本川達雄のレビュー一覧
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帯には「生物学入門の決定版!」とある。ちくまプリマー新書である。油断していた。ちょっとこれはいつもと違うぞ。なんだか哲学っぽい。そうこうしているうちにアリストテレスが出てくる。並行して「天然知能」を読んでいる。どちらで読んだのかが分からなくなってくる。そして一気に5章で小学生向け。これはいいと思っていたら、またそのあとは専門的になっていく。数式も出てくる。数式にはそれほど抵抗はないが、やはり難しいのは難しい。時間の速さはエネルギーの消費量に比例する。近現代、大量のエネルギーを消費することで、一定の物理的時間の中に、大量の生物的時間を食い込ませてきた。太古の昔、ながらくは、時間はゆるやかに流れて
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生物(どちらかというとマイナーな種類)の仕組みの巧妙さを解き明かした本。
昆虫は軽くて硬いクチクラの発生が肝で、これで飛べるようになったし、水分を保持できるようになった。また変態は幼生時はふんだんにある葉を長期間にわたり食すことであまり動かず大きくなり、より効率的な蜜や花粉は、その短いピークに合わせて成虫となって翅を持って飛び回り摂取し、交尾を行い次の世代を生む。翅もその起源は不明だが、トンボのような筋肉を使って飛ぶものと蜂のようなクチクラの外骨格を振動させて細かく翅を動かすものがあり、後者は筋肉は振動に比べはるかに動かす回数が少ない省エネである。また虫は小さいので揚力が少なくその分羽ばたかな -
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この20年ばかり本を読み終わって、その内容を忘れない様に「レビュー」と称して、本の中の気になったポイントを書き出す作業をしています。自分の言葉に置き換えないと意味がないという方もいらっしゃいますが、本の内容を着実に描くことで、後から見返して、それに対して自分の意見を持つことができるので、私はこの方法を続けていこうと思っています。
さて、この本は12年ほど前にレビューを書いたことになっていますが、初めて読んだのは、2005年位だったと記憶しています。本を読んで自分の「人生観」が変わったと思える記憶に残る本です。
以下は気になったポイントです。
・今日の日本が直面している大問題は、すべて時間の -
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ネタバレ[ 内容 ]
多くの生物がそこに住み、互いに助け合って生きるサンゴの森。
エビ、ウニ、ナマコなど、さまざまな種類の生物が密接な協力関係のもとに暮らしている。
しかし多様性と共生がキー・ワードであったサンゴ礁が、危機に瀕している。
地球温暖化によって海水温が上昇し、共生を保てなくなったサンゴが死滅しつつあるのだ。
本書は、生物たちの絶妙な関係を紹介し、海を守るサンゴ礁のこれからを考える「自然の教室」である。
[ 目次 ]
1 教えて!サンゴ礁(サンゴに関するQ&A サンゴ礁に関するQ&A)
2 もっと!サンゴ礁(褐虫藻との共生 褐虫藻をもつさまざまな生物 サンゴの進化 サンゴを棲家とする動物た -
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興味深かったこと
・太平洋と大西洋のサンゴの種数の差
最後の氷河期で大西洋は全体が冷えて多くのサンゴが死滅した一方で、太平洋は大西洋よりも広く、アリューシャン列島やベーリング海峡のおかげで北極から直接冷たい海水が入りにくく、氷河期でも生き残った場所があったことによる。また西太平洋には島が多く浅瀬が多い。
・サンゴの種数…世界で1300、琉球列島で400(当時)
・褐虫藻は一種類じゃない
8つのクレードに分かれていて、サンゴに入っているのは主に4クレード。クレードの中でもさらにタイプが分かれる。
・サンゴの種によってそれぞれの褐虫藻との相性があったり、同じ群体日があたる部分と当たらない -
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多様な生き物のからだの仕組みやその進化を辿ることができる面白い本だった。
動物は一つの場所に留まり流れてくる食べ物を待つものと、自分で動いて食べ物を捉えにいくものに大別されるが、棘皮動物はその間のちょっと動く生物というのが面白かった。
あたり一面食べ物だらけの中で過ごし、サポニンという毒や、柔らかくも硬くもなる表皮?で身を守り、卓越した再生能力を持つナマコやヒトデたちは、のんびり暮らしているようで最強の生き物なのかもしれない。
シカクナマコが2つに分裂して増えることができる種だというのも驚きだった。場所や時期によってたくさんいるのはその生殖方法のせいもあるのかな。
サンゴとナマコの関係も気にな -
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読んだ時、衝撃を受けた一冊。
まさか、ゾウとネズミの生きる時間がほぼ同じだったとは。私達は時計の針で時間を見がちですが、心臓の鼓動の数から見れば二匹とも大体同じ15億回。つまり一生の長さは変わらない。時間の捉え方に新たな視点を貰えた本。
元々、新書で出てた内容を書き下したものなので、科学的な説明が多く、かなり内容が難しいのですが、ガリバーの話から入り、図、絵を多用していて、子どもでも分かるよう配慮されています。
読んだ時、同じく生まれでてきたのに、一年で枯れてしまう命と百年以上生きる命があるのは不公平だ!ってやたら憤ってた時期だったので、この本、自分にすごく刺さった覚えがあります。