あらすじ
“体の大きさがちがったら、食べる量はどうかわるか”という問題を、いろんな体重の動物の食事量を調べてみます。体重30グラムのハツカネズミの食べる量が10グラムだとしたら、体重が3トンのゾウは1トンです。今度は、一生に心臓がうつ回数を調べると、ハツカネズミは1分間に600回、ゾウは1分間に30回。アレ……? 意外な事実の積み重ねから、動物たちの生き方がくっきり見えてきます。
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正直数字は苦手なので、最初のガリバーの部分は難しかった。
でも、正解が出ていてその理由の説明から小さいものと大きいものの比較、どっちが優れている、ということではない、ということなどわかりやすく書かれていると思う。
必ずしも算数の勉強とリンクさせなくてもいいとは思うけれど、正比例反比例を習った子どもにお勧め。
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体の大きさが違うと、食べる量はどう変わるかという質問から始まる。
読みながら、世界に色々な生きものがいるのは、命にとって必要なことなんだと感じ取れる絵本。
大切なのは命が存在していること。
どの生きものでも生まれてから寿命で死ぬまでに心臓が脈打つ回数は15億回。
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原著を読んだことはなかったが、取っつきやすいほうがいいので本書から読んでみた。
小学校中学年むけ、ということもあり非常に親しみやすいように工夫されててわかりやすかった。
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体積や表面積の算出が、ちょっと二年生には難しかったかも。でも、子どもは子どもなりの受け止め方をして、楽しんでいた様子。あべ弘士さんのイラストも美しく、印象的。
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理科の絵本というより、もっと心に響くものがあります。ゾウも人間も犬も猫もネズミも心臓は15億回、それぞれの時間の中で生きている。それぞれ同じ一生。ブランコに揺られている姿が目に焼きつき、いつのまにか涙で見えなくなります。
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体の大きなゾウは、脈をうつ早さもゆっくり。
逆に体の小さなネズミは、脈を打つ早さも早い。
不思議なことに、どの生き物も死ぬまでに脈を打った回数が同じだそうだ。
脈を打つ速度が速ければ、それだけ寿命も短いということになる。
ということは、よくビックリした時に「寿命が縮まった」と言うけど、
まんざら嘘でもないようだ。
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本川達雄の「ゾウの時間・ネズミの時間」に絵本版があったとは。自分が小学生高学年の時に読んだとしてもしっかり理解できたかどうか…怪しい気しかしない
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kuma0504さんの本棚で見つけました
むか~し中央新書で読んだのですが
「おー!」と思った以外覚えていません
これはあべ弘士さんのダイナミックな絵で
とても分かりやすい
小さい動物、大きい動物
それぞれ長短
でも驚くことに、 一キログラムの体重あたりにすると
一生に食べる量も使用するエネルギーもおんなじなんです!
ラストの絵と文が印象的です
≪ それぞれの 動物の時間 それぞれに ≫
Posted by ブクログ
ガリバーが小人国に流れついた
背丈が12倍だから食事は王様の12倍だろうか
体重が1728倍だから食事も1278倍だろうか
面積が144倍だから食事も144倍だろうか
実は全部違う
答は185倍だった。
何故だろう?
たくさんの不思議シリーズ傑作集の一冊
このシリーズ傑作が多いけど
本川達雄さんの中公新書のベストセラーを
本川達雄さんの文で絵本化しただけあって
とっても学びの多い絵本になっていました
「ブクブク本袋」で司書さんが選んだ本。
大きいと、いいことがある。
小さいと、いいことがある。
大きい動物も小さい動物も、
みんな生きている。
ネズミの一生は短い
ゾウの一生は?長い
ネズミの心拍数は600回/1分間
ゾウの心拍数は30回/1分間
それじゃあ
ネズミとゾウの一生の心拍数は?
実は同じなんだ!
自然て凄いね
でもこの絵本には
人間のことは書いていない
人間の「時間」は、
自分で測れ、ってことなのかな?
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クラスの読み聞かせで読みたいんだけど、時間の制約で読めない。
6年間ずっと待ってたけど、今朝は絵本の紹介という形で終わった。
いつか誰かがこの本を手に取ってくれればいい…と願って。
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ネズミの拍動は一分間に600回、ゾウは一回の拍動に2秒かかる。そして、ネズミもゾウも15億回拍動すると寿命を迎える。
大きいといいことがある。
小さいといいことがある。
すべての生き物が平等に尊い事が、すんなり腑に落ちる感じがします。
本川先生らしく、ナマケモノの歌つき♬
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自然科学、特に生きものに少しでも関心をもってもらいたくて、本を紹介しているが、(伝え方がヘタで・・・)この絵本は特にオススメ。あの小難しい中公新書が、あべ弘士さんの絵と本川先生のことばでこんなに変わるとは。小さい動物は、短い人生を全力で、大きい動物は、ゆっくりのんびりと。一生を生き抜いた感想はあんがい同じかもしれない。早く死ぬからかわいそうなんてことはない。イヌにはイヌの時間が。イヌの時間の中で生きている。16歳生き抜いた愛犬が死んだ直後に出会った絵本。泣けました。(R)
Posted by ブクログ
子供向けの絵本ですが、読みながら「へぇ~!」と思うことしきり。とても興味深い絵本。
体重と食べる量のあいだにある決まった関係、心臓の鼓動の回数・間隔と寿命の関係が面白い。
ネズミにはネズミの時間。ネコにはネコの時間。
イヌにはイヌの時間。ゾウにはゾウの時間。
動物たちには、それぞれにちがった自分の時間がある。
それぞれの動物は、それぞれの時間の中で生きている。
大きくても、小さくてもそれぞれに素晴らしい。
Posted by ブクログ
ゾウはゆっくり、ネズミは早く心臓が動く。だからゾウの寿命は長い、ネズミは短い。それならネズミはかわいそう?そうではないよ。どの動物も息を一回吸って吐く間に心臓は4回打つ。そして一生の間に打つ回数は15億回と決まっている。だからそれぞれの動物は、それぞれの時間の中で一生懸命生きているんだ。壮大なお話を身近な話題から説明してくれる科学の絵本。
Posted by ブクログ
一生のあいだに、心臓は15億回うつ。
ゾウはネズミより、ずっと長生きだけど、一生のあいだに心臓がうつ回数は、ゾウもネズミもおなじなのだ。
ネズミはすぐ死んでしまって、かわいそう?われわれの時計を使えばそうかもしれない。
でも、もしそれぞれの動物の心臓が1回うつ時間を基準にすれば、ゾウもネズミも、まったく同じだけ、生きて死ぬことになる。
動物の寿命のことを子どもたちに聞かれるので、どう説明したもんかと思っていたけど、これすごくわかりやすい!
Posted by ブクログ
一見関係なさそうなガリバーの話から、大きな生物と小さな生物の違いの話へと繋げていくグラデーションが美しかったです。当時小学生だった私は、単なる子どもの絵本だと高を括って全く理解できずに時間を無駄にしました。しかし今再び読んでみて、イラストと共にコンパクトに生物学がまとめられていて、興味深い本でした。難しい内容を踏まえてつらつらと書くのはめんどうなので、一言でまとめると、「みんな違ってみんないい」と言った印象を受けました。
Posted by ブクログ
人間の心臓は1分間にほぼ60回打つ。ハツカネズミは600回、ゾウは30回。心臓が15億回打ったら、みんな死ぬ。本川達雄「絵とき ゾウの時間とネズミの時間」、1993.3発行。動物は、その体の大きさの違いで、寿命は長短あるけど、小さい動物はその小ささで、大きい動物はその大きさで、それぞれの一生を誠実に生きている(^-^)
Posted by ブクログ
一生の間にうつ心臓の心拍数は、15億回。1kgあたりにしてくらべれば、食べる量も同じ。活動する量も同じ。ねずみはとってもすばしっこく、ゾウはとてもゆっくりだけど、比率で考えればあまり変わらないのだ。もちろん人間も。
例外はナマケモノらしい。かれらは比を合わせても1.5倍長生きするという。。。