酒井駒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想
これって1巻に1回は姫神が降りるパターン?
姫神を降ろせる器も絶滅危惧種であれば、彼女に降りたが最後で絶滅という意味もタイトルは含んでいるのかな?
それにしても学園モノは何故か生徒会長は絶対的な存在。実際はそんなことない。
あらすじ
東京の高尾山の北側にある設立まもない鳳城学園に途中編入した泉水子と深行。
泉水子は寮で同じ部屋になった真響にあれこれ面倒を見てもらう。その弟の真夏とも知り合う。
学校が始まり、同じクラスになったリカルドは人外の者であると気づく。
リカルドは学年一成績の良い高柳の式神だったのだ。真響によると高柳は陰陽師で、生徒会長になって学園を牛耳ろうとしている -
Posted by ブクログ
皺ひとつないダークスーツに身を包んだ正体不明の日本人ビジネスマン、タキ氏。故人を生の世界へ連れ戻す、時間制限付きの"ビジネス"を描いたジェントルゴースト・ストーリー。著者初期作の復刊。
死神は生者を死の世界へと連れ去るけれど、タキ氏がおこなう「ギブのビジネス」はその逆だと言えばまあまあ合っていると思う。だが、話の主体になるのは6歳から50代までの女性たちであり、タキ氏はあくまで彼女らをエスコートする狂言回し。元はコバルト文庫のために書き下ろした少女小説だ。
4つの連作のうち、「通夜の客」は東雅夫・編のアンソロジー『少女怪談』で既読だが、お屋敷、美濃夫人、双子たちと、和洋 -
Posted by ブクログ
感想
泉水子が何者でそこにどんな力が秘められていて、どう使うのかが最後まで読んでもわからない。が、続きは知りたい。神道?山伏が絡む和製版エヴァンゲリオン的な感じか?
あらすじ
泉水子は紀伊半島の山奥の神社で暮らす中学三年生。高校進学を機に街に出たいと考えている。
母親は公安、父はプログラマーで別居しており、祖父と暮らしている。
泉水子はPCや携帯に触れると壊れることがあったため、それらに苦手意識があった。
二者面談に父は来られず代わりに父親の友達の相楽がやってくる。彼は自分の息子を泉水子の下僕だと言い、逆らう彼をねじ伏せ無理矢理転校させる。
泉水子は相楽が山伏の家系で女神の泉水子を -
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Posted by ブクログ
ネタバレ当然であるけれど主人公なのだから、何か特異なことがあると思いながら読み進めるのだけれど…本当に何もできない女の子のまま進んでいく。むしろ周囲がそんな女の子にしていた。
どちらかというと奔放に育てられた深行と相性が悪いのも頷ける。
けれど泉水子はそんな殻を打ち破ろうと果敢にも外に出ていく。そこには深行と距離をおきたいという強い意志があったのだろうけれど。
最後には姫神をおろせる特殊な血筋であることも判明し、守られてるだけではなく外へと飛び出して成長が必要だと自覚するタイトル通り「はじめてのお使い」が実感できるお話。
まだまだわからないことだらけなので、このあと泉水子がどうなるのか、深行とど