然の何であろうと どんな現象であろうと」
「人の心なんて持ち合わせていないの」
「人が心をぶつけて意味があるのは 人の心だけ」
「あなたは世界の中の一人 大きなものの中の個の一つ」
「他の何も あなたたった一人の怒りなど 何も関わりなく回り続けている」
「私達は心とは無縁のものに囲まれて生きているの」
何故でしょうね。
関わりが無いと言われているのに、むしろ非常につよく繋がりを感じさせられました。
「私達の想いなど関わりのないものに包まれているから -
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一目惚れでした。
…勇吹に←
2巻表紙の勇吹に惚れて、じゃあ1巻から買うしかない、と買って読んだのが始まりだったけど
とにかく落ちた、なるしまゆりに。
【熱い胸の内】※1巻のレビューは下の方
間違いなく、なるしまっちは自分の一番好きな漫画家だ。
たまに崩れるのも含めての画風はもちろんのこと、
題材にするものがとことん好きだし、
展開や筋の流れ、構成なんかもテンポがいいというか飽きることがないというか、一番良いポジションを知り尽くしている感じだし、
上のものを繋ぎ合わせる言葉も、ここに収まるべくして存在したのだと言わしめるくらいの嵌りよう。
…ああ、わかっているさ。
自分はもはや、なる