石崎洋司のレビュー一覧
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購入済み
スマホやSNS、夜間の塾といった最近の子供の事情を暑かった作品が目新しかったです。正直、文体は少し大人向けの作家さんも混じっており、そのせいか内容的に少し子供向けとしては上級の怖さかなと思いました。
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Posted by ブクログ
子供向けだけど容赦なく怖い。舞台が小学校になってたり主人公が小学生なだけで内容はガチなホラーだった。
むしろ子供がひどい目に遭うのが苦手な人には大人向けホラーよりずっときついかも(基本的に想定読者と同年代の小学生が怖い目に遭うので)
ホラー作家の皆さんは大人向けに書いてるときと同じくらいの出力出してるし、児童書作家さんは本気で子供怖がらせようとしてるし。
普段児童書とか読まなくても、質の高いホラーショートショートがたくさん読みたい!って人にも強く強くおすすめします。
収録作の中では、短い中で不気味な世界観をリアルに描き出した『おだんご当番』『ぢんぬるさま』、行間に二人の関係性がぎっしり詰ま -
Posted by ブクログ
一気に読んでしまいすぐ書いている。
彼女の激動を伝記形式で書いてあるのとで、どうして今のような考えに至ったのかが(生き物の脈動を体にうけているような)生々しさを持って伝わってきた。
透明性、おおまかな合意、トロールハギング、g0vガヴゼロの活動、vTaiwan、Join…
人がみんなで協力するため、彼女がみんなの役に立つために行ってきたこと・形になってきたことが自分のことのようにうれしい。
渋沢栄一、儒教の教えに通ずるところがあり、私の根っことも一致していることもあるか。
また、本筋ではないが、父の、母の、祖父母のつらい葛藤と苦しみが自分にも手に取るようにわかったからこそ、今こうして彼 -
Posted by ブクログ
新型コロナウイルスの感染拡大が始まった頃、マスクの位置を知らせてくれるアプリ、「マスクマップ」や、ジョークを活用してデマ情報を封じ込めた、などの功績で、日本でも大きな話題となりました。そんな台湾のデジタル担当大臣(IT相)、オードリー・タン氏の半生を綴った物語。
飛びぬけた知能を持っていたからこその少年時代の苦悩、トランスジェンダーとして生きることの決意、台湾政府での活躍など、オードリー氏をいろんな角度から学べます。
この本はルビが振ってあり、子ども向きの感じがしますが、大人でも読み応えのある本になっていると思います。
オードリー氏は、まだ40代と、かなり若いです。今後の活躍にも、期待した -
Posted by ブクログ
古典芸能である講談の普及を目的として、幼いころから親しんでもらうべく絵本にした「講談えほん」シリーズの1冊。
監修を人気講談師の神田伯山が手掛けている。
彼は神田松之丞時代から、本シリーズの慣習を行っていて、以前自身のラジオ番組では、講談の面白さを損なわず、でも子供にもわかりやすいようにするためものすごく苦労した旨を言っていた。
もちろん、もともとの文章が良かったという大前提はあるだろうが、講談では定番とされる有名な一席を講談調を損ねずに、でもコンパクトにまとめてあるのは流石と思った。
加えて、本書では絵を手掛けているのが漫画家の五十嵐大介で、「海獣の子供」や「ディザインズ」とは異なるが