岸本葉子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
第2弾、というのを知らずに読んだ。
こちらから読んでも十分楽しめた。
それぞれの人が「おひとりさま」をいかに楽しんでいるか!
ストレス発散に何をして心を癒しているか!
参考にしたいことがたくさんあった。
「アンジェがくれたもの」
なんて賢いアンジェ!
一番心に残った作品。
「リフォーム」
離婚式を盛大にやる話。指輪が新しい門出にリフォームされるなんて。
「この扉のむこう」
続編らしいが、これだけでも十分楽しめた。
コウ太との出会いがウルウル。
「リセット」
好きな作家さん。
亡くなった夫に隠し子がいた、というショッキングな出来事からのストーリー展開がやっぱり、いい。 -
Posted by ブクログ
6人の作者が描く、全てひとりで過ごしている物語たち。
作者それぞれの言い回しや「ひとり」というものに抱く考えが似たり違ったりで楽しい。
ほとんどの物語は「ひとり」が好きなのに周りからの目線で生きづらさを感じている。その中で自由になる術やひとりで生きていく力を見つけていく。
ひとりであって独りではないと再認識できる。日常を切り取ったような物語や綺麗に物事が進むような話もあるが生き方を見つめ直すことができた。
「永遠語り」が1番印象に残っている。村のリアルな情景が思い浮かぶ表現で人から離れた場所での生活を羨んでしまう。また、これが究極の愛なのではないかと思わせる話。体の繋がりはなくとも「視線、 -
Posted by ブクログ
結婚せずに独身でいる人、パートナーを亡くして1人で暮らす人、この小説に登場するのは40代後半から80代の一人暮らしをしている女性たちばかり。
ところで、一人暮らし、と聞くと「寂しそう」と思うものなのだろうか? 結婚せずにシングルで1人で働いて暮らしてる女性も「寂しそう」なのだろうか?
私は若い頃から1人で買い物、カラオケ、映画、ライブ、旅行に行ける人間になろうと意識してチャレンジしていた。誰かとじゃないと何もできない人間にはなりたくなかったから。おかげで、おひとりさま時間はストレス発散ができる最高に贅沢で、そんな時間を過ごせている私って最高!と思っている。
ところがた。
世の中の人はみんな -
購入済み
どのお話も短くてサクッと読める。
いろいろな理由があって、今は1人で生活しているシニアの人たちの生活を描いた物語。
今までの長い人生でいろんなあれやこれやを乗り越えてきた人が、老後をたとえ1人でも、楽しみや好きなことを新たに見つけて、エネルギーに満ちた余生を送っているというのは若者にとっても希望になるんじゃないかな~! -
Posted by ブクログ
ネタバレ良い本だった。不安が減った。
とりあえずヘッドライトの届くところ(1年)までを考え、今しっかり食べて寝て元気に生きる
ありがとうと言ってもらえる側になる
できるできないではなく、不得意をリセット、新しい挑戦と思ってください(シルバー人材)
老後の心配10年先は想像できない、せいぜい3年→1年か?
とりあえずヘッドライトの届くところまでを考える、何も見えないところのことを考えても仕方ない。進んでいけばそれまで闇だと思っていたところにも道筋がみえる。希望をもちつつ今を全力で生きる(状況の厳しい人より)
それなりに死ねる
とりこし苦労がずいぶん多い、その時になってから考えてもいい
まねしたい人を身 -
購入済み
この出逢いに感謝
ネットニュースで たまたま作品紹介を見た事がきっかけです。
気になって お試しを読んだ所、面白くて続きが読みたいと思い購入しました。なかなかそう思える作品に出会えないのでこれは買いだ!と思いました。元々 エッセイが好きで さくらももこさんの作品を読んでいました。自分に話しかけているような気楽な文体が好きで長年待っていたのですが叶わず…
岸本葉子さんの作品がまさにヒットしました!何気ない日常の出来事を思わずフッと笑わせてくれるワードセンスが素敵です。ネットで見かけたあの姿からは想像出来ない行動のギャップがさらに面白おかしくさせてくれます。←褒めてます
これから気になる作品を順に読んでいきた