羅川真里茂のレビュー一覧

  • 朝がまたくるから

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    感嘆。 羅川さんの作品を久しぶりに読んだけど、「これが羅川さんだ。流石。」という感想がでる本。 素晴らしい作品だ。

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    2010年09月30日
  • 朝がまたくるから

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    「罪」をテーマにした短編3編が収録された作品集。

    特に「冬霞」という作品が素晴らしく、雑誌で発表された際には涙してしまったほど。
    しかし、この短編をまとめたタイトルとして「朝がまたくるから」。思わず膝を打っちゃったよ。

    ネグレクトされた子供の逃避行、現実。
    最後の両親の裁判のシーンも心打たれました。
    ネグレクトされる側の気持ちがこんなに繊細に描かれた作品はないのではないでしょうか。
    非情な現実の中でも羅川真里茂の物語は、どこか温かい気持ちに必ずなれます。

    また、「半夏生」も素晴らしい。こちらもラストでは泣いてしまいましたが・・・
    こちらはセリフ回し的なところよりも(もちろんそれも素晴らし

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    2010年09月22日
  • 朝がまたくるから

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    最後の話に出てくる、北のおっさん医者が実にいい男。
    どの話も皆、好きだ。
    罪、がテーマであったのだけど、どうしようもないやるせなさははじめのものが一番出ていると思った。全編を通して流れる空気が好きだ。

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    2010年09月14日
  • チムアポート

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    夢語りのジョー、魔法使いのピノ、戦士ジャバ・ウーのそれぞれとポートとの交流や関係、あり方などを主軸に物語は進んでいきます。

    ポートが健気で凄い可愛い。
    だから、悲しくて泣いているのを見るのは辛くて、嬉しいそうにしているのは、こちらも嬉しくて涙がこみ上げてきました。

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    2013年01月20日
  • 朝がまたくるから

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    この人は少女漫画という枠に囚われていていい人じゃない。
    必ずといっていいほど恋愛を絡めなきゃいけない、そんなガチガチの固定観念に囚われた分野にいてはいけない人だと思います。
    その結果が少年誌への移動、と見ればまたそれは複雑で。
    少年誌も自由とは言えなそうですからね。

    ただ、この作品を見てもわかるように、ある程度自由に書かせてもらってるというのは、やはり実力の証明だといえますね。

    辛い境遇、ハッピーとは言い切れない切ない終わり方、行動で、仕草で語られる登場人物たちの心情。
    どれも間違いなく読んで損がないと言い切れる作品です。

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    2010年09月08日
  • 朝がまたくるから

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    このコミックス全部でP.282しかないのが何回読んでも信じられません。3つの短編が入っているのですが、読んだあとはまるで3つ立て続けに映画を観たような重量感。

    今までも羅川先生のファンでしたが、この本を読んだときに本物だなあと思いました。少女漫画家ってすごいね。モノローグ裏の背景で心情表現しちゃうんだよ。

    優しい台詞回しと抉る様なモノローグがほぼ同量で話が展開していくというのはある意味すごく漫画らしくないし、文字数多過で読み疲れしそうなもんなのに、そのストレスをコマ割ですんなり解消していて、さらに核心を突くのは実は会話でもモノローグでもなく登場人物たちのふとした目線やしぐさだなんてあまりに

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    2010年09月23日
  • 朝がまたくるから

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    犯した罪に押しつぶされそうな人
    被る罰にくじけそうな人
    そしてその人を助けたいと願う人
    そんな人に読んでほしい。

    「罪と罰」をテーマにした短編集。
    罪の重さも内容も様々だけど、
    共通しているのは罰を受けることと
    手を差し伸べてくれる人の存在。

    それは第三者であるかもしれないし、
    共犯者や被害者であるかもしれない。
    そして許すだけではなくて、
    抱き締めたりそばに居たり忘れないとか
    支えるにはたくさんの方法がある。

    この本に支えられることもあると思う。
    罪は決して消えないし
    罰からは逃れられないけど
    それでも生に執着したい幸せでいたい
    そう思うのは罪じゃないはず。
    優しさと温かさに満ちた

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    2010年08月20日
  • 朝がまたくるから

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    『罪』をテーマにした短編集。
    中でも、双子の話は泣いた。
    あれは良過ぎる。
    この人、やはりすごいです。

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    2010年08月05日
  • チムアポート

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    羅川さんが大好きです。
    ホンマ、いつも思うけど、この方話の作り方はすごい。
    チムチムが人間ではない、という理由から、人々に差別をうけるというところや、でも、人間にも、チムチムの味方になってくれる人がいるとか。
    ファンタジーなんだけれども、深いなぁと思う。
    にしても、チムチム・・・かわいかったなぁ~。

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    2010年08月05日
  • しゃにむにGO 32巻

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    もうありがとう!!この本に出会えてよかった…!!
    2人ともお疲れ様。

    泣いて笑って悩んで…グズグズしたほんとの青春でした。

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    2010年08月01日
  • 朝がまたくるから

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    なんでこんなに好きなんだろう。
    わかんなくなるほどかなしい、けど救われる。
    罪や罰だけじゃなくて幸せも見つけられました。

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    2010年08月01日
  • 赤ちゃんと僕 10巻

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    これはホント心温まる話だった。最後の1・2話までは。
    最後の1・2話でまさか、実が事故にあうとはまったく予測してなかったのでショックとともに、拓也が自分を責めてるところに「ちがうよ、拓也のせいじゃない」と一緒に泣きました。
    最終的にはうまく収まり、すっきりした終わり方で、本当によかった。
    悲しみの涙から、喜びの涙に変わった瞬間でした。
    本当、いい話だった!!

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    2010年07月26日
  • しゃにむにGO 32巻

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    もうだめ。文章で伝えられることには限界があると思う。
    少女漫画だからって理由で読まないのはこの漫画には許されない。
    だって全然少女漫画らしくないんだもん。
    恋愛描写が少なめで、テニスメイン。熱い展開の合間に入る人間ドラマ。
    でも恋愛描写ないがしろってわけじゃなくて、後半ではそれが全ての要素と絡み合って不可欠の存在になる。
    何が欠けてもここまで面白くならなかったと感じる。

    とりあえず読んで欲しい。今まで読んできたテニス漫画ではダントツ。
    スポーツ漫画でも、漫画という括りを取り払っても間違いなく最高水準の物語。

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    2010年07月16日
  • チムアポート

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    さすが羅川先生。
    女性漫画家では上位に入るくらい羅川先生の描くヒューマンドラマには感動させられてきたが、今回のこの可愛らしいポートと、残酷で、それでも暖かい人間との美しいストーリーにはただただ感動。
    短編に見えたけど続刊は出るのかな。続きが読みたい。

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    2010年06月13日
  • チムアポート

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    最初はチムアの可愛らしさにばかり目がいって「なんでこげなカワイイやつらを…!! 小さい手でチムチム言ってるのに!」とか単純に思っていたけれど、そんな単純な物語では決してありません。
    人間の醜さ・弱さ、そして純粋さ。チムアたちの…
    う~む、この静かな感動を言葉にうまくしきらん。

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    2010年06月25日
  • 朝がまたくるから

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    「罪」を題材にした3作。
    殺人事件の加害者の話である「葦の穂綿」。年の差恋愛の話である「半夏生」。児童虐待の話である「冬霞」。
    罪の重さ、悲しさを感じる話ばかりだった。
    1番心に残った話は「冬霞」。身勝手な大人のせいで辛い思いをする子供たち。周りの人が動いていたらもっと早く助けることができただろう。誘拐という許されない方法だったとしても、親から離すことが出来た。もちろん良いこととは言えないが、責めることも私にはできない。

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    2010年06月12日
  • チムアポート

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    さすがのストーリーテラー。もうね、かっわいい!そして感動する。完璧なファンタジー。私が漫画で泣けるのは羅川さんだけかも。チムチムチムチム…

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    2010年06月07日
  • しゃにむにGO 32巻

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    羅川さんの漫画が好きで、テニス漫画!!という事もあり即購入。
    やはり超面白いっ!!!
    ストーリーも無理がなく、あぁ漫画のスポーツだね…とならないリアルさ。
    伊出っち、黒ちゃん白ちゃん、ひなこちゃんが好きです。

    出版日:1999年03月25日~2009年05月19日(32巻)

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    2010年05月31日
  • 朝がまたくるから

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    少女漫画家でこんなに感動できる漫画家なんて他には絶対いないと思う。短編3本ですが、どの話も違う意味で重くて面白かった。

    どの話も好きですが、個人的にはカメラマンと女装趣味の少年の話が特に良かったです。

    んー、羅川さんの作品って一言で面白かったくらいしか感想が言えないんだよなぁ。読むと凄く感動するけど、言葉では言いづらい。

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    2010年05月29日
  • チムアポート

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    ファンタジーってことであまり期待しないで読み始めた。
    ・・・ごめん、オレ間違ってた。
    1話目から涙腺がゆるみっぱなし。
    チムア達の心のなんて綺麗で健気で愛おしいことだろう。
    それに比べて多くの人間たちのなんて醜い心。
    勿論それには自分も含まれる。
    もしチムア達の姿があんなに可愛くなかったら?
    もっと忌むべき姿をしていたとしたら。
    きっと私も。
    読んだ後に心が温かくなると同時に色々考えさせられるお話でした。

    真面目モード終わりw
    深いことを考えなくてもチムア達の可愛さを堪能するだけでも読む価値あり。
    チムアポートが思いをこめて「チム」「チム」「チム」と願石珠に祈ってる姿はいじらしくていじらしく

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    2010年06月29日