酒井駒子のレビュー一覧
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ネタバレリエと弟が公園に忘れたなわとびを取りに行くと
キツネたちがなわとびで遊んでいます
キツネと一緒に楽しく遊んでいると、そのなわとびが自分の物だと気づくリエ
キツネは、神様にみんなでなわとびしたいってお願いしたら、
自分の名前の「リエ」と書いたなわとびをくれたんだと嬉しそうに話します
それを聞いたリエは「なんだかごちゃごちゃな気持ち」になりながらも、なわとびが自分の物だとは言いませんでした
帰り道、弟が「そうかあ。おねえちゃんは、きつねのかみさまだあ。くくくっ」と言うと、りえちゃんは笑いながら、うれしくてむねがきゅんとしました
ありそうでなかった絵本
キツネと何かを取り替えっこしたりせず、
「 -
Posted by ブクログ
パートだけで子育てや家事に専念してきた主婦が、突然の離婚。特に資格もなく、いままでのような生活費を得ることかどんなに難しいか…。
仕事が決まらない不安と苛立ちからか、「死のうか」と娘に言ってしまう母。
その一言から、不安と小さな怒りと夏休みを過ごすことになる安澄。
でも、ナゾの店のおじさんに頼まれ、猫のマルの面倒を見ることになる。お店に来るお客たちから、マルの背中の丸い模様をさわると、願いが叶うと言われている。
安澄には、マルがいてくれた、あの夏休み。
離れ離れになってしまった弟、理央。理央には、ゾゾがいた。
母がコンビニのパートの後、帰ってこない日がある。
もしかしたら、自分だけ死 -
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Posted by ブクログ
少年少女の成長が瑞々しく、ぐいぐい読めた。
恋と断定する前のやわらかな心の振動を描くのが上手い作家さんだけに、進展の遅ささえ楽しむことができる。
アニメ版だとかなり詰め込み過ぎでよく分からなかった部分にも合点がいって、ようやくスッキリ。
ただ、「二人の奮闘ははじまったばかり」エンドだったので、続きが気になる。
でも、たぶん一番面白いのは心を通わすまでの過程だという気もしているので、続編があってほしいような、なくて良いような、複雑な気分だ。
主人公のとりまく環境の変化は、「西の善き魔女」と似通ったものを感じた。
自覚ないままに、特別な出自を持つ主人公が運命に翻弄され、望まぬ闘争に巻き込まれてゆ -