この巻の内容自体は特に評価しないけどシリーズ全体でこの評価です。
作画の乱れがヒドイ。あと、あらすじを追ってるだけの漫画みたいになってきた。最後の大詰めだからかな。
人がバッサバッサ死んでいく。レヴィ戻ってきてくれないかな…一巻から十年余り親しんできたキャラが死んでいくハードな展開、というのがな
...続きを読むるしまゆりの描きたかったことなんだろうけど、なんかあんまりショックじゃなくて、CLAMPの聖伝から始まるオタク作家の悪い傾向を直せないままきてしまったなあという感じ。うまく物語に入れない。少なくともこの巻だけを見ると、安易な展開だなと思った。なるしまゆりの情熱をもう感じない。惰性で描いてるように見える(描いてくれるだけありがたいけど)。
指輪作りのエピソードも、唐突な感じがした。これまでの巻に伏線入ってたかな?
幼レヴィのエピソード自体、こういう結果ならまるごと削ってもよかったんじゃないの。あのエピソード入れなくても、アンヌの異常性もナギの考えもだいたいこうなることは予想できたし。ただ、アンヌの昔の伏線(嬰児保存)を回収したかっただけかな。それともこれから意外に展開してくれるのか。
ラフィトゥさんは結局あまり活躍しないモブのまま亡くなってしまったな。登場は派手だったのに。ハイマンと勇太はお勤めご苦労さまでした。
とりあえずこれでラストが「関係者みんな死んじゃったけど二人は幸せです…♡」みたいな感じだったらやだなー。かと言ってもし死んだ人全員生き返したらそれはそれでもう二度となるしまゆりは読まないだろうなって思う。もともと少年と原獣以外もう読まないつもりではあるけども。