北康利のレビュー一覧
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世界有数の経済大国において、経営の神様と言われるのは松下幸之助一人。極貧の子供時代から世界有数の企業を育てた人生が詳しく描かれている。「和魂和才」「人間いつかは死ぬ。だけど死ぬ瞬間までは永遠に生きるつもりでベストを尽くす」「二階に上がってみたいなあという人にはハシゴは思いつかない。何としても上がるという人でないといかん。」「自分の会社でヒット商品を出しても、それをライバルとして次の商品を考える」「五つや六つの手を打ったくらいで万策尽きたと思うな」「人生も経営」
何にもないところから次々と生活必需品を生み出し、世の中に浸透させた実績はスティーブ・ジョブス以上だと思う。日本にこんな素晴らしい経営 -
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阪急グループ創始者、小林一三の人生を辿り、人間の持つ夢と可能性に迫る一冊。
山梨県に酒屋兼質屋を営む韮崎商人の家に生まれる。しかし、幼くして母親を亡くし、婿養子だった父が家を出たため、二歳にして家督を継ぐ。
慶應義塾大学を卒業後、慶應閥が経営陣を占めていた三井銀行に入社し、大阪に勤務。仕事は順調だったが、後に妻になるコウという若い芸者に入れ込んでいたことや気の強さが災いし、社内ではあまり評判が良くなかった。
その後、三井銀行内の主導権争いなどの影響もあり、一三は新設される証券会社の経営者になるため退社する。しかし、設立直前に日露戦争後連日活況だった株式市場が暴落し、設立自体が白紙になってしま -
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■■日本人にしか出来ない!!■■
そんな「職人気質」は、日本人には残っているはず。標準化できない部分にこそ職人の活躍の場がある。そんな、今に伝える伝統的な職人の多くは、現在、トキのような状況に陥りつつある。
職人の技に興味があるが。。。そんな思いで、職人のまちへひとりで行く前に読んだ本。
「伝えたい技は沢山ある。ただ、それを身につけるだけの修行に耐える忍耐力は、今の若者にはない。」そんな事を言われたことが印象に残ってる。
欧米とは違い、慈善事業ではなく技術移転の形で途上国へ貢献してきた日本。全てを教えられるわけではなく、同じ製品でも感じが違う。日本人にしかない感性でモノをつくることの大