本川達雄のレビュー一覧

  • おまけの人生

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    この本の著者の方が書いた本「長生きは地球を滅ぼす」というのを社会人になってすぐの頃に読んで衝撃を受けました、その方が書かれた別の本をネットで手に入れて読み始めましたが、読みかけになっているのを発見しました。

    今年7月末までに家にある読みかけの本を全て整理する目標を立てているのでリサイクルに回そうと思いましたが、パラパラめくっているうちに全部読んでしまいました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ピタゴラスは「万物は数である」と主張した、存在の本質を「数」だとしたのである、彼は宇宙までも含めて万物を数に還元してしまった、このような過激な思想が生まれる土地柄(ギリシアの植民地、イオニア)だっ

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    2025年07月14日
  • 生物多様性 「私」から考える進化・遺伝・生態系

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    ・中盤までは生物学概論の講義みたいな、いかにも新書な内容。
    ・後半は、「私」とは何か?っていう哲学の話。次世代も環境も「私」の一部だから生物多様性を守った方がいいよね、ってことかな。
    ・子どもも「私」っていう主張とか、「好き好き至上主義」への批判とか、個人的には納得できない話がいくつかあったな。父権主義を感じて...。
    ・生物多様性についての現状とか、保全の取り組みとかについて深掘りする本かと勘違いしてた。ちょっと思ってた内容と違ったな。

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    2025年07月06日
  • ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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    前から気になってた本を読むシリーズ。
    両対数とってから直線引くやつ慣れなくて難しかった。
    論旨自体はおもしろ。いろんな変数を体重に回帰してから比をとっていくの、妥当性は知らんけどアイデアとしては興味深いし結果も面白かった。死ぬまでに心臓は何回打つか、とか。

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    2025年05月26日
  • ウマは走る ヒトはコケる 歩く・飛ぶ・泳ぐ生物学

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    動物の移動という視点で、その動きと形態についての細やかな解説本。
    本川先生の軽妙な語り口は、今回封印されているかのようになくて、ちょっとお堅い印象になっている。とはいえ豆知識的なコラムが随所に差し込まれていて楽しい。ただ動物が移動する時の身体の動きについて、とても丁寧な説明がされているため、全部を咀嚼するのは結構大変かもしれない。
    流体力学についてもきちんと解説されているので、100㌫生物学の本というよりは、やや工学よりな内容だなあと感じた。
    人間の歩行の話になると割と頻出する『ナンバ歩き』についてはコラムで書かれていて、『七人の侍』を見ると、その歩行の違いがわかるという紹介されていた。機会が

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    2025年05月17日
  • ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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    最近の本だと思ってたら30年以上前の本だった!奥付を見ると2017年で78版というロングセラーだ。
    だが、内容が古くなってないか心配、、、と思いつつそれなりに面白くて読み終えてしまった。途中ちょっと眠たくなったところもなくはなかったが(これは私の体調にもよる)、最後の方のヒトデの話とかも楽しかった。
    冒頭に、哺乳類はどの動物でも一生の間に心臓は20億回打つ、と書かれてあって「へえ〜」と思ったが、ちょっと調べてみると現在の人間の平均寿命の場合は30億回ともあって、やはり生育環境はかなり影響するぽい。
    しかし、動物それぞれに時間の感覚があるということは信用できそう。
    前にユクスキュル『生物から見た

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    2025年03月12日
  • 絵とき ゾウの時間とネズミの時間

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    一見関係なさそうなガリバーの話から、大きな生物と小さな生物の違いの話へと繋げていくグラデーションが美しかったです。当時小学生だった私は、単なる子どもの絵本だと高を括って全く理解できずに時間を無駄にしました。しかし今再び読んでみて、イラストと共にコンパクトに生物学がまとめられていて、興味深い本でした。難しい内容を踏まえてつらつらと書くのはめんどうなので、一言でまとめると、「みんな違ってみんないい」と言った印象を受けました。

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    2025年02月23日
  • 絵とき 生きものは円柱形

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    文章は『ゾウの時間 ネズミの時間』でおなじみの本川達雄先生。人間の体が円柱というのは割りと思いつきそうな気がするけど、葉脈や翅脈に円柱を見出だすのは難しい。いろいろ勉強になる一冊。

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    2025年01月03日
  • ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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    生物学の本を読み始めるきっかけとなった本です。ゾウもネズミも死ぬまでの心拍の回数は同じ、ただそのスピードが違うだけ。スポーツ選手が短命と言われるのもそれが原因といわれる諸説があるとか。ここから「生物と無生物のあいだ」を読んだのが最高の流れでした。

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    2024年05月13日
  • ウニはすごい バッタもすごい デザインの生物学

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    地球上の生物のなかでも、特に無脊椎動物について、その生態を詳細に解説している。
    内容はとても興味深いのだが、見慣れない単語ばかりなので、その都度思考が停止してしまった。
    「刺胞」「原腸胚」「穿孔性」「渦鞭毛藻」「管足」「飛翔筋」「背縦走筋」「無翅類」「外套膜」……など他にの多数の専門用語。
    字面から意味を想像して、なんとか読み進めた。

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    2024年04月26日
  • ウマは走る ヒトはコケる 歩く・飛ぶ・泳ぐ生物学

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  歩く・走る
    第2章  歩く力・走る力
    第3章  歩行の進化
    第4章  車輪
    第5章  筋肉~移動運動のエンジン
    第6章  泳ぐ
    第7章  流体力学ちょこっと入門
    第8章  飛ぶ
    第9章  飛ぶ力
    第10章  さまざまな飛行
    第11章  ウニの歩行

    <内容>
    本川先生、三作目の「サイズとデザインの生物学」完結編(帯のフレーズより)。「動物」なのだから“動く”。そこにフィーチャーした本編。力学のさまざまな法則が飛び交い、純粋文系の私にはやや難しかった。ただ“動く”為の生き物の理にかなった構造(体型・筋肉・骨など)やその動き(歩く⇒走る・泳ぐ・飛ぶ)について、(たぶん)わかりや

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    2024年04月07日
  • ラジオ深夜便 うたう生物学(集英社インターナショナル)

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    気取りのない生物学のエッセイ集。もともとはラジオ番組のコーナーから始まっているので、耳で聞いた方が楽しそうな内容。
    著者の著作である『ゾウの時間 ネズミの時間』を読んで置くと、更に楽しめるのではないかと思った。

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    2024年03月14日
  • ラジオ深夜便 うたう生物学(集英社インターナショナル)

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    面白いといえば面白いんだけど
    ラジオ聴いてた方がおもしろいのかな、
    なんかわからないし、ちょっと読みたい感じと違ったかも…

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    2024年02月04日
  • ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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    なるほど、と感心。ゾウとアリ、考え方によっては同じ時間を生きている。島国と大陸、日本人の特性がわかるような。根拠のための数字がたくさん出てきて、文系の私は?分かったような理解不能のような。

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    2023年12月28日
  • 生物学的文明論

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    生物学の専門家ということで全体に占める研究対象の話は多かったのですが、それが社会とどう結びつき、生物的な考え方を社会にどう活かすのか?
    という点がいくつかのセクタに分かれており考えされられました。

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    2023年02月08日
  • ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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    30年前の名著。当時読んだかな?思い出せない。

    日本人は島に住んでいるのだから、自己のアイデンティティーを確立するためにも、島とは何かを、真面目に考えるべきだ。

    日本人のエネルギー消費量は4400W 半分か代謝量で体重換算すると4.3t
    日本の人口密度(320/km2)から計算される体重は140g

    なぜ細胞はそろいもそろって10ミクロンなのだろう?

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    2023年03月08日
  • ラジオ深夜便 うたう生物学(集英社インターナショナル)

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    なるほどーと、あたらしい発見があるうえにわかりやすくておもしろい。

    ▼簡単なメモ

    【歩き方】爬虫類は横に張り出した手足を身体をくねらせることで動かし移動する。ほぼ魚と同じメカニズム。ちなみにすり足(ナンバ歩き)はこの歩き方。
    【円柱】生物のパーツは円柱形のものが多い。
    【大きさ】大きくなるほど表面積の率は低くなる。
    【エネルギー消費量】人間が食べる食物の量は一日百二十一ワット。電気や天然ガスなどの形で使っているのは三千三百ワット。身体の時間は縄文時代から変わっていないのにエネルギー消費量は三十倍、要するに生活の時間は三十倍になっているギャップが現代の息苦しさ。またエネルギー消費量は体重の四

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    2022年05月04日
  • 絵とき ゾウの時間とネズミの時間

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    ネタバレ

     人間の心臓は1分間にほぼ60回打つ。ハツカネズミは600回、ゾウは30回。心臓が15億回打ったら、みんな死ぬ。本川達雄「絵とき ゾウの時間とネズミの時間」、1993.3発行。動物は、その体の大きさの違いで、寿命は長短あるけど、小さい動物はその小ささで、大きい動物はその大きさで、それぞれの一生を誠実に生きている(^-^)

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    2021年10月14日
  • ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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    動物の身体の大きさと心拍速度との関係について書かれた本。時間の概念が種によって違うといった考えはとても興味深い。自分が人間じゃなくほかの動物だったら世界がどのように見えるんだろう、とか考えたりして想像力が膨らんだ。

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    2021年04月21日
  • ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学

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    ・時間の流れ方は、個体の大きさで違う
    ・虫は、他の生物が食べない葉っぱを食べるように進化して生き残った。
    あとの難しい話は忘れた

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    2021年03月07日
  • 生物多様性 「私」から考える進化・遺伝・生態系

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     かなり以前になりますが、本川達雄さんの代表作「ゾウの時間 ネズミの時間」を読んでいい刺激をもらいました。久しぶりに本川さんの著作です。
     本書は、「生物多様性」についての本川さんの講演内容をもとに編集されたものとのことです。
     「生物多様性」を重視する意義を説くにあたり理解しておくべき生態学・進化論・遺伝学等の基本を辿りつつ、本川さん流の考え方を開陳しています。

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    2021年03月04日