酒井駒子のレビュー一覧
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購入済み
一気読み
「青空勾玉」が面白かったので、以前書店で表紙を見て気になっていたこの本が、同じ作者さんと知って迷わす購入しました。6冊合体本読みきれるかと思いましたが、一気読みでした。重い内容なのに読後が爽やかで、このあとに続くであろう主人公たちの物語を想像するのが楽しい作品でした。
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ネタバレ 購入済み
アニメから入ったクチなのですが、原作を読んでみれば、心情の描かれ方がこまやかで繊細で、もう圧倒的な世界観にひきこまれました。
深行が泉水子に対して異常に手酷く辛辣な言葉対応をしていたのも、私はちょっと納得できてしまったから自分にも驚きました。
ただでさえ深行の生い立ちってちょっとネグレクトっぽくて複雑ですし、自立して成長せざるを得なかった人からみると、箱入り娘で大切に育てられすぎている泉水子を羨ましさ反面見下してしまうのも無理ないな〜と…
だからといって許されるわけないのですが、言いすぎた時には、すぐに謝罪する潔さもあるので、憎めなかったです。
逆に泉水子のキャラの入りは、成績も芳しくなく、家の手伝いもしなくて良い環境で、送り迎えもしてもらって、おどおど言葉数が少なくて、見た目もパッとしない、、と主人公ながらすごい。
でもいざって時はピシャリと威厳をもって制することができたり、楽な道をとってはいけない、今の自分のままではいけないと律することができたり、誠意がもの凄くて、真っ直ぐに育ってこられて…泣 と最後は謎に母目線になりました。
そして最後の神楽舞で深行は自覚なしにおちたんでしょうか?
何にもできないと思っていた女の子がとんでもないものを持っていた驚き、その場に立ち会えた高揚、眩しさみたいな?!
とにかく描写が丁寧でこんなに感情移入することはないというほどのめり込みました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
『そのぬくもりは消えない』
『マルの背中』
どちらも大好きだったけど、
これはまたすごく面白い!!
ちょっと不思議な女の子、不思議な物語なら、
駒子さんの繊細な表紙がすーっとそこに連れていってくれるんですよねぇ。
お兄ちゃんの中学進学に合わせて、市の東側のちいさなマンションから、西側の中古住宅に引っ越してきた朋の家族。ママは新しい家、新しい職場、一人暮らしのおじいちゃんのお世話にとにかく忙しい。
朋はママの勧めで英会話スクールに通うことになる。
いつものように土曜日の午後、英会話スクールに行ってみると、その日は塾はお休みだった。
なあんだ。と、家に帰る前に寄り道をしてみる。
英会話スクールと郵便局とのあいだにある道の先、
その曲がり角を曲がると…
喫茶ダンサーと、庭先で朗読をしてくれるオワリさん。
その不思議な魅力と、英会話スクールでの違和感に、
また次の週も英会話をサボって曲がり角を曲がってしまう…。
ふしぎな曲がり角で出会う、もう1人の少女みっちゃん。
同じ英会話スクールに通う同級生の麦野さん。
朋も、どうやらお兄ちゃんも、学校には馴染めていないよう。
お兄ちゃんは、野球部を、朋は英会話をやめたいという気持ちをそれぞれの方法でママにぶつけていく。
朋はママを傷つけたくないけど、お兄ちゃんはすっかり反抗期。大人になってしまった。
パパとママの夫婦喧嘩も、この家に引っ越してから増えてしまった。
子どもたちの声に耳を貸そうとするけれど、空回りするママの姿にはイライラさせられる。
パパの家庭での在り方もとてもリアルだ。
そのリアルさと、少女の心の味方である曲がり角の世界と、岩瀬成子さんのお好きな、タイムファンタジーの世界になんともうまく誘われてしまうのです。
そしてあっという間に読み終えて、ビックリしてしまう。。