北康利のレビュー一覧

  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    下巻は上巻と異なり、きちんと書かれている。白洲次郎の奮闘ぶり、ディシプリンをベースにした行動に自分を振り返る。

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    2012年12月11日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    下巻は戦後日本の父・吉田茂とともに、経済復興を進めていくフィクサーとしての白州次郎像が見えてくる。公職には就かず、あくまで民間人として日本経済の発展を考え、国際的な交易によって国富を増価させていく通商産業省の設立、あらゆる産業の根幹となる電力の安定供給といった、現代にも通じる政策課題を手がけていった。

    サンフランシスコ講和条約において、外務省幹部の書いた英文でのスピーチ草稿を破り捨て、「独立国として自国の言語で堂々と講演せよ」と、30mにも及ぶ巻き紙に毛筆で書いたスピーチを吉田茂に読ませた下りは圧巻である。

    個人としてのプリンシプルから、国家としてのプリンシプルへ。現代の日本人にとって足り

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    2012年11月08日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    政治への野心も立身出世の欲望も持たず、ただ祖国の為にと自分の信じるプリンシプルに従って生きる白洲次郎。凄く格好が良いし、男性なら彼の生き方は憧れてしまうだろうな。
    サンフランシスコ講和条約のくだりは、日本人として胸を熱くせずには読めないです。最近の領土問題に関しても、日本人として歴史をきちんと勉強し、もっと誇りを持って生きたいと思わせてくれました。

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    2012年09月14日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    この本は白洲次郎の伝記的小説ではあるけれど、日本国憲法(象徴天皇)、日米講和、日米安保の背景を知ることができるとてもよい歴史教科書だと思う。

    そう思えるのも、これらをまとめるために次郎が深く貢献しているからに他ならない。

    これだけ日本の復興と外交政策について「今」どうあるべきかを考え、実行して来たにも関わらず、結局大臣にもならず、公職にも就かなかった。

    そうしなくても一国の総理を動かし、国の舵取りをできるのだから、金や権力が欲しいのでなければそんな必要は無かったのだろう。

    坂本龍馬や勝海舟と同じダンディズムを感じる。

    しかし歴史や物語はケイディスのようなヒール役が登場すると俄然ドラマ

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    2012年08月21日
  • 白洲次郎 占領を背負った男(下)

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    ずっと前に買って中々読めなかった白洲次郎の本。

    (一部で)日本で一番かっこいいと言われている人がどんな人なのか、
    これまでの本の流れ的にも時代が一緒だったこともあり
    読んでみました。

    戦中戦後に掛けて吉田茂と二人三脚で歩んできた白洲次郎の物語。

    様々な思いが交錯する中で原則を貫く白洲次郎は、確かにかっこいいし、
    今の時代に足りていないものを体現している気がして素敵だと思いました。

    ただ、この本の語り口が非常に鬱陶しく、興醒めな部分が多かったので☆3。

    城山三郎が書いていたらきっと凄く良い話になっていたはず。

    白洲次郎については別の本も読んでみようと思います。


    余談ですが、当然な

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    2012年06月18日
  • 匠の国 日本

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    日本の伝統工芸の由来について、書かれている新書。
    中国からの渡来人は、日本に深い影響を残したと、よく分かった。
    歴史が少し苦手だけど、江戸時代の頃の楽市楽座についてとても
    興味深いと感じた。また、今に通じる人の名前でも、いろんな由来が
    ある。服部さんは、昔貴族の服の部門を担当していたから、服部という
    由来だったとか。。
    日本の奥ゆかしさを感じられた一冊。

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    2010年04月19日
  • 匠の国 日本

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    日本の職人の歴史と、現代に生きる職人たちを紹介。
    確かに日本は金融が下手なので、まじめにこつこつやっている方が性に合っているのでしょう。

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    2009年10月04日
  • 匠の国 日本

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    2008/1
    今の日本でも匠の世界はまだ生き残っている。その実情と、これからの展開について丁寧にルポタージュしている。

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    2009年10月04日