【感想・ネタバレ】朝がまたくるからのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ購入済み

羅川先生やっぱり大好きです。

2021年10月14日

学生の頃羅川先生が大好きで良く読んでいました。子供が小学生になり久しぶりに古本屋に行ったら「赤ちゃんと僕」があり懐かしくなって買いました。昭和のお話しなので今読み返すと凄いなぁ!?と驚くところもありましたが子供も気に入って読んでいます。
色々思い出せる作品があり検索をかけたらこの漫画に出逢いました。...続きを読む昔よりさらに可愛らしく、素晴らしい絵になっていて感動しました。本当に羅川先生が描く美男美女、大好きです。そしてハッピーエンドな作品を書いてくださるので安心して読めるところも好きです。

0

Posted by ブクログ 2018年09月17日

本棚整理で再読。
殺人者、未成年淫行、虐待。罪をテーマにした、秋と夏と冬の3中篇。

うかつには手に取れない、重い物語。

それぞれのキャラクターたちに朝が来るお話、と思うけど、一話目の「葦の穂綿」は朝が来るというより「混濁の闇がいつか朝日に溶け出すように」と祈るお話。

それぞれ、大人が子供を守っ...続きを読むたり守れなかったりしている、という視点を持たされている。

いい話だとか感動するとか、そういう簡単で安っぽい言葉では語りたくない。

>どうか 彼の歩む道が
>ただ穏やかに
>穏やかに
>穏やかであればいいな…と そう願っています

0

Posted by ブクログ 2012年08月11日

羅川真里茂さんのお話はどれも読後感がさわやかで好き。派手な大どんでん返しはありませんが、丁寧な話の流れと少しの驚きが気持ちをリフレッシュさせてくれる一冊でした。このひとの描く子供は相変わらず可愛い!

0

Posted by ブクログ 2012年04月18日

葦のお話と双子のお話は雑誌で読んでいたが、どうしても再度読みたくなってコミックス購入。カメラマンの女の人のお話は読んでいなかったが、すごく好きだった。
でもやっぱり一番心に刺さったのは双子のお話。最後の方の恭一の語りが痛い。台詞だけでなく、コマ割や絵でもぐさぐさ刺された。羅川さん、さすがとしか言いよ...続きを読むうがない。
もう何度も読み返してます。ずっと読み返すと思う。

0

Posted by ブクログ 2011年03月10日

「俺が、割り切れない」
「喜びや、怒り、憂い、悲しみ、見る人が想像出来る作品を撮りたい」
「俺の手は悪魔か? 天使か? どっちだろうな?」

0

Posted by ブクログ 2011年02月05日

三編収録、珠玉の作品集。どれも薄暗く重いテーマを扱っているが、結末には光が射している。羅川は「救済」を描く作家だ。しかし赦しを描くためには、罪もまた描かれる。好きになった相手の過去の"罪"に直面する女性、未成年の少年の倒錯趣味を助長し、相手の年齢を知りながら共犯者となった女性の&...続きを読むquot;罪"とその幕引き、そして犯罪者である男が民家に押し入り子供たちを連れ去った"罪"…最後の作品が一番消化に苦労し、胸につまった。(冒頭の一編は、イギリス映画「BOY A」でも同題材が扱われているので、おすすめはしない映画だけど見てほしい)

0

Posted by ブクログ 2010年10月29日

羅川さんの短編集。3本どれも、重いテーマ。
「チムア・ポート」はファンタジーだからか、同じサイズでも、話が唐突どなぁ、という印象があったけれど、
こちらの短編集だと、現実の話なのでついてゆきやすい感じがしました。
短編サイズでの話の観せ方が、上手くなったよな〜。羅川さん。

3本目の双子の話がツボで...続きを読むした。

0

Posted by ブクログ 2010年09月30日

感嘆。 羅川さんの作品を久しぶりに読んだけど、「これが羅川さんだ。流石。」という感想がでる本。 素晴らしい作品だ。

0

Posted by ブクログ 2010年09月22日

「罪」をテーマにした短編3編が収録された作品集。

特に「冬霞」という作品が素晴らしく、雑誌で発表された際には涙してしまったほど。
しかし、この短編をまとめたタイトルとして「朝がまたくるから」。思わず膝を打っちゃったよ。

ネグレクトされた子供の逃避行、現実。
最後の両親の裁判のシーンも心打たれまし...続きを読むた。
ネグレクトされる側の気持ちがこんなに繊細に描かれた作品はないのではないでしょうか。
非情な現実の中でも羅川真里茂の物語は、どこか温かい気持ちに必ずなれます。

また、「半夏生」も素晴らしい。こちらもラストでは泣いてしまいましたが・・・
こちらはセリフ回し的なところよりも(もちろんそれも素晴らしいのだけど)絵が本当に美しい。絵で魅せるマンガだった。
実際に、羅川真里茂はこんな絵もかけるのだと驚きました。

しかし、全体的に少女漫画という枠で捉えるには難しすぎる。
もっと沢山の人に読んでもらいたい作品集であることはまちがいないです。

0

Posted by ブクログ 2010年09月14日

最後の話に出てくる、北のおっさん医者が実にいい男。
どの話も皆、好きだ。
罪、がテーマであったのだけど、どうしようもないやるせなさははじめのものが一番出ていると思った。全編を通して流れる空気が好きだ。

0

Posted by ブクログ 2010年09月08日

この人は少女漫画という枠に囚われていていい人じゃない。
必ずといっていいほど恋愛を絡めなきゃいけない、そんなガチガチの固定観念に囚われた分野にいてはいけない人だと思います。
その結果が少年誌への移動、と見ればまたそれは複雑で。
少年誌も自由とは言えなそうですからね。

ただ、この作品を見てもわかるよ...続きを読むうに、ある程度自由に書かせてもらってるというのは、やはり実力の証明だといえますね。

辛い境遇、ハッピーとは言い切れない切ない終わり方、行動で、仕草で語られる登場人物たちの心情。
どれも間違いなく読んで損がないと言い切れる作品です。

0

Posted by ブクログ 2010年09月23日

このコミックス全部でP.282しかないのが何回読んでも信じられません。3つの短編が入っているのですが、読んだあとはまるで3つ立て続けに映画を観たような重量感。

今までも羅川先生のファンでしたが、この本を読んだときに本物だなあと思いました。少女漫画家ってすごいね。モノローグ裏の背景で心情表現しちゃう...続きを読むんだよ。

優しい台詞回しと抉る様なモノローグがほぼ同量で話が展開していくというのはある意味すごく漫画らしくないし、文字数多過で読み疲れしそうなもんなのに、そのストレスをコマ割ですんなり解消していて、さらに核心を突くのは実は会話でもモノローグでもなく登場人物たちのふとした目線やしぐさだなんてあまりにも出来すぎている。
だからデッサン力がいまいちでも全く問題がない!子供は可愛いし男は文句なしにかっこよく見える不思議な説得力。

ただいっこさあ、題名なんとかなりませんでしたか、コレ…。

0

Posted by ブクログ 2010年08月20日

犯した罪に押しつぶされそうな人
被る罰にくじけそうな人
そしてその人を助けたいと願う人
そんな人に読んでほしい。

「罪と罰」をテーマにした短編集。
罪の重さも内容も様々だけど、
共通しているのは罰を受けることと
手を差し伸べてくれる人の存在。

それは第三者であるかもしれないし、
共犯者や被害者で...続きを読むあるかもしれない。
そして許すだけではなくて、
抱き締めたりそばに居たり忘れないとか
支えるにはたくさんの方法がある。

この本に支えられることもあると思う。
罪は決して消えないし
罰からは逃れられないけど
それでも生に執着したい幸せでいたい
そう思うのは罪じゃないはず。
優しさと温かさに満ちた
大切な作品です。

0

Posted by ブクログ 2010年08月05日

『罪』をテーマにした短編集。
中でも、双子の話は泣いた。
あれは良過ぎる。
この人、やはりすごいです。

0

Posted by ブクログ 2010年08月01日

なんでこんなに好きなんだろう。
わかんなくなるほどかなしい、けど救われる。
罪や罰だけじゃなくて幸せも見つけられました。

0

Posted by ブクログ 2010年06月12日

「罪」を題材にした3作。
殺人事件の加害者の話である「葦の穂綿」。年の差恋愛の話である「半夏生」。児童虐待の話である「冬霞」。
罪の重さ、悲しさを感じる話ばかりだった。
1番心に残った話は「冬霞」。身勝手な大人のせいで辛い思いをする子供たち。周りの人が動いていたらもっと早く助けることができただろう。...続きを読む誘拐という許されない方法だったとしても、親から離すことが出来た。もちろん良いこととは言えないが、責めることも私にはできない。

0

Posted by ブクログ 2010年05月29日

少女漫画家でこんなに感動できる漫画家なんて他には絶対いないと思う。短編3本ですが、どの話も違う意味で重くて面白かった。

どの話も好きですが、個人的にはカメラマンと女装趣味の少年の話が特に良かったです。

んー、羅川さんの作品って一言で面白かったくらいしか感想が言えないんだよなぁ。読むと凄く感動する...続きを読むけど、言葉では言いづらい。

0

Posted by ブクログ 2010年05月09日

悲しくて苦しくて柔らかくてあたたかい。ただただ救われるハッピーエンドでもなく、ひたすら絶望的でもなく、救いの兆しの中に少しだけ見える、喪失感のような。

0

Posted by ブクログ 2010年06月29日

「罪」がテーマなだけにどのお話も重い。重いけど、救いがあるから読後感は爽やか。コミックとは思えないほどの読みごたえ。
特に3話目はすごい。最後の子供達のモノローグは何回読んでも涙が出てくる。多分自分の年齢も関係しているのかな。
「いつ天」みたいなコメディも好きだけど、もっとこういう大人向けのお話を書...続きを読むいて欲しい。

0
購入済み

哀しい。

2015年10月02日

希望を持っていいのか、いけないのかと、自問させられる。葦の穂綿は特に。理由はどうあれ、許されないことが在るのは事実。

0

Posted by ブクログ 2014年04月12日

双子と逃亡者のお話が一番好き。
泣きました。。。
重いテーマだけど、希望のあるラスト、心に残りました。

0

Posted by ブクログ 2012年03月11日

リキとチカの話が切なすぎる。
最後に救いがあってよかった(ToT)


3編とも、それぞれによい話でした。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年07月10日

デッサンがしっかりしている度★★★★☆
着眼点の奇抜度★★★★☆
満足度★★★★☆

3作品からなる短編集。(とは言っても、一話あたり80頁で読みごたえ十分。)全ての作品に共通しているのは、「幸せ」だけでは終わらない、何かしらの痛みを伴う「愛情」。

【葦の穂綿】
小さな街の老舗和菓子屋で働く「鈴」...続きを読むが恋した彼は、恋愛感情を持たず、ただセックスするために女性と関係を持つような男だった。彼がそうした態度をとるには事情があって…

【半夏生】
カメラマンとして今一歩仕事に熱を込められないでいるリオ。「何も変わらないで人生終わるのだろうか?」と日々が過ぎる中、撮りたいものを見つける。それは、同じマンションに住む15歳の珪碁、ゴスっ娘にコスプレした彼だった。

【冬霞】
恭一は、双子のリキとチカを連れて逃げる。恭一は警察から、リキとチカは、自分達を育ててくれない両親から。


と、これだけだといかにもありきたりなストーリーなようだ。実際、話のネタとしては使い古されたものかもしれない。しかし、羅川さんが描くと、細部まで話が作り込まれてどこか他の作品とは違う。
ハッピーエンドの作品ばかりではない。けれども、どの作品にも心温まる瞬間が確かにあって、その瞬間を登場人物とともに感じることが出来るのが羅川作品の魅力なのではないかと思う。

0

Posted by ブクログ 2011年05月08日

カメラマンの話以外はとても好み。
作者の連載はどれも長編ばかりなので、こういった読み切りももっと読んでみたい。
心情描写に長けている漫画家の一人。

0

Posted by ブクログ 2010年07月22日

「罪」をテーマにした読み切り3編が収録されています。
と言ってもドロドロ波乱万丈ではなく、人の温かさがいっぱい詰まった物静かなお話でした。


久々に羅川まりもさんワールドを味わいました。
羅川さんのマンガは、飾り気がなくて、日本人らしい奥ゆかしさが漂ってるイメージ。
昔『赤ちゃんと僕』を愛読してい...続きを読むたので、なんとも懐かしい気持ちになりました。

今どきのおしゃれ少女マンガ(?)も好きだけど、たまにこういったマンガも良いものですね〜

0

Posted by ブクログ 2010年05月18日

第一話を雑誌掲載時にたまたま読んで、
“羅川さんだなーーー。”
と思った漫画。

多分、しゃにむにGOの連載中やったと思うけど、心理描写が巧い。

「割り切りますから。私、割り切りますから…。」
「俺が割り切れない。」

「私はあなたの人生の一部になりたかった。」
「もう一部ですよ。」
(台詞うろ覚...続きを読むえですが。)

本気でぶつかってくる人がいてくれたことが、
一話の男性の救いになったんだと思う。
一話が一番好きだな。

0

Posted by ブクログ 2010年05月10日

羅川さん…っ!!の!短編っ!!
すごい昔から大好きでしたが。
少女マンガで、情緒だけではなく躍動感のある作家ってこの人以外あんまりいないんじゃないかってくらい信仰してます。
表現力が半端なくて好き。
今回も、一話目の葦の話。
一コマに魅入るとか、初めてです。すげぇ。

0

Posted by ブクログ 2010年05月03日

あー久しぶりに羅川さんにやられた。。
赤ちゃんと僕の一巻で号泣させられたのに!やっぱり凄いわ。。

ココロに残る話。一番すきなのは最後の逃亡劇だけど、なんだか読んでいてこういうこと、あったらいいよねと思ったのは真ん中。

まー無理ですけどwwwいろんな意味で!

これは熱かった。うっかり読み返して時...続きを読む間がなくなったのは秘密です。

0

Posted by ブクログ 2010年04月30日

羅川真里茂の短編集ということで迷わず購入。
罪をテーマにした三編。
「赤僕」の重い回を一気に読んだ感じだね。
羅川さんはもともと重いテーマ好きだよね。
赤僕だって、NYNYだって。しゃにGOの時も佐世古家の話は結構ヘビーだった。

今回の3編の中では、「冬霞」がダントツのお気に入り。
いやー、やっぱ...続きを読むり羅川さんの描く子供は可愛いw
表紙で双子二人が出てるんだけど、陸が女の子にしか見えないのが残念だね。
羅川真里茂ファンがどういう層か、わかってるんだろうかw
他の二編は、結局ノロケかと思うと、いまいち。

0

Posted by ブクログ 2010年04月29日

羅川真里茂のシリアス短編集。テーマは罪、とか。
……なんていうか、とっても心が痛い。
ある程度大人向けの漫画だと思った。
10代とか20代前半の人とかは10年後くらいに、またこの本手に取って欲しいなあ。
大人になるということは、やましい気持ちを覚えるということ。
その意味がわかってきた頃にもう一度。...続きを読む

オススメなのは間違いない。実際、すべての短編が、印象に残ります。
ただ、繊細なテーマなので、確実に人を選ぶ。
それが星4つの理由です。

いつも思うけど、この人の漫画のキャラの物語性はホント凄い。
憧れます。

0

Posted by ブクログ 2013年09月28日

『罪』をテーマにした3編の物語。
犯罪者の贖罪や幼児虐待などかなり重めの題材を扱っています。
羅川真里茂という人はすごく真っ当な倫理観の持ち主なんだなと思いました。
でもきれいにまとめた感動のラストよりも、少し刺がささったような、もやもやしたものがある終わり方のほうが余韻が残る・・・のかな?
好み...続きを読むの問題ですが。

0

Posted by ブクログ 2010年10月09日

「すごく泣けるはず!」と期待しすぎてたのか、思ってたよりあっさり読み終えてしまいました。

三話目が一番好きです。

0

「少女マンガ」ランキング