蒼月海里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「水晶庭園の少年たち」 (シリーズ二作目)
著者 蒼月海里
前作のあらすじを簡単に。
鉱物収集家だった祖父を亡くした14歳の樹。祖父のコレクションだった日本式双晶の石の精霊(石精)雫と出逢い、雫の帰る場所(産地)を探してあげたいと思っている。鉱物仲間との出会いがあります。
【目次より】
第一話 蛍石の愁い
第二話 桜石の思い出
第三話 翡翠の海
ーエッセイー 蒼月海里のミュンヘンひとり旅
ー 解説 ー フジイキョウコ
蛍石、桜石、翡翠、鉱物に詳しくなくても、その美しさは名称からも伝わりますね。
「蛍石の愁い」…フリマアプリでカリスマ的な女性の心の悩みが描かれています。“いいね“よりも大切なものがありますね。
「桜石の思い出」…一作目で登場した骨董屋の見方が変わるような、深イイ話になっていますよ〜
「翡翠の海」…フォッサマグナの地溝帯がある糸魚川の親不知海水浴場にビーチコーミングへ。(鉱物用語?連発ですね、笑)
石精の雫は本体から距離が取れないので、今回はお休みです。樹と律さんに、律さんの鉱物仲間の楠田さんが登場します。鉱物採集についての説明や注意点も語られていて、ちょっとワクワクしますね。
(翡翠拾ってみたいですね。(*'▽'*))
巻末のエッセイでは、著者が単身でドイツのミネラルショーへ出掛けられています。
解説のフジイキョウコさんは、鉱物コーディネーターということですね。
なかなかに水晶庭園の鉱物沼にハマってきました〜 次巻も楽しみです(*´︶`*) -
Posted by ブクログ
売れない幻想小説家と人気動画配信者が「死者に会える」という無人島を訪れる。
島を恐れるツアーガイドと気の強いブロガーの女性、パワースポットを巡るカップル、気の良いサラリーマン風の男性。
他のツアー客とともに立ち入ってはいけないと言われる満月の夜に島に取り残された二人は、死者とも生者とも言えない、既存の概念を超える存在と出会う。
この島で何が起きているのか?オヤドリ様とは?
二人は無事に孤島を脱出できるのか?
ライトノベルのような軽やかな文体でとても読みやすいミステリー小説でした。
謂れのある島、廃村と寂れた神社、荒れた海に囲まれた孤島。ミステリー要素とは予想外の、パニックホラー要素もあり、もう少し人物の内面が深く描かれていたなら読み応えのあるホラーミステリーになったかなと思いました。
短時間で読めて後味もスッキリしているので、気軽に読む一冊としてオススメです。 -
Posted by ブクログ
愛犬『メノウ』を亡くしてからふさぎ込んで中学校を休んでいる『樹』。祖父の生前のコレクションである鉱物が収められている土蔵の戸が開いているのを見て入ってみると、とても綺麗で不思議な雰囲気の少年がいた。『雫』と名乗った少年と話しをするうちに、樹はだんだんと鉱物に興味を持ち始める。
喪失感に苛まれる少年が、石に宿る精霊と心を通わせるうちに元気を取り戻していく話。鉱物への興味が深まっていくとともに、人との繋がりも広がっていくのがいい。
それにしても鉱石って、なぜだかそそられるものがあるよね。不思議で美しくって怪し気で。鉱物は産地が大事だというのは初めて知りました。他の場所に安易に移動してはいけないことも。 -
購入済み
ショートショート怪談
ショートショート怪談である。ショートショートだからまずはオチの部分の切れ味が生命線なのだが、まずまずのレベルの作品が多い。怪談につきもののグロテスクな場面が比較的少なめなのがいいかな。読み手の好みもあるだろうが、もう少し精選してもいいかなと感じた。