あらすじ
謎を解く手がかりは、かぞえ唄の詞と少年と、少年のぺっとんとんにある?いつも寝ぼけまなこの清志郎も、こんどばかりは目を見開いて謎解きに挑む。
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一応児童向けになっているんですがたぶん大人でも1度読んだだけでは内容が理解できないと思います。
かくいう私も理解できていませんww
非常に雰囲気のある作品だと思います。
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なぜか二冊目に読んだ夢水シリーズ(一冊目は「そして〜」)。
話の構成、トリック、物語の空気含めて、夢水シリーズでは未だに一番。
青い鳥文庫とは思えない、超骨太ミステリー。
よくこんな話を考えたもんだと思う。
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「夢の中の失落」はほんとどこから夢で現実なのか不思議なお話だった。
赤ちゃんの誘拐事件は夢水清志郎らしい優しいと切なさがあるお話だった。
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20年前はかなり読むのに苦労していたと思われます……
だけど、こういう複雑な本に、ちらりと入らせてくれるから、いいんですよね。
いい意味で、読者としての子供と向き合っているというか。
結局、今の自分は曖昧模糊な作品が好きだったりします。この作品のように。
そういう嗜好は子供の頃に触れたこういう作品群の中から形作られていった気がするんですよね……
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亜衣たち三姉妹と、伊藤さん、教授は、『推理作家平井龍太郎デビュー五十周年記念パーティー』に出席します。
そして、平井龍太郎が密室の中から消えてしまいます。
そして、不思議なかぞえ唄のとおりにさまざまな事象がおこります。
夢と現実は、どうやって見分ければいいのでしょうか?
読んでいると、不思議な夢に入り込んでいくような感覚になります。
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この作品は今までの作品とは
多少テイストが違います。
決定的に違うのは
扱った事件の真相。
これは大人でもかなり重いものがあります。
そして事件解決後のもうひとつの
事件も…
若干ホラーテイストでもあります。
それでも子供を一人の人間として扱う
著者の作品です。
トリックは大人が見ても十分に○な作品です。
そして最後の作品は…
今見るとタイムリーな事柄が
出てきているよなぁ…
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機巧館でひらかれたパーティーのとちゅうで、老推理作家が消えた。そして、作家が消えるまえにつぶやいた呪文のようなかぞえ唄どおりにつぎつぎと事件がおこり、亜衣の身にも危険がせまる…。読者をあっといわせる結末が待つ『夢の中の失楽』をはじめ、こわい(?)話から赤ちゃん騒動まで、ボリューム満点の名探偵夢水清志郎事件ノート第6作。
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綾辻作品から中村青司が、黒い手袋の作家や手品をする作家が・とまた盛りだくさんの本作です。これ誰?と思ってたら解説が辻真先さんで、いろいろ教えていただきました。 「夢の中の失楽」という謎めく題の通りに、深層心理ものっぽいです。
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小学生の頃先生に「読みすぎ」と怒られるほど夢中で読んだ。特にこの話はさっぱりわからなかったけれど、だけど一番印象に残っている。プロローグに怖い話するのこれですよね?あれの13階段の話とか忘れられません…
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いやー、子供向けとは思えない完成度。大人が読んでも充分楽しめるし大人向けでもこんなに面白い人はなかなかいないんではないか。前後二つの短編は短いながらもしっかりと作られていて面白い。メインの「夢の中の失楽」はさすがに「匣」と比べるのは分が悪いけどそれでも二つの物語とそれを最後に解き明かしているように見える話と充分作り上げられている。読みやすいしね。
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20年くらい前に読んだけど再読。
内容はほとんど忘れていた。難しい…小学生で理解できるのかな?
トリックはなんとなくコナンっぽい。
第III部、いつの時代も赤ちゃんは予測不可能な生き物だなと思った。あとこういったことは悲しいけど現実もまだよくあるよね…赤ちゃんポストが設置されてたり。
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この話で初めて夢水清志郎が、本格的なミステリー作家と対峙します。推理作家VS探偵という構図がとても興味深い。
普段当たり前に思っていることは、変わっていることが隠れていても気が付かない。
これは夢なのか、夢じゃないのか。それは誰にも分らない。
この名言が何とも言えない後味となっていて、不思議な気持ちが残る作品となっています。
レーチの再登場がうれしかった。
亜衣、真衣、美衣、レーチの名探偵ぶりが少しずつ本領を発揮してきているところが面白かった。
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ネットで「とても怖い児童小説」という感想を見かけて読んでみた
以下ネタバレ
元になった(?)「匣の中の失落」を読んでないせいか、分かったような分からないような
全然分かってない気がする
全て夢の(小説の中の)世界の話ということなのかな?
やたら語り手が眠り込むのはコナンのあれみたいな
語り手もまた夢の中の登場人物で、パーティーに招待されていたのは教授だけだったのか?
人気作家・平井龍太郎という作家自体が妄想ってところまでいく?通信兵だった平井氏はいた、彼が書いた小説もあった、けど大成功した推理作家・平井はいなかった
2つ目の罪は?
ラストのあれがそうなのか
あれは模型じゃなくて…
追記
教授の謎解き、平井氏の家族についての言及にやっぱり一人だけ出てきてないな…