酒井駒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少年少女の成長が瑞々しく、ぐいぐい読めた。
恋と断定する前のやわらかな心の振動を描くのが上手い作家さんだけに、進展の遅ささえ楽しむことができる。
アニメ版だとかなり詰め込み過ぎでよく分からなかった部分にも合点がいって、ようやくスッキリ。
ただ、「二人の奮闘ははじまったばかり」エンドだったので、続きが気になる。
でも、たぶん一番面白いのは心を通わすまでの過程だという気もしているので、続編があってほしいような、なくて良いような、複雑な気分だ。
主人公のとりまく環境の変化は、「西の善き魔女」と似通ったものを感じた。
自覚ないままに、特別な出自を持つ主人公が運命に翻弄され、望まぬ闘争に巻き込まれてゆ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ正確には4.5つけたい。
学園祭が始まって、真響vs高柳が全面戦争化。
一方、真澄はきょうだい以外に初めて関心を持った泉水子を自分と同じ世界に連れて行きたいと考えてしまう。
前巻のモデルの件から、もはや鈴原泉水子の存在は際だっていて、目立たない少女なんてとても呼べないことに。
泉水子は高柳の術中に嵌り、そのことに気付いて激昂して姫神の力を振るう。
泉水子のままで。
そこに迎えにいくのが相楽くん、という、なんともホットな展開。
二人の関係もとうとう覚悟が決まったところまで来たのではないでしょうか。
私もきゅんきゅんきたので、思わず引用してしまいます。
自らの力を忌み嫌っていて、誰かに迷惑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ学園祭がはじまるよ、の話。
泉水子ちゃんは中等部の代役で、お姫様のモデルをやることに。
その一件から注目度がぐんぐんあがっていて、深行くんはおもしろくない。
かわいい。このふたり。
一方、姫神がやっと自分のことをきちんと語りましたね。
鈴原の一族のもので、「世界遺産」で、未来で人類を滅ぼしたもの。
過去を改変するために、血をわたっていること、これが三度目の挑戦であり、他人を渡っているなかで記憶が薄れていくがゆえに最後の挑戦になるであろうこと。
思ったよりも姫神の存在が薄いままここまで来ましたね。
逆に「泉水子」の存在が強くなってきているから、最終的にはそれで統合されるのだろうか。
世界 -
Posted by ブクログ
ネタバレ泉水子ちゃん戸隠に合宿に行く編。
おともだちの真響・真夏・真澄きょうだいにフォーカスがあたっているこの巻。
高柳をたやすく取り込んだ真澄の正体は「神霊」の一部であり、その一部は愛馬をなくして心を弱めた真夏をも取り込もうとする。
泉水子が自分にできることを考えて、初めて積極的に姫神の力を使おうとするのがこの巻。
相楽くんが、じわじわ泉水子への好感度を上げてきていてすごくかわいらしい。
相変わらず姫神の正体はわからないままなんだけれど、和宮→真澄ときちんとステップをふんでわかりやすく概念を説明してきてるから、物語が進んでいけばわかるんだろうなあ、という安心感のもとで読める。
早く続きを!とい -
Posted by ブクログ
シリーズ6作目。最終巻。
泉水子は熊野の山奥の神社でひっそり育てられ、
はっきりとした自我がなかったとも言えます。
ところが深行という異分子に遭遇したことで変化が生じます。
それは、東京の高校へと進学し友人を得るという形を取りますが、
同時に、ただ何となく不安を抱えて生きる自分を見つめ直す、
言わば自分探しの始まりでした。
泉水子が余りにも無垢(無知?)でネガティブなので、
何度も歯がゆくなりましたが、
ここに至り自分の意見を大分言葉にできるようになっていて、
何だか見守ってきた姪っ子が這い這いを経てよちよち歩きしだした様な、
そんな感慨深さを覚えました。
前回の学園祭に続き、もう一波