村田四郎のレビュー一覧
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『ハーメルンの笛吹き男』を元にした、笛吹き男の事件です。調べてみると、この伝説は実在するようです。笛吹き男は町からネズミを退治したものの、町の人たちは約束を破って男に金貨を払わなかったため、笛吹き男が子どもたちを連れて行ってしまったという物語です。
現代の日本にも、笛吹き男があらわれてしまいます。
また、雑誌の連載のために教授は、かならず成績が上がる塾『サクセス塾』の取材をすることになり、塾講師として潜入します。亜衣たち三姉妹とレーチは、かならず成績が上がることに興味を持ち、体験入塾に行ってみることにします。
サクセス塾の冬季合宿で、笛吹き男は、爆破予告などをします。笛吹き男の目的は何なの -
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第I部では、教授と亜衣、真衣、美衣が、雑誌『セ・シーマ』の編集者である伊藤さんと、スキー場の伝説の謎を解明し、『謎解き紀行』シリーズとして雑誌に掲載するため、N県A高原に行きます。
そこでは、雪霊の伝説の謎、幽霊のシュプールの謎がありましたが、教授は一瞬で解明してしまいます。
第II部では、再び『謎解き紀行』のため、笙野之里に行きます。笙野之里は桜がきれいですが、村おこしのため、推理ゲームをしようとしていました。
しかし突然、魔女と名乗る人物が地獄の推理ゲームを始めます。今回の魔女の推理ゲームは、二十年まえの行方不明事件とつながりがありました。
悲しい事件でした。 -
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3部作に分かれているところが、とても読みやすい1冊です。
今まであまり書かれていなかった、羽衣母さんの話がほっこりしていて、息抜きになりました。
3姉妹の個性が少しずつ現れてきていて、それぞれが性格が違うからこそ、3人の視点で事件を見ることができるのが、面白いです。美衣が少しずつ教授の性格に似てきたところがかわいかった。
伊藤さんの暴走気味なところは好きになれなかったけれど、心に闇を抱えている人なんだなとわかって、妙に納得できた。
教授は相変わらず食いしん坊です(笑)
上越警部が今回も登場するので、ほかの登場人物も再登場するか今後の話が楽しみです。 -
Posted by ブクログ
亜衣、真衣、美衣の3人が中学生になり、文化祭で起きる事件を中心に書かれた作品です。
3姉妹が通う虹北学園には4つの伝説があった。
「時計塔のかねが鳴ると、人が死ぬ」
「夕暮れ時の大イチョウは人を喰う」
「校庭の魔法円に人がふる」
「幽霊坂に霧がかかると、亡霊がよみがえる」
この伝説がどう事件にかかわるのか読んで確かめてみてください。
ちょっとした胸キュン青春ラブストーリーにもなっているので、そこの掛け合いにも注目です。今後の進展が楽しみで次が早く読みたくなりました。
教師がいかに苦労をしているのか、はやみねかおる先生が教師だったからこそわかる感動のエピソードも込められています。