あらすじ
大人気シリーズ「RDGレッドデータガール」の著者荻原規子が自らの”ファンタジーのDNA”を育んだ名作を紹介。『赤毛のアン』の日常と『枕草子』の宮廷生活、どちらの描き方にも共通するものとは? 古代中国を思わせる小野不由美の「十二国記」に西洋の児童文学を想起するのはなぜか。実は青春恋愛譚として読める佐藤さとるのコロボックル物語、『だれも知らない小さな国』。六百枚を超えたデビュー作『空色勾玉』のエピソードなど、読書の幸福が溢れるブックガイドとしても読める名エッセイ集。酒井駒子描きおろしのカバーも必見!
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Posted by ブクログ
荻原規子先生は昔から読書家だったことを感心して、こういう考え方をしてるんだって思いました。
エッセイ集の中に『ナルニア国物語』シリーズやらの本の内容を紹介をしてくれて、どれも面白そうだったので、いつか『ナルニア国物語』とかも読んでみたいと思っています。
Posted by ブクログ
かつて、この方の小説をよく読んでいた。この方が書いたことや枕草子の名前から読むことを決めたけれど、まあ知らない本が多くて悔しい。読んでいれば、作者が言うことも分かるだろうか。
私は思考型のファンタジーが好きなのかなぁと思う。
Posted by ブクログ
今年の目標は「児童文学を読む」なので、
大好きな荻原規子さんの児童文学についてのエッセイを。
わたしは荻原規子さんの「勾玉シリーズ」で人生が変わったと思っている。
いまでも覚えている、
小学生の頃、自分の机に向かって夢中で読んだ。
我慢できなくて机にかじりついて読んだ。
子供の頃に出会えて本当によかった。
これのおかげで私は日本文学部にすすんで
伝承文学を学び、伝承文学で卒論を書いた。
だけど、わたしはそんなに児童文学を読む子供じゃなかったんだなあ。
荻原規子と江戸川乱歩、
外国作品は赤毛のアンシリーズくらいしか読まなかった。
今思うと本当にもったいないことをした。
荻原規子さんが夢中になって読んだのは
ナルニア国物語や赤毛のアンシリーズなど、
外国作品が多いようだ。
メモをとる手が止まらなかった。わたしも読みたい!
とりあえずナルニア国からかな。
文庫版あとがきに、「日本の古典についても触れたものを書きたい」と書かれていて、そちらも熱望します!!
Posted by ブクログ
ファンタジー作家の頭の中をのぞく。
ファンタジー作家を目指して公募をはじめたばかりの私にとって、響く言葉がたくさんあった。
「本を読むことの効用は、中略 得た経験(否定的な経験を含めて)を自分の中に位置づけるとき、統合に必要な知識になるのだ」
とても納得。
Posted by ブクログ
流し読み。私にはどうも、好きなファンタジーと苦手なファンタジーがあると感じていて、その違いがまだ言語化できないのだが、この著者のいう「思考型ファンタジー」と「感覚型ファンタジー」という分け方は少しヒントになったかもしれない。ユングの類型論から思いついた分類らしい。
著者いわく、日本ではじめに評価されたのは思考型の方で、『モモ』や『ソフィーの世界』などドイツ系作品だった。感覚派の著者は失望していたが、そこへやってきた「ハリー・ポッター」シリーズ、そしてその勢いに乗って認知が広がった『指輪物書』などは、完全に感覚型ファンタジーだということで、そのブームに肩入れしたい思いだそうだ。
なるほど、そういうことでいうと私は思考派で、苦手だなと感じるファンタジーは感覚型なのかもしれない(ユングに従えば、感情型や直感型のファンタジーもあるだろう、との言及も少しだけあった)。こんなことを言って著者と対立しようなどというつもりは毛頭なくて、この分類という発想を示してくれてむしろありがとうと思っている。「ファンタジー」というジャンルではくくりきれないと、お互い(?)感じていることがわかった。