北康利のレビュー一覧
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本書に見る事業を立てるためのtips。
動機。生かしてくれた人たちを背負う、その人たちのために生きる。理念的に金儲けではない点が重要。
逆張り。女性の雇用、復員軍人、他社が手を出さないところに踏み込むことで人材確保上の競争優位を確立しているのではないか。
正直かつ狡猾。外資との提携戦略。
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上巻の勢いたるや、凄まじいです。下巻が楽しみ。憲法改正にこんな戦いがあったことを知りました。敗北を知りつつも気高く生きなくてはならない。間違った時代の潮流には誇りを持ってたてつかなくてはならないと感じます。
↓好きなフレーズ
男親というのは、母親ほどには子供に愛されない損な役回りであるが、それでい...続きを読むPosted by ブクログ -
はじめにー空前絶後の成功者
千両分限者になる夢
父親のことば
「ただ漫然と日常を過ごすだけであれば、動物と何ら変わるところはない。規則正しい生活を送りながらそれぞれの天分を尽くし、持って自分と家族との繁栄発展を期することで初めて、万物の霊長としての人間の本文が果たせるのである」
「たとえ思わぬ災難に...続きを読むPosted by ブクログ -
生い立ちから学生時代、松風工業に始まり、京セラ設立、第二電電設立、JAL支援だけでなく、その間、救済を求める企業への支援など、詳細に描写されており、今まで読んだ稲盛さんに関する書籍の中で、最も稲盛さんの根底にある考えに多少触れることが出来たような感覚を覚えた。
常に正しい判断をすることに努め、心を高...続きを読むPosted by ブクログ -
肝に銘ずべき名言・至言が散りばめられた、稲盛さんの一代記。タイトル通り、経営者としての思いに邪なところがないか、大義に向かっているかなど、今の自分にズバズバ刺さる。やり切る姿勢、そのための熟慮と工夫、そして結果を出し続けたことが「経営の神様」と評される要因だと思うが、人として大事なことを体現している...続きを読むPosted by ブクログ
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明治神宮、日比谷公園を作った人。東大教授にして資産を500億円まで増やした人。日本人で初めてドイツミュンヘン大学で博士号。山林の研究だけでなく、林「業」として、資本的に独立・運営までを考えた。その知力・行動力はまさに起業家。起業を目指す人が読んだら、ワクワクしそうです。Posted by ブクログ
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日本初の林学博士であり、日比谷公園をはじめ多くの公園を手掛け、明治神宮の杜の設計者である本田静六さん。勤勉と節約、先見の明により、莫大な財産を築いた。林学の泰斗として森林保護や適正な活用を行なったのはもちろん、新年と行動力で多くの偉人と交流を持ち、また多くの逸材を育てた。木だけでなく、人も育てた。こ...続きを読むPosted by ブクログ
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北康利さんはノンフィクションの名手である。
比較的中立的な立場で著述するため非常にわかりやすい。
本多静六は自分にとって、日比谷公園を設計した日本公園の父とも言える方とは
存じていたが、それ以外は知らなかった。
知らないことで無色透明な本多静六像がわかるのではと思ったが、この著作は成功しているので...続きを読むPosted by ブクログ -
「道をひらく」を読んで感銘を受けたので、松下幸之助がどのような人だったかを知りたくなり読んだ。
(松下幸之助さん自身が書いた自叙伝的なものは無いようだったが伝記のこちらはあった)
読んでいくととにかく面白い。
政治の塾とか人間とはどう生きるべきか、など経営者としてというより哲学者のようなイメージが...続きを読むPosted by ブクログ -
思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫著
1.本書
就職、京セラ、KDDIそしてJAL再生。
稲盛さんの全ての足跡が残されています。
ここで見えてくるのは、スキルではありません。
稲盛さんの考え方、生き方です。
2.玩具タイトーの売却
買い手スクエアエニックス当時の和田社長の回想があります。
「京セ...続きを読むPosted by ブクログ -
京セラ創業者の稲盛和夫の評伝。評伝の中でも、もっともよくまとまっているのではないかと思う。KDDI合併の話やJAL再生の話もその内幕にも触れられている。
まずは、生まれから鹿児島時代、家族の関係や受験の失敗、そして就職しての上京(京都)、松風工業時代のセラミックスとの出会い、京セラ創業と結婚、組合...続きを読むPosted by ブクログ -
・白洲次郎オススメの本
ジェームズ・M・バリーの「勇気」
・愛読書
イングの「アウトスポークン・エッセイズ」
(William Ralph Inge “Outspoken Essays”)
・好きな作家
ハックスレー
・好きな詩人
キーツ
・オススメのウイスキー
特別な酒...続きを読むPosted by ブクログ -
下巻が特に面白かった。
敗戦〜占領中〜日本独立の時の、米国側(マッカーサー・民政局・米政府)と日本側(吉田茂・白洲次郎・官僚)の駆け引きに惹き込まれた。米国側同士や日本側同士でひと悶着あるのも、人間らしくて好き。
日本に、米軍基地無しでの独立の道もあったことは初めて知った。Posted by ブクログ -
あらゆる点で、ノンフィクション・評伝のお手本のような本
500ページ超のボリュームであるが、エピソードの密度が濃く、テンポがよい。
前半生は受験の失敗や就職の失敗など赤裸々に描かれている。
後半生の快進撃はむしろ前半生に表れている。
「信義を重んじ、礼節正しく、仁信を旨とする。」
三つの戒め 負...続きを読むPosted by ブクログ -
北さんの書く男性は、不思議と可愛らしさがあります。
可笑しさや情けなさも見えることで親近感があるし、心底応援したくなってしまいます。
そして皆さんとにかく格好良い!
黒部ダムが観光地として有名な事は知っていましたが、こんなにもたくさんの方が苦しみながら、命がけで作り上げた物だとは知りませんでした。...続きを読むPosted by ブクログ -
ホレる!!
学生時代をイギリスのケンブリッジで学び、プリンシプル(原則)、ノブレス・オブリージュ(高貴さは(義務を)強制する)を尊んだ。
戦後、吉田茂の側近としてGHQと対等に渡り合い、経済的な復興にも大きな影響力を発揮した。情勢を読むカンの鋭さ、頭でっかちではなく、実行力も伴う。
「あいつはいざと...続きを読むPosted by ブクログ