本川達雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は生物学者だが、タイトル通り哲学的な話題を物理学なども幅広く交えて「現代人の生き方」を問いかける内容。
本書を書いた時点で68歳という年齢が大きく影響しているであろう。「エネルギーを大量に使って時間を買っている」現代の時間の流れを批判的に捉えている。著者の専門分野であるナマコの他、様々な動物の生態や今より機械に囲まれていなかった時代の日本人の生活などと比較し、システムを作る技術者(やそれを商売にする人達)によって生物としての人間本来のリズムが妨げられていると述べている。
やや極論に走っているところも感じられるが、資本の論理に世の中全体が巻き込まれているという批判は賛同できる。 -
Posted by ブクログ
生物の構造は円柱が多いという点に着目した生物学
小学5年生の教科書にも載っているそうだ
高校の生物でやった内容を知っていればスラスラ読める
第1章 生きものは円柱形
第2章 生きものは水みずしい
第3章 生きものはやわらかい
第4章 生きものの建築法
第5章 動物は動く
第6章 サイズと動き
第7章 時間のデザイン
生物が球形を基本にするのは、生物の主成分が水であり
表面張力の関係からというのは容易に想像できる
では、なぜ円柱なのか?と問われると、もうちょっと違った角度からのアイデアが必要になる
小さければ小さいなりに、大きければ大きくなるための構造が必要であり
必要に応じて柔軟性、堅牢性、拡張性など様々な利点があって円柱刑になっているのがわかる
生物のデザインとは何と合理的なのか、と改めて驚かされる -
Posted by ブクログ
30年前の初版時からタイトルは知っていたがようやく一読。
哺乳類ではどの動物も一生の間に20億回心臓を打って死んでいくそうだ。それぞれのリズムでその一生を生きていく。大きい方が長生きで、体重当たりのエネルギー消費量は少なく、個体数は少ない。小さい方はエネルギー消費量は多いが、個体数は多く、一世代の時間が短く、その分突然変異の生まれる確率は高い。
そう考えると、サイズ的にゾウと同等のエネルギーを消費する現代人類は何とも分不相応だろうか。または桁違いな存在だろうか。
その他、極小生物、植物、昆虫、サンゴ、ウニ、ヒトデ等々の驚きの生態、構造を教えてくれる。いくぶん古い本ではあるが、目に見えない極小の世界、時間・空間感覚といった何やら哲学的な話題や非日常的な世界観に触れ新鮮な気持ちになれた。 -
Posted by ブクログ
畳みかけるように次々と展開するため、ワクワクしてページをめくる手をなかなか止められない
おまけに著者の想像力豊かな表現力が大変素晴らしく、いちいち拍手をしたくなるのだが…
今回そちらを強調したいので、その部分に(面白表現)と記載してみた
(こういうのって楽しい♪)
動物は体のサイズに応じて違う単位の時間をもっている
ゾウはゾウの時間
ネズミはネズミの時間があるという
一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量はサイズによらず同じ
生物における時間を物理的な時間と区別して、生理的時間と呼ぶ
物理的時間でいえばゾウはネズミよりずっと長生き
しかし心臓の拍数を時計として考えるならば、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きて死ぬことになるだろう
小さい動物の体内で起こる現象のテンポが速いのだから一生を生き切った感覚はゾウもネズミも変わらないのではないか
(うわー面白い!物理的時間でしか物事を考えたことがなかったため、こんな考え方があるとは驚いた
生理的時間で物事を考えると違った見方が出来そうではないか!
年を取ると時間を早く感じてしまう…とかね)
先ほどの生理的時間をもう少し専門的に描写されたのが以下の内容だ
・体重が増えると時間が長くなる
時間は体重の1/4乗に比例する=体重が16倍になると時間が2倍になる
体重の増え方に比べ時間の長くなり方はずっとゆるやか
・1/4乗則というのは時間が関わっているいろいろな現象に広く当てはまる
寿命から成長の時間、性的に成熟するまでの時間、赤ん坊が母親の胎内に留まっている時間、
息をする時間間隔、心臓が打つ間隔、腸がじわっと蠕動時間、血が体内を一巡する時間、
体内から入った異物を再び体外へ除去するのに要する時間、タンパク質が合成されてから壊されるまでの時間など
生物における時間を物理的な時間と区別して、生理的時間と呼ぶ
以下は興味深いものの抜粋
・大きいもの
メリット:ちょっとした環境の変化はものともせず長生きできる
デメリット:1世代の時間が長くその結果、突然変異により新しい種を生み出す可能性を犠牲にしている
(例:象…象の仲間で現在生き残っているのはインド象とアフリカ象の2種類だけ)
・小さいもの
メリット:1世代の時間が短く、個体数も多いため短期間に新しいものが突然変異で生まれて出る確率が高い
デメリット:小さいものはしょっちゅう餌を食い続けなければならず、餌がちょっとでも見つけられなくなったらすぐ飢えて死ぬ危険に直面する
・島の法則…島に隔離されると、サイズの大きい動物は小さくなり、サイズの小さい動物は大きくなる
理由:島という環境は、捕食者の少ない環境であるため
この島の法則は人間にも当てはまりそうだ
大陸に住んでいればとてつもないことを考えたり、常識外れなことをやることも可能だ
だが島では出る釘はすぐ打たれてしまう…(面白表現)
・体重が増えるほどには、食べる量は増えない
・大きいものほど速い
ただしサイズがどんどん大きくなれば際限もなくどんどん速くなるわけではない
地上で1番速いランナーであるチーターは体重約55キログラム
これ以上体重が増えても速度はほとんど増えない
サイズが大きくなると、足にかかる衝撃は大変なものになり、足は体を支えきれなくなってしまう
・主要な臓器はサイズが変わっても体の中で占める比率は変わらない
つまり哺乳類の体の作りはサイズに限らず、ほぼ一定の比率でできている
ただし体重が増えるほどには器官の重量が増えないものがある
脳や内分泌器官である(体の機能を制御しているもの)
制御する方の重さが制御される方の重さに正比例しない
(例:車の鍵…軽自動車とトラックの鍵の大きさはそれほど変わらない、ハンドルも2つにならない) (面白表現)
・動物では時間は体長の3/4乗に比例する
まだ理由は不明だが、長さは空間の単位だから、時間と空間はある一定の相関関係を保っていると言うことを意味する
動物を理解するためには、「空間」と「時間」と「力」、この3つに対する感覚が必要
ヒトは視覚主導型の生き物
空間認識はよく理解できるが、時間感覚や力の感覚はあまり発達していない(時計に支配されている人間)
・細胞のサイズは、動物の種類が違っても、ほとんど変わらずの一定(直径約10ミクロン)である
細胞の真ん中には遺伝子情報を持った核がある
・植物細胞は50ミクロン
・動物が柱と梁を組み合わせた骨組み建築(動物では骨格系が体を支えている)
・植物はレンガ積建築である(細胞1個がレンガ1個に対応)
・建築法の違いは動くか動かないかと言う事と深く関係している
骨組み建築なら、柱と梁のつなぎ目を間接にしてあれば体が変形して動くことができる
レンガ積ではレンガ同士が全て貼り合わされているので動くことができない(壊れやすいが増やしやすい)
増やしやすい→光合成において光を受ける面積が広い方が良いし、背丈の高い方が他の物の影にもならずにすむ
■昆虫
・サイズが小さいことの長所…変異を短時間で生み出すことができる
・サイズが小さいことの短所…外の環境に左右されやすい
陸上の生き物では、乾燥にいかに耐えるかが大問題となる
体の表面を殻ですっぽり大ことにより、乾燥の問題を解決した(この殻をクチクラという)
・サイズが小さいが故、循環系に頼ることなく、空気をチューブで酸素を必要とする細胞まで直接配達する気管がある
空気の詰まったチューブのため拡散だけで速やかに酸素が運べる
・昆虫は成長のたびに脱皮する、気管も脱皮する
脱皮というものは費用と危険を伴う(面白表現)
ここから昆虫のサイズの上限を決めているのではないか
・昆虫は変態(羽化)を節目として、食性と運動法を切り替える
幼虫期はあまり動かずひたすら食う (この時は胃袋が重くても良い)
羽化して成虫になると、飛びまわることが最優先になり、消化の良いものだけを食べる
■動かない動物たち(サンゴ)
・サンゴは体の中に、褐虫藻と言う小さな単細胞の植物を大量に共生させている
この共生藻が光を受けて光合成をし、作り出した食物を気前よく親であるサンゴに分け与える
サンゴは自前の農場を体の中に持っている(面白表現)
・レンガ積建築法
単一ユニットをどんどん積み上げていく
つまりサンゴはたくさんの個体が集まってできた群体である
・個々のユニットは分裂や出芽によって無性生殖的に増え、成長に制限がない
また硬い殻はユニットが死んでも残るので体が大きくなるに都合が良い
個体には寿命があるが、群体としては新しい個体が付け変わっていくので寿命は無い
・固着性の生物にとって、土地と言うのは最大の財産である
日当たりの良い場所を確保したら死ぬまで手放せないほうがいい(面白表現)
■ちょっとだけ動く動物(棘皮動物 ウニやヒトデ)
・ウニ…棘を折りたたみ式にできる
棘は根元の殻とのつなぎ目が関節になっていて、と棘を立てたり倒したり(360度どの方向にも)できる
棘を倒せば、ウニは殻のサイズまで小さくなれるので、岩穴などの隠れ家を見つけやすくなる
・ヒトデ…体の表面には、数ミリ程度の小さな骨(骨片)がびっしりと敷きつめられており、
この小さな骨片が結合組織でつづり合わされた鎧を着ている(面白表現)
結合組織は硬さを変えられるため、自由自在に体を動かせる
・ヒトデの捕食
貝の食べ方…5本の腕で抱きかかえたくさんの管足を貝の殻に吸い付かせ、殻をこじ開ける
胃を口から出し、殻の隙間から貝の体内に滑り込ませ、消化液を分泌し、貝を溶かして吸収し食べてしまう
何時間、何日もかけて(なかなかエグいなぁ)
著者のあとがきより…
動物の世界観とヒトとの違いについて
ヒトの常識にあてはめない
生物学はヒトという生き物を相対化して、ヒトの自然の中での位置を知ることができる
生物学というのは身近でありながら、実に謎が多い
上手いこと出来ているなぁと感心させられることが多く神秘的だ
後半の動かない動物やちょっとだけ動く動物…面白かった
生命を司る工夫がなるほど!というものばかり
さすが生き残った者たちだ!
さて本書は全て理解できたかは正直微妙なのだが(笑)…
計算式をすべてすっ飛ばして読んだとしても、初心者でも楽しめる
専門的な話には都度例えや噛み砕いた説明があり、わかりやすく最初から最後まで楽しめた
ヒトという常識に囚われていることに気づくと同時に、
ヒトって生きるための使い勝手が何かと悪いから脳が発達したのかも…とふと思った
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絵とき ゾウの時間とネズミの時間
- カート
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試し読み
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絵とき ゾウの時間とネズミの時間
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
ガリバーが小人国に流れついた
背丈が12倍だから食事は王様の12倍だろうか
体重が1728倍だから食事も1278倍だろうか
面積が144倍だから食事も144倍だろうか
実は全部違う
答は185倍だった。
何故だろう?
たくさんの不思議シリーズ傑作集の一冊
このシリーズ傑作が多いけど
本川達雄さんの中公新書のベストセラーを
本川達雄さんの文で絵本化しただけあって
とっても学びの多い絵本になっていました
「ブクブク本袋」で司書さんが選んだ本。
大きいと、いいことがある。
小さいと、いいことがある。
大きい動物も小さい動物も、
みんな生きている。
ネズミの一生は短い
ゾウの一生は?長い
ネズミの心拍数は600回/1分間
ゾウの心拍数は30回/1分間
それじゃあ
ネズミとゾウの一生の心拍数は?
実は同じなんだ!
自然て凄いね
でもこの絵本には
人間のことは書いていない
人間の「時間」は、
自分で測れ、ってことなのかな? -
Posted by ブクログ
ネタバレ例え話などをうまく使って、生物の性質をコミカルに説明する一方、時間や命など大きな観念を捉え直そうとする大胆さもあり、面白かった。
印象的だったのは、時間とエネルギーに関する記述。現代は、石油を燃やしてエネルギーを使い、恒常的な環境(温度も明るさも一定の環境)を作り出して生産性を高めている。しかし実はこの恒環境をひとつの環境問題と捉えるべきではないか(著者はこれを「時間を速める」と表現する)。私たちは、時間を速めることもゆっくりすることもできる。時間を意図的にデザインできる。私たちは時間というベルトコンベアに乗って運ばれているだけの存在ではなく、自らのエネルギーを使ってベルトコンベアを回す主体なのだ、と -
Posted by ブクログ
本川達雄(1948年~)氏は、東大理学部生物学科卒、東大助手、琉球大学助教授、デューク大学客員助教授、東工大教授を経て、東工大名誉教授。専攻は動物生理学で、棘皮動物、特にナマコを主な研究対象にしている。「アロメトリー」(動物の各部分の大きさや機能を示す数値の間に成立する「べき乗」の関係)という、日本でなじみの少ない学問分野を平易に解説した『ゾウの時間、ネズミの時間』(1992年)はベストセラーとなった。
本書は、著者が大学の一般教養科目で行ってきた生物学の講義をベースに、NHKラジオで連続講演を行った内容をまとめ、2011年に出版されたもの。著者の専門分野の研究内容を取り上げつつも、エッセイ風のとても読み易い文体・内容となっている。
目次は以下である。
第1章:サンゴ礁とリサイクル 第2章:サンゴ礁と共生 第3章:生物多様性と生態系 第4章:生物と水の関係 第5章:生物の形と意味 第6章:生物のデザインと技術 第7章:生物のサイズとエネルギー 第8章:生物の時間と絶対時間 第9章:「時間環境」という環境問題 第10章:ヒトの寿命と人間の寿命 第11章:ナマコの教訓
前半の共生、生物多様性、水資源、生物の形などの話も面白いのだが、私が特に興味深く読んだのは、後半の「スケーリング」(動物の、大きさが変わったら、体の各部分の大きさや機能がどのように変わるのかを調べる学問で、上記の「アロメトリー」とは、そこから導き出された一定の関係式のこと)を手掛かりにして、著者が展開した、以下のような生命観・文明論的な言説である。(私は『ゾウの時間、ネズミの時間』は既に読んでおり、そこにこそ本書の付加価値が見出せるし、著者が書名を「~文明論」とした意図もそこにあると思われる)
◆時間とエネルギー消費量の関係(エネルギー消費量に比例して時間が速くなる)から、生物は皆(ゾウもネズミもヒトも)、一生の間に心臓は15億回打ち、30億ジュール分のエネルギーを消費して死ぬ。それに基づけば「ヒト」の本来の寿命は40年で、事実、江戸時代の寿命は40歳代である。よって、ここ数十年で寿命は急激に伸びたが、それは技術が作り出した「人工生命体」とも言えるものである。
◆上記の1サイクルは全ての動物に均しく、親→子→孫という世代交代の繰り返しの単位が寿命と見ることができ、それは真っ直ぐに流れ去っていく物理学の直線的時間とは別の、生物の「回る時間」と捉えられる。
◆上記より、直接的生殖活動を終えた老後においては、広い意味での生殖活動、即ち、次世代のために活動をすることに意味を見出すべき。
◆現代人は、社会活動において、エネルギーを使って(便利なものを作り、動かして)時間を速めているという意味で既に「超高速時間動物」となり、更に、エネルギーを使って環境条件を一定に保つ(クーラーや24時間営業のコンビニなど)という意味で恒温動物ならぬ「恒環境動物」となりつつある。
◆現代人の大きなストレスの原因のひとつは、昔から変わらない体の時間と、桁違いに速くなっている社会生活の時間のギャップによるものと考えられる。社会的時間の考え方を見直すことができれば、精神的な健全性を取り戻すと同時に、温暖化・エネルギー問題の解決にもつながる。
生物とは如何なるものか、生物的に生きるとはどういうことかを、改めて考えさせてくれる良書と思う。
(2022年8月了) -
Posted by ブクログ
サンゴ礁
全海洋面積の0.2%に海水魚類の1/3、全海洋生物の1/4がいる 生物生産性100倍
熱帯、浅い、岩場 =安定した環境
石灰岩のサンゴの中で褐虫藻が光合成し、CO2や排泄物の窒素、リン酸を受取る
粘液が体を覆う バクテリアが食べ、食物連鎖
温暖化により褐虫藻の活性酸素が増え、藻が減り、サンゴが白化=死滅
昆虫
動物の7割、生物の5割、個体数も一番多い
クチクラ(=キューティクル)
表皮細胞から生成された三層構造の薄くて硬い死んだ膜
べニヤ板構造+キノン硬貨(キノンによる架橋)=タンニング 黒いほど硬い
関節部はキノン硬化が少なくなっていて曲がりやすいが一体
羽
トンボなど 古い昆虫は 直接筋肉で羽ばたくので30Hzほど
ハチ、蚊などは 筋肉バネで張られたクチクラ共鳴箱が最大1000Hzで振動する
気管
拡散で 酸素を(哺乳類の血液より)早く筋肉に送り込むシステム
毛細器官の直径0.2μ 酸素分子の平均自由工程の2倍、酸素は通るが水は通らない
乾燥した陸上で活発に活動できる小さな生物は昆虫のみ
小さいと多くなれる 被子植物と共生
レジリン ノミのバネ力
強弾性タンパク質 弾性エネルギーの97%が位置エネルギーに変換
ためたバネ力を一気に解除して身長の200倍飛びあがる
完全変態 昆虫の83% 生物で最も多い種
幼虫はたくさんある葉を長い時間をかけて食べる
花と蝶の命は短い
棘皮動物 ヒトデ
良く動く動物は 一方向にに配慮した細長く左右対称形状
動かない生物は 環境に均等に向き合う放射形状
5角形は水流の陰になる腕が少ない、3は陰にならないが腕の数が少ない
花びらは5枚が多い
滑走路としての花びらは1本あたり2方向に使えるが、偶数では半分無駄になる
3では少なすぎるから5になる 多すぎると線が見えにくくなる
ユリは6に見えるが実は3枚は萼
骨片が筋肉でつながった骨格
穴だらけ ステレオム構造 内骨格 割れにくい 壊れにくい 直す機構を含む
キャッチ結合組織(皮膚や靱帯相当)が硬さ調整 筋肉の1/10のエネルギーで維持
柔らかくなるには10倍のエネルギー -
Posted by ブクログ
クチクラの素晴らしさがよく分かった。原クチクラをタンニングすると水分が抜けて硬くなる。キノン硬化。蛋白質同士の橋架が行われる。クチクラは初め白くしなやかだがタンニングによって茶色→黒と強度が増してくる。軽量なので昆虫の羽にもなっている。
水分の蒸発を抑える事が陸上の昆虫の課題で、気管を別に作ったり、クチクラで外骨格を作った。小さな生き物ほど体表面からの蒸発が多い。
脱皮をしなければ大きくなれないが、リスクは大きい。気管の1つでも引っかかってクチクラが脱げなければ、脱皮の最中に死んでしまう。
動物の中で1番種類の多いのは昆虫。全動物の7割以上。生物全体でみても昆虫が半数を占めている。
昆虫の変態は完全変態(バッタなど)と不完全変態(チョウなど)の2種類で、不完全変態が進化的には新しいもの。そして昆虫の83%を占めている。
花と蝶。幼虫の餌は葉など消化に時間と労力を伴うがいつでもあるもの、体も腸が長く重くても良い。反対に成虫は限られた時期にしかない少量の花の蜜、燃料として吸収が良く飛ぶのに使うエネルギーとして軽くて便利良い。
ナマコは殻も骨も持たないが、真皮が分厚く、その中に微細に砕いた骨をいれ、すり減らないようにしている。また、強度を3種類設定でき、1番柔らかい時は引っ張られれば引っ張られるだけ、伸びて千切れたり溶けたりする事もできる。
棘皮動物のキャッチ靭帯。疲れを知らない筋肉。柔らかくなる時に通常の10倍エネルギーを使うが硬くなる時は通常の1.5倍。中でもキャッチ結合組織は更に利点が多い。
脳、心臓(血管系)、肺、目もない。代わりに半分にすればナマコは2つに分かれるし、1つの腕から5本足を再生するヒトデもいる。
動かない生き物は奇数の花弁などを持つ物が多く、動く生き物は割り切れる偶数の足などを持つ物が多い。
三角形と五角形を繋ぎ合わせれば、球体に近い物体ができる。