北康利のレビュー一覧

  • 白洲次郎・正子 珠玉の言葉

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    白洲夫妻のしびれるような言葉を短く簡潔に抜き出して紹介されているのが読みやすかった。白洲次郎のちょっとべらんめぇなかんじがする口調というか文体が好き。

    次郎氏が麻生太郎氏に教えたモテる極意なる言葉がかっこよくて惚れます。気になった方はぜひ一読あれ。

    一番好きだった言葉は「どんな体格の人にもポジションがある。人生も同じだ」
    私も私のポジションを見つけなくちゃな。

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    2015年12月04日
  • 銀行王 安田善次郎―陰徳を積む―

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    安田(芙蓉)グループを一代で築いた銀行家、安田善次郎の物語。小さな頃から勉強と観察、倹約、善行を徹底し、明治大正期の日本の産業を支えた影の立役者である。「規則正しい生活を送り、天分を全うすることが人間と獣の違い」「事を成すにはまず順序を定むべし」「小さな慈善事業ではなく大きな公益事業を」「一を以ってこれを貫く」

    実力ある銀行家の存在は社会の大きな力となる。この事を自覚すべき。また、上手に金を稼ぐ事ではなく、約束を守る、嘘をつかない、義務を果たす、友人を大切にするという、信用を積み重ねる事こそが根幹であると教えてくれる。

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    2015年11月22日
  • 松下幸之助 経営の神様とよばれた男

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    ネタバレ

    ところどころに人生の参考になりそうな箇所が。
    松下幸之助の内面が書かれている本ではなく幼少期の出来事が構成にどのように影響が表れたのかは不明。
    人を怒るとき、嫉妬をきつね色に、道、人への気配り

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    2015年08月06日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    【本の内容】
    <上>
    日本でいちばん格好いいといわれている男・白洲次郎。

    明治三五年に兵庫県で生まれ、英国へ留学。

    戦後、吉田茂の側近として日本国憲法制定の現場に立会い大きく関与した。

    しかし、彼は表舞台には立たずに、在野精神というダンディズムを貫き通すのであった。

    初めて知る方にもお勧めの白州次郎評伝決定版。

    <下>
    少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。

    ところが創設後はすっと身を引く。

    全てが次郎の「紳士の哲学」であった。

    エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲

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    2014年09月02日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(上)

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    【本の内容】
    <上>
    日本でいちばん格好いいといわれている男・白洲次郎。

    明治三五年に兵庫県で生まれ、英国へ留学。

    戦後、吉田茂の側近として日本国憲法制定の現場に立会い大きく関与した。

    しかし、彼は表舞台には立たずに、在野精神というダンディズムを貫き通すのであった。

    初めて知る方にもお勧めの白州次郎評伝決定版。

    <下>
    少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。

    ところが創設後はすっと身を引く。

    全てが次郎の「紳士の哲学」であった。

    エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲

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    2014年09月02日
  • 銀行王 安田善次郎―陰徳を積む―

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    ネタバレ

    成功者の共通点の一つに”聴き上手”であることと、新知識の吸収に貪欲であることが挙げられる 問題は成功した後にある。成功しても自分を律し続け、謙虚さを失わないでいることのできる人間は哀しいほど少ない 銀行を救うのは関係重役や株主を救うためではない。その裏に何千何十万の預金者があり、且つまたそれには多人数の家族があるので、それを救うためである 彼らに共通していたのが、高等教育を信用していなかったことだ 一個の事業の成功するかしないかの根本原因は、一にも人物、二にも人物、その首脳となる人物の如何によって決することを言明してやまない ロスチャイルドは、今でも日銀の大株主である

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    2014年06月01日
  • 銀行王 安田善次郎―陰徳を積む―

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    「安田」とつく企業は減った。
    みずほ銀行もその一つ。

    今世間を騒がせているが、安田が生きていたらどう思うだろう。

    「陰徳を積む」の精神はどこにいった?
    すっかり忘れてますねえ。

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    2013年10月06日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    上巻に引き続き、下巻は1946年からスタート。戦後のGHQとのやりとりの中で白洲次郎がどんな言動をしてきたかを追いかけ、当時の政治情勢についての解説も加えつつ、次郎が息を引き取るところまで、さまざまなエピソードが記されている。
    悪いことはあまり書かないのだろうと思って差し引いても、人間味があって正義感あふれる人物像が伝わってくる。この時代だからこそ通用したであろう事柄は沢山あるし、市井の人々とは違う世界に住んでいたことも事実。彼の言動の全てが正しかったなどとは勿論思わない。
    しかし、現代の日本に、これくらい本気で先を見据え、国のことを考えようとしている政治家が果たして何人いるのだろう。こういう

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    2013年07月19日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(上)

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    彼のことを記した書物はずいぶん沢山あるけれど、これは順を追って、その時、その時の政治状況なども比較的丁寧に説明してあって分かりやすい。白洲次郎という人の、そもそもの家柄や周囲の人々の生い立ちに至るまで丁寧に記されている。
    上下巻のうち上巻にあたるこちらは、1902年に彼が誕生してから、敗戦しGHQと憲法についてすったもんだのやりとりをするところまでが取り上げられている。白洲次郎という人物の数々のエピソードもさることながら、現在進行形で問題になっている政治のさまざまなことの事情が改めて理解できて面白い。
    別に文部省のせいにするつもりはないが、普通に公立の学校の義務教育で歴史の授業を受けていると、

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    2013年06月19日
  • 吉田茂 ポピュリズムに背を向けて(下)

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    「この国が、国民の顔色をうかがって媚を売る政治家に、(中略)吉田茂というポピュリズムの対極にいた政治家について考えてみることは意味のないことではあるまい。」本書より抜粋 。

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    2013年05月04日
  • 吉田茂 ポピュリズムに背を向けて(上)

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    「この国が、国民の顔色をうかがって媚を売る政治家に、(中略)吉田茂というポピュリズムの対極にいた政治家について考えてみることは意味のないことではあるまい。」本書より抜粋 。

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    2013年05月04日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(上)

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    ネタバレ

    白洲次郎の生い立ちから敗戦、日本国制定まで。白洲正子自伝でもそうでしたが、登場人物が大物過ぎて…。
    小田急の鶴川にあり一般公開されている、白洲家の旧居、武相荘(ぶあいそう)にもそのうち行かねば。

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    2013年03月03日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    ネタバレ

    GHQ民政局との確執、通産省設立、電力会社分割、東北電力会長就任、只見川電源開発等々。上巻同様大きな話で…。大人物過ぎます。

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    2013年03月03日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(上)

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    自分とかけ離れた人間に対する羨望とは誰しもが持つものだと考えておりますが、白州次郎もその対象です。

    自分の正しいと思った事は目上の立場の人間だろうと真っ向からぶつかる姿勢、一方で多くの人達から愛されていたのは彼自身がしっかりと自分自身の中に揺るぎない「原則(Principle )」を確立させており、人によって態度・意見を変えない一貫性があったからなんだと思います。衝突を恐れすぎて仲良しこよしの羊の群れに収まらず、一人でも気を吐いて己が信じた正義を全うする姿勢をみせつけられると、本書は背筋を伸ばして読まずにはいられません。

    また、目下の人間に対しては偉ぶらず、厳しさと優しさとをもって接する姿

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    2013年01月14日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    日本一格好いい男とは。。。
    なーんだ生まれながらにしての金持ちで海外被れしている
    だけぢゃん。なんて思っていたが・・・。
    むしろ白洲商店が倒産してからが彼の本領が発揮している。
    この本を読んだ誰しもが思うこと、それは白洲さんが今の時代に居たら今の日本を、今の政治を国会を、どのように思うだろうか、どのような提言をされるだろうか。
    間違いなく、日本一格好いい男です。

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    2012年12月15日
  • レジェンド 伝説の男 白洲次郎

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    筆者の後書きにも書かれているが、「白洲次郎 占領を背負った男」で書かれていたものを補完するような本であり、別なエピソードを知る事も出来、十分に楽しめた。
    白洲次郎についての本を初めて読む人なら、この本、単独でも楽しめるが「白洲次郎 占領を背負った男」や「風の男 白洲次郎」のほうを先に読んだ方が白洲次郎のやってきた事の流れが掴めて良いかもしれない。

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    2012年07月05日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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     下巻は、戦後の復興を目指して吉田茂を先頭に、政治・経済を仕切り直していく様が描かれている。GHQの中の民生局と参謀第二部との確執、自由党・社会党の政権争い、通商産業省の設立など、まさに八面六臂の活躍である。これだけの逸材でありながら、歯に衣着せぬもの言いのため、政治の表には出ないほうがよいと自制し、仕組みを作れば後進に譲るという生き方は、実に涼やかである。 また世界情勢を踏まえた大局を見抜く目の確かさにも驚く。これからは貿易で外貨を稼ぐ必要がある、と看破して貿易庁をわずか3ヶ月で通産省に作り変えている。 著者の北氏がいかに次郎に惚れ込んでいるかは、取り上げるエピソードが詳細であること、生き生

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    2014年06月08日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(上)

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     白洲次郎、かっこいいの一言ですね。 上巻は、次郎の留学時代から戦後の憲法改定までだが、筋の通った生き方がどのエピソードからも溢れている。当時の最上級のエグゼクティブ達との出会い、憲法改定の表裏は、歴史を読む醍醐味を堪能させてくれる。これからの学生には、教科書で学ぶだけでなく、こういった生き様こそ受け取って欲しい。

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    2014年06月08日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    ネタバレ

    「能力主義」「実践主義」「作品主義」こそプリンシプルとすべきと留意。
    次郎という男から生まれる一種のダンディズムを、エピソードと共に書いている。
    怖気付いている、人間関係の軋轢などは、プリンシプルに従えばそれは取るに足らないものだよにゃ。

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    2024年03月09日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(上)

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    ネタバレ

    第二次世界大戦の敗戦後、GHQによる占領下にあった日本において主に憲法改正に大きく尽力した白洲次郎についての伝記的作品。
    男としてのかっこいい態度が多く伝えられており、また難しい文章表現も多くそこも面白い。
    昔の男たちはエネルギッシュで、自分の信念は常に持ち保ち続ける物怖じしないカッコイイ男だよな。

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    2024年03月04日