生物学的文明論

生物学的文明論

660円 (税込)

3pt

豊かな海をはぐくむサンゴ礁にも、日夜潮だまりで砂を噛むナマコにも、あらゆる生きものには大切な意味がある。それぞれに独特な形、サイズとエネルギーと時間の相関関係、そして生物学的寿命をはるかに超えて生きる人間がもたらす、生態系への深刻な影響……。技術と便利さを追求する数学・物理学的発想ではなく、生物学的発想で現代社会を見つめ直す画期的論考。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

生物学的文明論 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     生物学からみた文明論。還暦をすぎたら、本書を入門書に生物学を学ぶのがよい。生態学のところで、サンゴと褐虫藻の共生の描写は、とても美しい。生物のサイズと時間の関係は、目からうろこの感動を覚えました。アロメトリ式(べき乗の式)がちょっと面倒でした。心臓の鼓動15億回、生涯に消費されるエネルギーは30億

    0
    2016年06月02日

    Posted by ブクログ

    ◯自然から意味を剥奪してしまって、単なる事実に還元してしまったのが、科学というものです。それはそれで結構な物の見方ですが、それでは子供たちや一般の人々は、どうしても、とっつきにくくなってしまうでしょう。(116p)

    ◯四角で硬い直線的なものが機能的で良いという美意識に、私たちは慣らされすぎているの

    0
    2015年05月16日

    Posted by ブクログ

    本川達雄著「生物学的文明論」新潮新書(2011)
    *今の世は、マネーが万事のお金の世。この貨幣経済の背景にあるのも、数学・物理学的発想です。つまり数学・物理学的発想が、この便利で豊かな社会を創り、同時に環境問題などの大問題を生み出しているというのが生物学で世の中を見る著者のスタンスです。
    *珊瑚礁に

    0
    2014年02月02日

    Posted by ブクログ

    推薦理由:
     1992年に出版されて大きな話題となり、今や必読書と言われている『ゾウの時間ネズミの時間』の著者が、生物学者の立場から述べた文明論であり、環境破壊や資源枯渇などの問題の解決策として、多様性を大切にする生物学的価値判断を提案している。
     我々人間も生物のひとつであり、「私」を引き継いでい

    0
    2012年07月16日

    Posted by ブクログ

    人間とネズミや微生物の間に流れる時間は等しいものであるが、『体感時間』には大きな違いがあるという話にはわかっているようでわからないとても面白い話であった。生物学の観点から様々な物事をみることの面白さを知れました。

    0
    2012年06月20日

    Posted by ブクログ

    生物学の視点を通して現代社会に生きる人間のあり方を見つめ直す。なかなか良いことを仰っている。
    サスティナブル社会を考えていくのに生物の知恵を知るのは重要。

    0
    2022年10月27日

    Posted by ブクログ

    本川達雄(1948年~)氏は、東大理学部生物学科卒、東大助手、琉球大学助教授、デューク大学客員助教授、東工大教授を経て、東工大名誉教授。専攻は動物生理学で、棘皮動物、特にナマコを主な研究対象にしている。「アロメトリー」(動物の各部分の大きさや機能を示す数値の間に成立する「べき乗」の関係)という、日本

    0
    2022年08月30日

    Posted by ブクログ

    生物からみた人間への視点、生物の多様性と偉大さ、リサイクル性、ゾウの時間とネズミの時間の進み方の違い、世のために働くとはどういうことかと色々なことが書かれている一冊であった。体重の3/4乗、時間は体重の1/4乗、生物学的時間、生物は円柱形、水の大切さ、食物連鎖、生物学的に考えるとはどういうことか?3

    0
    2020年08月14日

    Posted by ブクログ

    固いタイトルとは裏腹に、読みやすくて分かりやすい良著。
    「生物学的発想で現代社会を批判的に見た」という著者の試みは成功していると思う。
    後半は、著者が「説教じみてしまいました」と少し反省するほど批判に熱が帯びてきているけれど、まぁそれもアリ。

    0
    2018年11月18日

    Posted by ブクログ

    生物の持つデザイン、量(数学・物理学的)よりも質(生物学的)という提言や相対的な時間の考えに納得。中盤は生物の時間・寿命から、ヒトの人生に関するやや哲学的な話に感心した。後半は、また著者の研究対象であるナマコを例にとって締め括られたが、ヒトとして進化してしまった以上、ナマコのような生活もできないし…

    0
    2017年09月06日

生物学的文明論 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

本川達雄 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す