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Posted by ブクログ 2018年09月17日
本棚整理で再読。
殺人者、未成年淫行、虐待。罪をテーマにした、秋と夏と冬の3中篇。
うかつには手に取れない、重い物語。
それぞれのキャラクターたちに朝が来るお話、と思うけど、一話目の「葦の穂綿」は朝が来るというより「混濁の闇がいつか朝日に溶け出すように」と祈るお話。
それぞれ、大人が子供を守っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月18日
葦のお話と双子のお話は雑誌で読んでいたが、どうしても再度読みたくなってコミックス購入。カメラマンの女の人のお話は読んでいなかったが、すごく好きだった。
でもやっぱり一番心に刺さったのは双子のお話。最後の方の恭一の語りが痛い。台詞だけでなく、コマ割や絵でもぐさぐさ刺された。羅川さん、さすがとしか言いよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月05日
三編収録、珠玉の作品集。どれも薄暗く重いテーマを扱っているが、結末には光が射している。羅川は「救済」を描く作家だ。しかし赦しを描くためには、罪もまた描かれる。好きになった相手の過去の"罪"に直面する女性、未成年の少年の倒錯趣味を助長し、相手の年齢を知りながら共犯者となった女性の&...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月29日
羅川さんの短編集。3本どれも、重いテーマ。
「チムア・ポート」はファンタジーだからか、同じサイズでも、話が唐突どなぁ、という印象があったけれど、
こちらの短編集だと、現実の話なのでついてゆきやすい感じがしました。
短編サイズでの話の観せ方が、上手くなったよな〜。羅川さん。
3本目の双子の話がツボで...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月22日
「罪」をテーマにした短編3編が収録された作品集。
特に「冬霞」という作品が素晴らしく、雑誌で発表された際には涙してしまったほど。
しかし、この短編をまとめたタイトルとして「朝がまたくるから」。思わず膝を打っちゃったよ。
ネグレクトされた子供の逃避行、現実。
最後の両親の裁判のシーンも心打たれまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月08日
この人は少女漫画という枠に囚われていていい人じゃない。
必ずといっていいほど恋愛を絡めなきゃいけない、そんなガチガチの固定観念に囚われた分野にいてはいけない人だと思います。
その結果が少年誌への移動、と見ればまたそれは複雑で。
少年誌も自由とは言えなそうですからね。
ただ、この作品を見てもわかるよ...続きを読む
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