尾上与一のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
身代わりもの
姉王女の身代わりとして大国に嫁ぐ弟の、悲壮な覚悟から始まって、嫁ぐ道中の王子の健気さに思わず涙したのに、最後には幸せ一杯になっているという…面白かった。
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一気読み確実の面白さ!
連日の新棋聖誕生のニュースに、にわか将棋ファンになっていたところ、題名が印象的なこの作品を手に取りました。まさに、参りました!の一言。いつのまにかぐいぐいと引き摺り込まれ、完膚なきまでに面白さで殴り殺しにくる作品。最高でした。隅から隅まで大好きです。これ、続編とか出ないのでしょうか?この作品の登場人物、全てが愛おしいです。あー、最高でした。
将棋って何?と思われている方にも是非おすすめしたい作品です! -
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やられた(書き下ろしより)笑
尾上さん、大好きな作家さんです!久方ぶりに(私にとっての)新作を読ませて頂きました。イグナーツとヨシュカの絆は生死までも乗り越えて、かつ記憶がなくとも再び人生を共にする。なんてゆー壮大なドラマでしょう。どこかのレビューで見た「魂が震えた」とゆー表現を是非引用させて頂きたい。特にアーサー王な中世ヨーロッパの神話的な世界観がお好きなら強くお勧め(某有名作家さんのアーサー王なお話を個人感覚ですが彷彿させたので)。あっとゆー間に読めてしまいましたが再読必至。
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鬼気迫る対局場面
面白かったです。雪の将棋に対する姿勢が素晴らしかった。文字通り全てをなげうって将棋をしている。その鬼気迫る有様。感動しました。
BLとしては、ちょっと悲しいことがあったけどハッピーエンドです。雪のまっすぐな愛情に涙が出ます。 -
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男とバレたら処刑される、姉の代わりに隣国に嫁ぐ魔力を持たない王子と呪われし王の婚礼ファンタジー。
ということで、呪われた王×魔力を持たない王子の、謀略あり戦闘あり健気な気持ちが切ない婚礼もののBL小説でした。
作者の方が1945シリーズで名を馳せている方でして、その関係かやっぱり戦争描写を描くのが得意なんですね。
今作の中世ヨーロッパ風隣国同士の戦争も巧みに描かれており、すぐに作品の中に入り込めました。
この作品ストーリーが上手いなあと思ったのが、姉王女の代わりに男とバレない様に王子が嫁ぎに行く、っていうキャッチ―な掴みが決して本編ではないというところ。
むしろ今作で重要なのはその次、なぜ -
Posted by ブクログ
徳間書店キャラ文庫より新装再販されている
1945シリーズ最新作
番外編1として「碧のかたみ」の戦後の日常
全編26編掌編集
掌編短編といえど、本編と「天球儀の海」の坊ちゃまと希の戦後も絡めてぜーんぶまとめての世界観
なので、あーもー楽しすぎる
2013年から2017年に渡り特典ペーパーだの同人誌だのに掲載されていたものをお纏めいただいた神本
本のタイトルにもなった郵便飛行機は「星の王子様」のサンテグジュベリも携わっていた
「人間の土地」に詳しい情景を読める
「星の王子様」が出版されたのが1943年
1944年単機出撃中に消息不明となっている
そういう時代背景を勇気を持って小説に落として -
Posted by ブクログ
終戦直前、撃墜され米軍の捕虜となった恒と六郎に何が起こっていたか──本国に帰る病院船で、日本人捕虜の世話係となったアメリカ兵と、恒たちとの間に結ばれた絆を綴る後日譚「郵便飛行機より愛を込めて」。九年後、日本に帰還した恒と、故郷を捨て消息を絶っていた弟・希が奇跡的に再会する「桜雨」。琴平兄弟を中心に、彼らの家族や仲間たちが命を懸けて煌いた日々を描く番外編集第一弾
生きてくれてありがとう(*´°̥̥̥̥̥̥̥̥﹏°̥̥̥̥̥̥̥̥ )人(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
読むことが出来なかった同人誌まで番外編にしてくださりありがとうございます♪
新装版まだ出る?
どこまで出る?
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Posted by ブクログ
尾上与一1945シリーズ第二期連続刊行の
第一作 彩雲の城 初出は2014年
今までのシリーズと同じ舞台はラバウル
戦闘機は“彗星”大日本帝国海軍の艦上爆撃機
この彗星がなかなか手がかかる
過酷な前線に婚約者に逃げられた男と
上官の結婚で彗星の偵察員として赴任した男
ペアとしての活動が始まる
訳ありわんこ系操縦員
クール美人な偵察員
なんて呑気な事を言ってられない戦況
危うく300ページくらいで潤みそうになったけど
乗り越える
だって このシリーズはハッピーエンドってわかってる
戦地の彼らの心情描写も素晴らしく
もはや、あれさえなければ
直木賞は違うとしても山本周五郎賞とかは
シリー -
Posted by ブクログ
ネタバレ絵に描いたような完璧なハッピーエンドだった。
でも、グシオン側に愛があったから良かったけど、かなり危ない橋というか、普通なら5回殺されてもおかしくないような国家間の裏切りだよね。すぐ殺されずに魔力タンクに生かされるんじゃないか?と輿入れ道中を読みながら思ってたけど、まさか肝心の魔力が・・・。というか、父王もそういう国家事情があるなら4人と言わずに子供たくさん作っときなよ。とかBLが成立しないことを考えたりしちゃう。
とはいえ、ハッピーエンドになる前提のストーリーという感じ(伏線というよりもはや上手くいきそうな描写が多い)でそこまでヒヤヒヤはしなかった。
予想通りのハッピーエンドなのでも少しギリ -
Posted by ブクログ
尾上与一1945シリーズ、復刻再販第四弾
4作連続刊行、ありがとうございます
そして、第二期復刻再販も決定したようです
そちらも楽しみです
プルメリアの花は、太平洋の島々でポピュラー
レイによく使われる白い花
畳屋の息子、早く戦功をあげて内地に凱旋したい
偵察員カズイ
華族ではあるけれど訳ある出自の気弱な操縦員チトセ
ふたりは九十九式艦爆ペアがラバウルで誕生する
希望してこの戦地に来たのではないチトセは
毎回怖いとは泣き叫びながら搭乗し
飛行後は嘔吐を繰り返す
彼の弱さは 戦場では強さになる
後ろに乗るカズイを死なせないために
暗記する程海図を眺め あの十連星琴平恒もその飛行技術は認める -
Posted by ブクログ
昨年ノベルズで中古を手に入れていた天球儀
1945シリーズ連続刊行第2作
やっぱり、文庫で揃えたく
世の中はゴールデンウィーク突入するも シマシマ読んでます
太平洋戦争中期から終戦に向けて
右手にオリオン座のようにほくろが並ぶ少年
5歳の時不注意な事故から 名家の坊ちゃんに命を救われる少年
そう その時から 自分の命は彼のもの
敗戦色濃くなり 特攻隊が組織されていく
名家存続のため 養子縁組をして坊ちゃんの身代わりとして特攻に出撃する事となる
それなのに 坊ちゃんの態度は厳しい
そりゃ好きだからですよ
身代わりにしたくないんですよ
今回は、ハッピーエンドが待っているので安心してお読みいただけ -
購入済み
面白い。
『花降る王子の婚礼』を読んでいたので、すぐ購入。
小さい頃のロシェレディアはとても天真爛漫で可愛らしいと思いました。命を狙われたイスハンと出会う事で2人の運命が大きく動きだすのですが、ハラハラドキドキがいっぱいで、先が気になり一気に読んでしまいました。
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ハラハラドキドキ
武強国と魔法国のある世界観に魅了されました。
あまりファンタジーは読まないものの、表紙も綺麗で読み始めたら どんどんのめり込んでしまいました。
ほとんど魔力を持たないリディルが、グシオンのために出来る事を考え立ち向かう姿が良かったです。