あらすじ
ザーザ村にて薬師を生業とするチムアのポート。人間から迫害を受けつつも、ポートは大切な人に願いを込め続けていて…。巨匠が描く、本格ファンタジー。心震わす、感動の異世界友情物語。
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Posted by ブクログ
夢語りのジョー、魔法使いのピノ、戦士ジャバ・ウーのそれぞれとポートとの交流や関係、あり方などを主軸に物語は進んでいきます。
ポートが健気で凄い可愛い。
だから、悲しくて泣いているのを見るのは辛くて、嬉しいそうにしているのは、こちらも嬉しくて涙がこみ上げてきました。
Posted by ブクログ
読み終わるまでに自分がヒトであることが情けなくなる。
余りのやるせなさで泣くしかない、それがまた恥ずかしい。
ヒトはなぜ戦争をするのか
ヒトはなぜ少しでも自分と違うものを攻撃するのか
ヒトはなぜヒトをいちばん上にしたがるのか
ヒトじゃなかったからって何なのか
すべて、ヒト以外の生き物達が遠巻きにそれらを許してくれているから行える、只のドラ息子の我侭に等しい行為ばかり。
ヒトがそんなに高度な動物なら、そろそろ自分達を恥じる事くらい覚えないといけない。
Posted by ブクログ
ファンタジーってことであまり期待しないで読み始めた。
・・・ごめん、オレ間違ってた。
1話目から涙腺がゆるみっぱなし。
チムア達の心のなんて綺麗で健気で愛おしいことだろう。
それに比べて多くの人間たちのなんて醜い心。
勿論それには自分も含まれる。
もしチムア達の姿があんなに可愛くなかったら?
もっと忌むべき姿をしていたとしたら。
きっと私も。
読んだ後に心が温かくなると同時に色々考えさせられるお話でした。
真面目モード終わりw
深いことを考えなくてもチムア達の可愛さを堪能するだけでも読む価値あり。
チムアポートが思いをこめて「チム」「チム」「チム」と願石珠に祈ってる姿はいじらしくていじらしくて。
もっとこのシリーズ続けてくれないだろうか。
Posted by ブクログ
羅川さんが大好きです。
ホンマ、いつも思うけど、この方話の作り方はすごい。
チムチムが人間ではない、という理由から、人々に差別をうけるというところや、でも、人間にも、チムチムの味方になってくれる人がいるとか。
ファンタジーなんだけれども、深いなぁと思う。
にしても、チムチム・・・かわいかったなぁ~。
Posted by ブクログ
さすが羅川先生。
女性漫画家では上位に入るくらい羅川先生の描くヒューマンドラマには感動させられてきたが、今回のこの可愛らしいポートと、残酷で、それでも暖かい人間との美しいストーリーにはただただ感動。
短編に見えたけど続刊は出るのかな。続きが読みたい。
Posted by ブクログ
最初はチムアの可愛らしさにばかり目がいって「なんでこげなカワイイやつらを…!! 小さい手でチムチム言ってるのに!」とか単純に思っていたけれど、そんな単純な物語では決してありません。
人間の醜さ・弱さ、そして純粋さ。チムアたちの…
う~む、この静かな感動を言葉にうまくしきらん。
Posted by ブクログ
すばらしい作品でした。
さすが羅川さんが描くファンタジー。
色々なテーマがこめられており、考えさせられる作品です。
差別とか偏見とか、争いとか何処の世にもある問題ですが
分かりあうことを諦めてしまうのは簡単だけど
そこで終わってしまいますよね。
あえてそこに立ち向かっていけば、いつか希望の種が生まれるのかな。
そんなことを思いました。
最後に。
チムチムしているポートが可愛くて仕方なかったです!
あらすじ
ザーザ村にて薬師を生業とするチムアのポート。
人間から迫害を受けつつも、ポートは大切な人に願いを込め続けていて…。
気持ちが温かくなりました
このお話は、人間の汚い部分が多く掲載されていると同時に、純粋な部分を取り戻させてくれる作品
心がほんわかあったかくなりました♪
チムアが近くに住んでいたら素敵だなぁ
Posted by ブクログ
こんなかわいいものが虐げられる世界、涙なくは読めない、、、!
ポートのかわいさがたまんないです。
でもかわいいだけじゃない。
偏見、差別、虐待、、、。
テーマが深いです。
この本を手にとってよかったです。
Posted by ブクログ
正直、泣いた。名作だった。
羅川真里茂さんの作品は、本当に骨太。こんなに可愛らしい絵柄なのに、重量級のパンチ力。
重みは重みのままなのに、とてもステキなラストに繋がってくれているのが心底、嬉しい。
羅川さんはどうして、一線を超えざるを得なかったような“向こう側”と”こちら側”とを
こんなにもシビアに、それでも救い上げる形で描けるのだろう。
「チム チム チム」ってやってるポートが可愛いかった。
Posted by ブクログ
表紙からしてこれは泣く漫画だと分かっていたので、読むまでに覚悟がいったファンタジー。
案の定全編ダバダバだったのでもう読み返さないけれども、他のチムア達のお話も読みたいな。
願石珠をチムチムするポートの手がたまらん。
Posted by ブクログ
泣いた
あんなかわいいのにあんな辛い境遇にあうとは…
自分と違う姿、違う能力を備える存在に対する人の心理を細かく描写してるなあと思った。
たとえ憎まれても憎みかえせないときどうするのかと考えさせられる
Posted by ブクログ
ジャバ・ウーがイケメンすぎて生きるのが辛い。
羅川さんデザインの男の子は、ほんときゅんきゅんくる。そして、「赤ちゃんと僕」でも思ったけど、羅川さんの小さな子や今回のチムアみたいなミニキャラは、なんと言っても後姿が一番可愛い。森の中をぴょんぴょん跳んでくポートが可愛すぎる。
チムアのお呪いの効果が分かりにくかったのが少し残念
Posted by ブクログ
兎とか子猫のような外見を持つ、人外のもの(チムア)と人間の話。チムアは人間に嫌われているが、人間には無い能力がある。極わずかにチムアと想いが通じた人間は、チムアに守られる。可愛い絵柄で、せつなくて優しい。全く期待しなくて読み始めたので、なんか得した気分になった。
Posted by ブクログ
とにかく切ない。
人ではないから。よそ者だから。それだけの理由で何も悪いことをしていないチムアやジャバ・ウーは差別される。
自分とは違うもの。それだけで人は怖いと感じてしまうことがある。
でも、だからと言ってこんな理不尽なことはない。
それでも卑屈にならず頑張るチムアやジャバ・ウーの姿をみると涙が出た。
Posted by ブクログ
チムア(獣人のような生物)のポートが可愛らしく、おかれた境遇が可哀相で(差別が存在する)、でもわかってくれる人間の存在が幸せな、そんなお話でした。
続きが出るならまた読みたい。この世界の謎もまだ解き明かされていないし、ポートの心の支えである青年が、今後どうなっていくのかも気になる。
Posted by ブクログ
単行本化するの待ってた…!
話の中ではものすごい嫌われ方されてるチムアだけど、なんでそんなに嫌うのかな…てくらいかわいい。とにかくかわいい。
チムチム言いながら石撫でて安全を願うポートがかわいくてしかたない。
ピノも居る場所ができて良かった。しかしドミトリさん…。
Posted by ブクログ
「チムアはなぜ生まれたのかしら」
「不当な目に合うたびになぜ私たちが生まれたのか不思議に思うの」
「そして もっと不思議なのは絶滅せずにどこかでチムアが生きていられること」
「生きているのが辛いのに チムアがいるのはジニー・ウォン様やあなたのように庇護する人間がいるからだわ」
「それは良いことなの?余計なことなの?」
チムア、人ではないものという意味の被差別民。
見た目はぬいぐるみ。
たくさんの悲しみを描いて、ラストには希望を置く。
暗い方の羅川真里茂は印象を強く残す中短編を描くな。
長編も好きだけど、本当にはまるのは短い話だ。
沁みる・・・。
Posted by ブクログ
願石珠を撫でるポートが可愛い。
チムアを差別する人間と愛する人間の違いはなんだろう?
自分との違いを受け入れて、尊重できる(愛せる)人間でいたい。