酒井駒子のレビュー一覧
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ネタバレ夏休みも終わり、学校祭の準備も佳境を迎える。
このペースでは、学校祭をピークとしてこのシリーズは終わるのか?
なかなかゆっくりな展開だけれど、泉水子の成長は著しい。
自分の言いたいことを、ちゃんと人に対して言えるようになってきたし、怖いからといって逃げてばかりではなく、怖くても真実から目を逸らさない強さを身につけつつある。
深行から教わった九字の印で身を守る術も得た。
校内にそこはかとなく漂う不穏な気配。
予定外に学校祭に入り込んでくるPTAや三年生グループ。
三つ編みで泉水子の中に封印されているはずの姫神が、自由に外に出られるようになったこと。
学校祭は、陰陽師と戸隠の忍術との、世界遺 -
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ネタバレ中学校を卒業して、東京の高校に進学することになった泉水子(いずみこ)。
中学校の修学旅行で東京に来た時は、人の多さ、空気の悪さ、そして得体のしれない者に追われて具合が悪くなってしまった泉水子だけれど、東京と言っても八王子はまだ自然も残っていて、身体的には適応可。
問題はほとんど知っている人がいない中で、超人見知りの泉水子がどうやって学校生活になじんでいけるのか。
一応泉水子を守ることが運命づけられているらしい深行(みゆき)が半年早く学園に転校していたし、寮の同室の宗田真響(まゆら)とはとても気が合い、その弟(同学年)とも仲良くなって、思ったよりも学校生活が楽しめそう…に思われたのだが、泉水子 -
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今年の目標は「児童文学を読む」なので、
大好きな荻原規子さんの児童文学についてのエッセイを。
わたしは荻原規子さんの「勾玉シリーズ」で人生が変わったと思っている。
いまでも覚えている、
小学生の頃、自分の机に向かって夢中で読んだ。
我慢できなくて机にかじりついて読んだ。
子供の頃に出会えて本当によかった。
これのおかげで私は日本文学部にすすんで
伝承文学を学び、伝承文学で卒論を書いた。
だけど、わたしはそんなに児童文学を読む子供じゃなかったんだなあ。
荻原規子と江戸川乱歩、
外国作品は赤毛のアンシリーズくらいしか読まなかった。
今思うと本当にもったいないことをした。
荻原規子さんが夢 -
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ネタバレ真澄とおじいちゃんが再会できたのには泣いてしまった…本当に良かった
シリーズ最終巻を読んでから時間が経ってしまったので
だいぶ忘れてるところも多かったけど
自分もまた彼らに再会できて良かった
そうか、真響は早川先輩に…?ふふ
高柳は相変わらずお呆けちゃんでかわいかった
頑張って修行してね
深行の覚悟もかっこよかった
泉水子が選んだなら、自分にとってもどうでもいいものじゃない
…アツイじゃあないか
目的のために自分を押し殺しがちなカップルだから
ちゃんと幸せな時間も過ごしてくれたらいいなと思う
心情としては、チーム姫神が最後の答えにたどり着くまで、読んでみたいけど
作者さまは書く気はない -
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岩瀬成子さん、好きなのだけど、子どもの心情を描くのが上手すぎて、辛くなってしまうことも度々ある。
これは『マルの背中』や『ぼくが弟にしたこと』みたいに、明らかに問題のある家庭の話ではないのだが、どこにでもある普通の家庭の息苦しさが伝わってくる。
第1子が中学生になる時期に、賃貸マンションから一戸建て(中古をリフォーム)に引っ越した家族。父は通勤時間が長くなり、母はパート、家事育児、近くに住む老父の世話と、ゆとりのない生活。中古ではあるが新居の手入れもある。中学生の息子と、小五の娘は思春期となり、親の言うことを聞かなくなる。こういう家庭は日本中どこにでもあり、戦争中の外国の家庭や貧困、DVに悩む -
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6巻で完結した、RDG(レッドデータガール)の短編集。
相楽深行の視点から描かれた3つの短編と、宗田真響の視点から描かれた中編が1つ。
短編3つはこれまでのお話で、中編の方は6巻から後の話。ほとんどがその中編で構成されています。
鈴原泉水子視点から離れて相楽深行視点に移ると、まあやっぱりねという感じではありますが、色々と話の展開が変わってきますね。まあ、それはいいとして。
この本の表題にもなっている、「氷の靴 ガラスの靴」です。
お互いの気持ちを確認した鈴原泉水子と相楽深行の心の変化も面白いですし、宗田真響と宗田真夏の兄弟と戸隠の話をより深掘りしています。
そして、真響がチー -
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ネタバレ山伏や神霊など、日本に古来からあると考えられている霊的なものをテーマとしたファンタジー作品シリーズの1作目です。
冒頭から中盤にかけては、物語の世界観や登場人物の人となりを描くことに重点が置かれていて、すぐには「面白い」と引き込まれる作品ではありませんでしたが、読み続けるうちに気づくと夢中になっていました。
設定こそライトノベルにありがちなものではありますが、文章としては軽薄な物ではなく、また登場人物の心情描写もしっかりとしていて読み応えもありました。泉水子が東京への修学旅行の際に感じるようになった、霊的なものについての描写も(私自身は感じられないので、この感想が的確なものかどうかはわかりませ -
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前回と雰囲気が変わって、呪詛だとか、陰陽師だとかがでてくる学園ものに。
二巻目で主人公の泉水子が好きになってきました。
1巻目のときは、苦手なことも多いしうじうじしてたけれど、内気な自分を変えようと自分なりに頑張ったり、卑屈なところがなかったり、深行とのやきもきする関係もかわいい。
引っ込み思案なキャラクター性にはあまりに大きすぎるものを背負ってるように思うんですが、今後姫神関係も含めてどう決着をつけるのか、気になるところ。
今回は伝統的な芸能の話など、和風な感じと学園ものにありがちな生徒会のあれこれとで、新鮮な感じで読めました。
さくさく読めるけれど、ラノベみたいな軽さとも違うしっかり -