酒井駒子のレビュー一覧

  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    ネタバレ

    前半3話の深行視点の短編で、深行は意外と前から泉水子のことを意識していたんだなーと分かってニヤニヤしまった。
    泉水子から見れば完璧に見える真響も、彼女の視点から見れば色々なことを抱えていることがわかる。真響には幸せになってほしいなー。
    泉水子と手を繋いで得意げな様子でリンクを滑る深行が可愛い(笑)

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    2022年04月29日
  • RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女

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    姫神の正体、そしてなぜ泉水子に憑くのかが明かされる。後半になり物語が大きく加速し始めた印象。姫神の目的は達成されるのかしら。
    泉水子と深行の関係性もどうなるのか気になる。

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    2022年04月29日
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧

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    978-4-04-100054-0
    泉水子は、生まれてからずっと過ごしてきた神社のある山を離れ、東京、鳳城学園に入学し、寮生活を送る。深行とも再会し、世話を焼いてくれるが距離がある。不安の中、同室の宗田とその弟と知り合い、なんとか学校に慣れようとするが、学校に潜んでいた思惑や学園の秘密を知り、自分の力について考えていく。大きく舞台が変わり、次の巻も楽しみだ。

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    2022年04月15日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    絶滅危惧少女……という題名に惹かれて購入した。両親の都合で、祖父が宮司を務める玉倉神社で生活する主人公・泉水子、中学三年生。普通の女の子の生活に憧れる彼女だが、イメージチェンジのため前髪を切ったのを契機に、泉水子の周りに不可思議なことが起こり始める。同い年の相楽深行が現れるが、最初は泉水子を敵視。それが修学旅行を機に、巫女と山伏という関係性に馴染むように変わっていく。長らく積読だったが、なかなか面白い展開になりそうだ。シリーズを追いかけてみようかな。

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    2021年09月21日
  • もうひとつの曲がり角

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    大人だからわかるのか、みっちゃんの正体は途中で完全に出てきますね。わかる子はわかる子でそう思いながら読んでという意図かしら?今回のカバーも酒井駒子さん。装丁は岡本歌織さん。

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    2021年11月24日
  • もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで

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    荻原規子の作家としての源流を辿る書評集であると同時にファンタジー文学に関する案内書になっている。未読の興味深い作家や作品が見い出せる。

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    2021年08月06日
  • きつねのかみさま

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    むすこ②の感想、、「きつねのかみさま出てこないじゃん」笑。私も、タイトルとか表紙から、なんとなく怖い話とかかわいそうなお話なのかな、って、ドキドキしながら読んだけど、ほっこりで完結。

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    2021年06月09日
  • RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女

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    文化祭準備。 なんというもどかしさ。 一時が万事もどかしい。 「物語はいよいよ佳境へ」 って書いてあったけど、あまりそういう手応えはなかったなぁ。 いやまぁ好きなんですけど。 絵の素敵な漫画家さんが漫画にしてくれたら絶対読む。深行の表情なんかを目で見てみたい

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    2021年05月30日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    ほのめかしというか、1巻の段階ではわからないことばかりで、読んでいても「??」な部分が多い。けどやっぱり荻原さんの作品好きです。

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    2021年05月30日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    ネタバレ

    目次
    ・影絵芝居 相楽深行・中三の初夏
    ・九月の転校生 相楽深行・中三の秋
    ・相楽くんは忙しい 相楽深行・高一の秋
    ・氷の靴 ガラスの靴 宗田真響・高一の冬

    最初で最後の短編集は、楽しかったです。
    深行(みゆき)は割と最初から泉水子のこと気にしてたんじゃん。
    ただ、女の子に拒否られたことがないから混乱しただけ。
    まさか男子全般に免疫がなくて、女子に対してもほとんど人見知りをするような人間がいるとは思わなかったかもしれないけれど、泉水子はそういう子。
    大切に箱に入れられて育てられたから世間知らずなうえに、自己評価が異常に低い。
    私もたいがい病弱で体育も小3冬から中3終了まで出たことないけど、そ

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    2021年04月03日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    導入部分では入り込めず、読むのをやめようかと思った程だったけれど、読み進めるうちに抜け出せなくなった。
    深行が出てきてからは徐々にテンポが良くなり、途中からはあっという間だった。
    2巻以降が楽しみ。

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    2021年03月28日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    深行と真響にまつわる、本編の裏側の短編。
    主人公とは別の視点で彼女が眩しく思う人達も、やっぱり眩しく思っていたという、思春期あるある。
    脇役もストーリーをもっていて、それだけで話が成立する物語は、やっぱり間違いなく面白い!!
    作者あとがきでそこまで意識していた云々で、脱帽!
    個人的には真響をもっと掘り下げてほしい!いつかは三つ子と繋がりはもちつつ、袂を分かつときが必ず来るはずだから。
    これは王国の鍵⇔樹上のゆりかごのような関係の話がよみたいな~。

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    2021年03月28日
  • RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女

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    ネタバレ

    夏休みも終わり、学校祭の準備も佳境を迎える。
    このペースでは、学校祭をピークとしてこのシリーズは終わるのか?
    なかなかゆっくりな展開だけれど、泉水子の成長は著しい。

    自分の言いたいことを、ちゃんと人に対して言えるようになってきたし、怖いからといって逃げてばかりではなく、怖くても真実から目を逸らさない強さを身につけつつある。
    深行から教わった九字の印で身を守る術も得た。

    校内にそこはかとなく漂う不穏な気配。
    予定外に学校祭に入り込んでくるPTAや三年生グループ。
    三つ編みで泉水子の中に封印されているはずの姫神が、自由に外に出られるようになったこと。

    学校祭は、陰陽師と戸隠の忍術との、世界遺

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    2021年02月22日
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧

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    ネタバレ

    中学校を卒業して、東京の高校に進学することになった泉水子(いずみこ)。
    中学校の修学旅行で東京に来た時は、人の多さ、空気の悪さ、そして得体のしれない者に追われて具合が悪くなってしまった泉水子だけれど、東京と言っても八王子はまだ自然も残っていて、身体的には適応可。

    問題はほとんど知っている人がいない中で、超人見知りの泉水子がどうやって学校生活になじんでいけるのか。
    一応泉水子を守ることが運命づけられているらしい深行(みゆき)が半年早く学園に転校していたし、寮の同室の宗田真響(まゆら)とはとても気が合い、その弟(同学年)とも仲良くなって、思ったよりも学校生活が楽しめそう…に思われたのだが、泉水子

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    2021年01月19日
  • もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで

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    今年の目標は「児童文学を読む」なので、
    大好きな荻原規子さんの児童文学についてのエッセイを。


    わたしは荻原規子さんの「勾玉シリーズ」で人生が変わったと思っている。
    いまでも覚えている、
    小学生の頃、自分の机に向かって夢中で読んだ。
    我慢できなくて机にかじりついて読んだ。
    子供の頃に出会えて本当によかった。
    これのおかげで私は日本文学部にすすんで
    伝承文学を学び、伝承文学で卒論を書いた。

    だけど、わたしはそんなに児童文学を読む子供じゃなかったんだなあ。
    荻原規子と江戸川乱歩、
    外国作品は赤毛のアンシリーズくらいしか読まなかった。
    今思うと本当にもったいないことをした。


    荻原規子さんが夢

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    2021年01月12日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    また泉水子たちに会えたのが嬉しい。特に最後の中編は彼女・彼らたちの覚悟が感じられる素敵なお話でした。

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    2020年11月09日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    ネタバレ

    真澄とおじいちゃんが再会できたのには泣いてしまった…本当に良かった

    シリーズ最終巻を読んでから時間が経ってしまったので
    だいぶ忘れてるところも多かったけど
    自分もまた彼らに再会できて良かった
    そうか、真響は早川先輩に…?ふふ

    高柳は相変わらずお呆けちゃんでかわいかった
    頑張って修行してね

    深行の覚悟もかっこよかった
    泉水子が選んだなら、自分にとってもどうでもいいものじゃない
    …アツイじゃあないか
    目的のために自分を押し殺しがちなカップルだから
    ちゃんと幸せな時間も過ごしてくれたらいいなと思う

    心情としては、チーム姫神が最後の答えにたどり着くまで、読んでみたいけど
    作者さまは書く気はない

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    2020年08月30日
  • RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴

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    いつもと目線が違うと、このときあの人はこんなこと考えてたのかーと本編と合わせて読みたくなります!シリーズ読みきっちゃってさみしい~

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    2020年08月15日
  • もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで

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    ファンタジー作家の頭の中をのぞく。
    ファンタジー作家を目指して公募をはじめたばかりの私にとって、響く言葉がたくさんあった。
    「本を読むことの効用は、中略 得た経験(否定的な経験を含めて)を自分の中に位置づけるとき、統合に必要な知識になるのだ」
    とても納得。

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    2020年07月26日
  • もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで

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    ネタバレ

    いろいろ思うことはあれど、読んでいて、トールキンやル・グウィンのファンタジー論を思い出していた。
    共感することが多い読書でした。

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    2020年07月19日