酒井駒子のレビュー一覧

  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた

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    結構内容が複雑だったけど面白かった。早く続きが読みたい。宗田兄弟の抱えている事情は、特殊で難しいことだと思った。

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    2020年07月12日
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧

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    前作はRDG(ガール)のお披露目としての序章であり、本作でいよいよRDG(ジェネレーション、神霊と接することのできる絶滅危惧世代)の物語の始まり始まり。

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    2020年02月16日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    あれ?物語、全然はじまらないな?
    と8割読むまでずっと思っていて。
    でも、残りの2割で完全に持っていかれた。
    正直、ここからの展開次第だなっていう終わり方。
    泉水子の物語はここからはじまるんだ。
    ずるい、ずるすぎる、ぜったいに続きを読みます。

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    2020年01月29日
  • もうひとつの曲がり角

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    岩瀬成子さん、好きなのだけど、子どもの心情を描くのが上手すぎて、辛くなってしまうことも度々ある。
    これは『マルの背中』や『ぼくが弟にしたこと』みたいに、明らかに問題のある家庭の話ではないのだが、どこにでもある普通の家庭の息苦しさが伝わってくる。
    第1子が中学生になる時期に、賃貸マンションから一戸建て(中古をリフォーム)に引っ越した家族。父は通勤時間が長くなり、母はパート、家事育児、近くに住む老父の世話と、ゆとりのない生活。中古ではあるが新居の手入れもある。中学生の息子と、小五の娘は思春期となり、親の言うことを聞かなくなる。こういう家庭は日本中どこにでもあり、戦争中の外国の家庭や貧困、DVに悩む

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    2019年11月17日
  • もうひとつの曲がり角

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    英語教室になんとなく行きたくない朋は、近くの路地に入ってみた。細い路地を進むと、不思議なお話を朗読しているおばあさんに出会い、庭に招き入れられる。次の週、同じ道に入ったはずなのに、道の様子が違い、少し昔風の服を着た女の子と出会う。
    現在と過去を行き来しながら、「したいこと、したくないこと」を考えるようになる朋。すぐ隣にある不思議と子どもの成長を自然に描き出す秀作です。

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    2019年11月11日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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     6巻で完結した、RDG(レッドデータガール)の短編集。
     相楽深行の視点から描かれた3つの短編と、宗田真響の視点から描かれた中編が1つ。
     短編3つはこれまでのお話で、中編の方は6巻から後の話。ほとんどがその中編で構成されています。

     鈴原泉水子視点から離れて相楽深行視点に移ると、まあやっぱりねという感じではありますが、色々と話の展開が変わってきますね。まあ、それはいいとして。

     この本の表題にもなっている、「氷の靴 ガラスの靴」です。
     お互いの気持ちを確認した鈴原泉水子と相楽深行の心の変化も面白いですし、宗田真響と宗田真夏の兄弟と戸隠の話をより深掘りしています。
     そして、真響がチー

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    2019年10月15日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    ネタバレ

    山伏や神霊など、日本に古来からあると考えられている霊的なものをテーマとしたファンタジー作品シリーズの1作目です。
    冒頭から中盤にかけては、物語の世界観や登場人物の人となりを描くことに重点が置かれていて、すぐには「面白い」と引き込まれる作品ではありませんでしたが、読み続けるうちに気づくと夢中になっていました。
    設定こそライトノベルにありがちなものではありますが、文章としては軽薄な物ではなく、また登場人物の心情描写もしっかりとしていて読み応えもありました。泉水子が東京への修学旅行の際に感じるようになった、霊的なものについての描写も(私自身は感じられないので、この感想が的確なものかどうかはわかりませ

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    2019年08月05日
  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた

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    最新刊を読んだけどいかんせん本編読んだのが5年以上前だったため再読中。
    この和泉子と深行の仲の進展具合が亀並みに遅いのを思い出し、微笑ましさに悶えています。かわいい。
    高柳に誘われていたのを和泉子が黙ってたのが気に食わなかったのは、高柳の顔が和泉子の好みだと思っていたからだったんだね、深行くん。焼きもちだね!!

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    2019年07月15日
  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた

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    真響と真夏、真澄の三つ子の話を中心にした巻です。

    全巻は頼もしい味方だった真澄が、底の知れない感じの存在になっていて印象的でした。
    この三つ子の関係性は、2卷に比べて依存性が高いようにも感じてしまったのですが、大人たちの真澄への反応を見ていると、それも仕方ないのかな、という絶妙なさじ加減でした。

    真澄の正体は…。
    匂わせるセリフがあるので、いろいろと考えてしまいました。

    のちのちに続くための伏線が多数敷かれた感じです。
    世界遺産の話だとか、和宮と高柳が似ている話だとか、姫神のことや、文化祭のこと。

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    2019年05月27日
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧

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    前回と雰囲気が変わって、呪詛だとか、陰陽師だとかがでてくる学園ものに。

    二巻目で主人公の泉水子が好きになってきました。
    1巻目のときは、苦手なことも多いしうじうじしてたけれど、内気な自分を変えようと自分なりに頑張ったり、卑屈なところがなかったり、深行とのやきもきする関係もかわいい。
    引っ込み思案なキャラクター性にはあまりに大きすぎるものを背負ってるように思うんですが、今後姫神関係も含めてどう決着をつけるのか、気になるところ。

    今回は伝統的な芸能の話など、和風な感じと学園ものにありがちな生徒会のあれこれとで、新鮮な感じで読めました。

    さくさく読めるけれど、ラノベみたいな軽さとも違うしっかり

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    2019年05月21日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    久しぶりに荻原規子の小説を読みました。

    姫神という存在や、山伏、泉水子がどういう立場にあるのか、深行との関係、進学の話など、今後に続きそうな要素を丁寧に描いています。
    まだまだ序盤で、この話がどう転ぶか全く見当がつきません。

    世界観の作り方は流石の手腕です。
    山や神社の神秘性をうまく描いていて、日本独特の現代ファンタジーに仕上がっています。

    引っ込み思案の泉水子の、その運命の巨大さに圧倒されそうになるのですが、少しだけ東京に出て成長した彼女が、今後どう変わるのかが楽しみです。

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    2019年05月18日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    深行くんのツンとデレが、なんとも楽しい。
    しかし、彼らまだ高校1年生なのよね。真響の大人びた思考も、泉水子ちゃんの一生懸命さも、なんか色々な意味ですごいです。
    ほんとまだまだ、続きが気になるけど、ひとまずはここまで、なのかな。

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    2019年05月10日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    ■宗田真響、一族の運命全てを負う少女。RDG最終巻、その後のストーリー!

    正月明け、学生寮に戻った宗田真響はルームメイトの鈴原泉水子の変化に気がつく。「相楽と休み中に何かあったのだ」祝福すべきなのに、なぜか喜べない真響。泉水子の相手が深行と確定されれば、泉水子を中心とする「チーム姫神」の中で、忍者の家系宗田家と陰陽師の家系高柳家とのバランスが変わってくる。そんなある日、横浜のスケートリンクで合宿が行われることになるが、これは宗田家がスポンサードとなりチーム姫神、及び真響が隠れ蓑に婿候補と報告した深行を見定めるために仕組まれたものだった。大殿である祖父が本気で彼女の婿取りに乗り出したと聞いて、

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    2019年04月21日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    なんか知った話も(も、です)あったなぁ、と思ってたら、単行本で読んでた(笑)。
    おさらいになってしまったけど、以前読み流してしまってたところがはっきり腦に入ってきた。

    早川、恐るべし(笑)(笑)(笑)。

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    2019年01月30日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    ネタバレ

    泉水子山から出る。

    現代日本を舞台にした伝奇的な話かと思いきや、ぶっ飛んだキャクターがでてくるファンタジーでもある。
    今巻ではひきこもり少女が社会と謎の組織と神霊の荒波に揉まれる話。

    日本の神仏を扱う作品って、総じて地味で掴みどころが無く、種が明けても「え、あぁ、そうなんだ」くらいにしかならない。
    読む側の知識量を試される感じ。(西洋ファンタジーはわかりやすくていいんだけど。(^-^;))

    とにかくこの物語も『得体のしれない何か』に振り回される予感。

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    2018年12月28日
  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた

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    宗田姉弟の故郷である戸隠に行き、異世界に迷い込んだり天鈿女や九頭龍が登場したりと、いよいよそれらしさが増してきた。
    単に子供が読んでも面白いと思いますが、記紀や陰陽道、修験道に関する知識などが少しあった方が遥かに楽しめると思います。

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    2018年11月02日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    名前だけはずっと前から知っていた本シリーズ。
    意識して事前に一切情報を仕入れずに読み始めたところ、熊野、憑神、山伏などある意味オーソドックスな舞台設定かと思いきや、泉水子の両親が持つコンピュータ技術者と公安刑事という属性の意外さに期待が高まります。
    中学生ぐらいから大丈夫そうな優しい文体でスイスイ読めます。
    噂に違わず面白そうな出足なので、今後に期待しよう。

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    2018年10月28日
  • RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女

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    夏休みが終わり
    いよいよ「戦国学園祭」への準備が進む。
    次第にわかってくる「姫神」の謎と和宮の謎。
    数千年をさかのぼること3回目とはびっくり!

    学園祭でのクライマックスに向かって
    着々と様々な思惑が交差する。

    泉水子の頑張りと成長も読んでてほっこり

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    2018年05月18日
  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと

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    いやぁ、姫神の来し方、行く末が大変気になる最終巻で。
    泉水子ちゃんも大変かわいいが、紫子さんも大変素敵で嬉しい。

    ほおんと、この作者の書き方は真似できないよな、と。
    番外編も楽しみ。

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    2018年04月23日
  • RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと

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    この話は、哲学的で、小難しいんだけど、読み続けさせる力を持っていると思った。番外編もでているようだから、また、読んでしまうのだろう。

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    2018年04月09日