酒井駒子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
アニメから入ったクチなのですが、原作を読んでみれば、心情の描かれ方がこまやかで繊細で、もう圧倒的な世界観にひきこまれました。
深行が泉水子に対して異常に手酷く辛辣な言葉対応をしていたのも、私はちょっと納得できてしまったから自分にも驚きました。
ただでさえ深行の生い立ちってちょっとネグレクトっぽくて複雑ですし、自立して成長せざるを得なかった人からみると、箱入り娘で大切に育てられすぎている泉水子を羨ましさ反面見下してしまうのも無理ないな〜と…
だからといって許されるわけないのですが、言いすぎた時には、すぐに謝罪する潔さもあるので、憎めなかったです。
逆に泉水子のキャラの入りは、成績も芳しく -
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ネタバレ
『そのぬくもりは消えない』
『マルの背中』
どちらも大好きだったけど、
これはまたすごく面白い!!
ちょっと不思議な女の子、不思議な物語なら、
駒子さんの繊細な表紙がすーっとそこに連れていってくれるんですよねぇ。
お兄ちゃんの中学進学に合わせて、市の東側のちいさなマンションから、西側の中古住宅に引っ越してきた朋の家族。ママは新しい家、新しい職場、一人暮らしのおじいちゃんのお世話にとにかく忙しい。
朋はママの勧めで英会話スクールに通うことになる。
いつものように土曜日の午後、英会話スクールに行ってみると、その日は塾はお休みだった。
なあんだ。と、家に帰る前に寄り道をしてみる。
英会話スク -
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アンネ・フランクの温かく優しいお話が中川李枝子の訳でわかりやすく伝わってきて、さらに、著名な絵本作家である酒井駒子の挿絵で心はたちまち少年少女の気持ち(懐かしさ)に胸を打たれる。ほっと一息したいとき、眠る前にページを開いたら、読書をいっしゅんで、月の光の元や、晴れた草原の元へ導いてくれる──
感想追記──
きっかけは酒井駒子さんの絵が好きで手にしたのがはじまり。読んでいくと、頁をめくるたびに、アンネという一人の若き作家の見ていた世界や考え方がお話を通じてじぶんに投影されたようで。いつでもこの本を読み返せば、また、アンネという世界に出逢える。共に旅できるのだ。 -
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きつねがかわいかった。しっぽがふわふわしていてかわいかった。
きつねのりえちゃんは、きつねのかみさまに、みんなでなわとびができますようにっておねがいした。そしたら、なわとびが公園の木のえだにかかってた。なわとびには「りえ」という名前が書かれていた。実は、人間のりえちゃんのなわとびだったから、おどろいた。きつねが神様っていう話だと思ったら、りえちゃんが神様だった。
ぼくも、きつねとなわとびしたい。そのきつねが、ばけておどかすきつねじゃなかったら。
りえちゃんのリボンがかわいい。弟のけんちゃんが、いそいだときに、のこっていたケーキを口におしこんだのが、ぼくみたいだった。(小3) -
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少女の力…✨
萩原先生といえば水色勾玉ですが、本作はもっと規模が大きくて、ファンタジー要素もストーリーの重さも十分!!すごく読みごたえがありました✨
少女の純粋な力っていうのはやっぱり凄いなぁ… -
ネタバレ 購入済み
おもしろい!
最近になって、アニメを見返したんですが、
続きが気になり一気に小説を買いました。
この巻が最終巻ですが、とても面白かったです。
この前の巻で少しもやっとした終わり方をしていたが、
これを読むとスッキリします!!
アニメ見てた人は是非見てほしい小説だなと思います。 -
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表紙が真響ちゃん!
外伝まで一気に読めて本当によかった。
今までになかった泉水子ちゃん以外の視点で
世界もまたかわってみえる。
あんなに人生を主人公で生きてきた真響ちゃんが
きょうだい以外を守る決意をさせるその過程。
気持ちの小さな動きが描かれているのがお見事。
本編では本当にじれったくみえていた2人の様子が、
少し進展してるのがうれしかった。
深行くん、泉水子ちゃんだいすきだよね。かわいーなー
できれば真夏くんの恋も真響ちゃんの恋も見たいけど
それは想像のなかで。
なんて言ってはみたものの、
続きが読みたいシリーズ人選第1位に躍り出たなこれは -
Posted by ブクログ
ネタバレ泣きたいくらい夢中になって読んだ。
それぞれが、それぞれの道を歩みだしたんだなって。
悩みながらも次に進んでいく様子が
徐々に描かれていくのが本当にすてきだった。
恋になる前の柔らかい細かい気持ちを、
どうしてこんなに繊細に表現できるんだろう。
宗田兄弟が最後まで清々しいくらいのいい子たちで、
ほっと胸を撫で下ろしたよね。
だって、揉めてる姿なんて見たくないもの。
ポチ柳くんも最終的に可愛らしくてとてもよかった。
たぶんずっと、これからも
気持ちがすれ違ったりして、
そのたびに、言ってくれなきゃわかんないよ!って
揉めたりするんだろうなあ。
このあとを想像させてくれるのがたまらない、