尾上与一のレビュー一覧
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綺麗。
溢れる想いを、指先から零れる花々に託す表現が、1、2巻通してとても美しく、また物語全体を修飾していて良かったです。
しかも絵師様がピッタリと寄せてくるので、眼福でした。
だからこそ、王が花を求めたときに王妃が出せないばかりか、王妃が失った二人の記憶にまざまざと傷つけられる王が痛ましく、それがわからない王妃が哀しくて、本当に切ない気持ちになってしまいました涙。
物語の前半部分で良かったのは、その場面で、読むには実際のところ困りました。わからないのですが、何度も気持ちが途切れてしまい、自分もなかなか読み進められませんでした。
けれども海の大魔法使いと出逢った辺りからグイッと引き -
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ちょっと展開というか設定というか壮大過ぎてうまくついていけなかった感じです。伏線が多すぎてどうなるのかといらいらしたのですが、何とか収まった感じ。イチャイチャぶりがあまりにも少なくてちょっとがっかり
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Posted by ブクログ
「You’re just a boy」DEADLOCK番外編のみのレビューとなります。
ディックの過去、少年時代のお話しです。
誰かの過去に限らず、話そうとしないこと・隠していることを知りたいか知りたくないか?
聞いてしまったら聞かなかった頃には戻れないので、私は基本的に知らなくていい派なんですが、あんな風にいかにも訳アリな空気プンプンでご対面しちゃったら流石に気になっちゃいますね^^;
『黒い風船』って例えはなんかとても分かりやすくてイメージしやすくて、自分の子供にもこうやって教えたいな…と思っちゃいました。
終盤のベッドシーンは甘々をたっぷり堪能し、その後のピロートークでは照れる -
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面白かった!
最後には、2人の関係がふふふっと笑える感じになって、とても良かった!受けの子の、辛さを噛み砕いて果敢に踏ん張る姿勢には、心がふるえた。尊敬する。攻めの子も、柔らかな優しさが垣間見えて、推せる。なかなか好きだと言えない理由は、想像してた形だった。辛かったね。これからたくさん幸せになってほしい。
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お見事
なかなか輿入れまでが長くてジレジレするなぁ、と思いながら読んでいましたが、
秘密の上に秘密、その上に謎と誤解、
いろいろ複雑にこんがらがって
一気に読み進めてしまいました。
ラストはそれが一気に解消され、
お互いの髪の毛をつなぎ合わせた円になる、
という大円団。
怒涛の展開、よかったです。 -
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想像を超えた展開
ストーリーは謎と伏線たっぷりで、最後までハラハラドキドキさせられます。
意外な展開にも、ビックリ!
伏線の回収もよかったのですが、ただ、ラスボスが弱すぎるというか…
そこがちょっと残念です。 -
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金と対になった物語
個人的には金より好きでした。
受けであるヨシュカのお兄さんも、その騎士レーヴェも穏やかで
それに反映して全体的に和やかな雰囲気に
なっています。
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Posted by ブクログ
ネタバレ忌まわしい呪いを受けた王と癒しの魔力を持つ王子の、壮大なファンタジー。
よくある身代わり花嫁ものかな…?と思って読み始めたんですが、そういうラブエロメインじゃなくて物語としてもとても読み応えがありました。
センセの作品だと痛いのかなとか悲壮なのかなとか、一瞬身構えたんですがそういうこともなく…例えて言うなら美女と野獣系ですね。
yocoセンセのイラストがまさにぴったりで、すてきでした。
王子リディルが死を覚悟して隣の強国の王グシオンのもとへ男という事を隠して嫁入りするところから始まります。
リディルは美人で長い金髪の持ち主で手のひらから花を降らせることができる魔法を使えるのです。うるわしい… -
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なんかいい!
よくある展開なんだけど、なんかいいのよねー!
でも、主人公の母が自害せんばことかなー?と、少し疑問でした!あと、yocoさんのイラストがいいですね! -
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面白かったのは面白かったのですが…
花の大魔法師くんが神の心臓について逡巡するところが何回かあったが、やれることがあるなら何でもやってやるぜ諦めないぜというその気性との整合性に、作者様ご自身が苦労している筆致のように感じた。
何となく辻褄合わせの無理矢理感を感じてしまい、数回、物語世界から弾かれたかも。たくさんの素敵なエピソードが上手く繋がれていないようで少し残念。
けれども次巻にて、神の心臓の活かし処が閃き、愉しそうな展開には期待大! -
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受け様の攻め様への想い
受け様の行動に違和感を抱きました。
探究心があり、攻め様の役に立ちたい、という設定ならば、何をおいても、攻め様の呪いの解呪に邁進するのではなかろうか、と思ってしまいました。
物理的に寄り添うだけが、受け様のできることだろうか、と物語の中盤の受け様の想いや行動に疑問ばかり抱いてしまい…。ごめんなさい。
呪いの解呪についてですが、受け様の兄弟に手紙で問い合わせることしかしない行動ばかりで話が進むのが、単にキャラ設定あるいは物語の運びへの辻褄合わせのように読めてしまい、どうも受け様の人物像と相容れないように感じられて釈然としなくて。ホントごめんなさい。
続刊も拝読します。そちらに期待しま -
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暗い…
かなり楽しみにして読んだのですが
個人的な好みとは違いました。
色で言うならグレー、
曇天のような陰のあるお話でした。
主人公2人とも惨殺って…。
んでもって生き返るって…。
ちょっと気持ち悪かった。 -
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よかった
全体的にはよかったのですが、将棋の部分が熱すぎて、長くて、ちょっとだれてしまいました。
受けの一途すぎるところはよかったのですが、好きなクセになかなかイエスと言わないところも、ちょっと…でした。