近藤ようこのレビュー一覧

  • 五色の舟

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    完全失聴の障害者としての感想です。
    障害者を題材にしているが健常者にとって切り込みづらいセンシティブなテーマだろうに、独自性、着眼点が素晴らしい物語だった。原作小説も読みたい。

    ー内容ー
    ウン百年前の日本が舞台。当時、障害児は普通の人のような環境で育つことはできず、
    ①(健常者)一家の恥として座敷牢に幽閉されるか、
    ②人並み(或いはそれ以上に)能力を発揮できる限られた部分を見つけるか、
    ③見世物、慰み募金で稼ぐか、
    と道は限られていた。
    そのような時代の日本の障害者家族(血縁はなく同境遇の共同体として)のif...な物語。

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    2025年12月28日
  • 家守綺譚 上

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    梨木香歩の非現代路線の作品が好きだ。
    そして近藤ようこが近年、文豪作品を原作に漫画化している。
    多様な近藤作品群でも好きな路線。
    この路線が交わるとは。
    梨木香歩が上巻の帯に「行間が、ここまで絵にできるなんて」と書いている通り、絵の芳醇から文章の芳醇を思い出せる。
    下巻には近藤ようこが「やさしく、きびしく、しあわせな仕事でした」と。
    それこそ幸せな読書ができた。

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    2025年12月23日
  • 家守綺譚 下

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    梨木香歩の非現代路線の作品が好きだ。
    そして近藤ようこが近年、文豪作品を原作に漫画化している。
    多様な近藤作品群でも好きな路線。
    この路線が交わるとは。
    梨木香歩が上巻の帯に「行間が、ここまで絵にできるなんて」と書いている通り、絵の芳醇から文章の芳醇を思い出せる。
    下巻には近藤ようこが「やさしく、きびしく、しあわせな仕事でした」と。
    それこそ幸せな読書ができた。

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    2025年12月23日
  • 家守綺譚 下

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    人と自然が近かった頃、不思議なことが不思議でなかった頃のお話。
    原作の世界観そのままに、澄み切った世界を描きだしています。
    忙しい現代人がホッと一息つける優しい世界が広がっています。
    『冬虫夏草』の漫画化も希望します!

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    2025年12月21日
  • 家守綺譚 上

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    大好きな梨木香歩さんの作品。原作の世界観が見事に表現されています。
    毎日少しずつ読み進めました。あの時代にタイムスリップしたいと思いつつ(笑)
    仕事で疲れた時、現実逃避したい時には最高です。
    梨木ワールドにどっぷり浸れます。

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    2025年12月11日
  • 家守綺譚 下

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    何度でも読み返したくなる本です

    後半は、あれ?原作こんな内容だった?と
    きっと忘れてしまってるであろう内容でした

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    2025年10月31日
  • 家守綺譚 上

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    本屋大賞受賞作品『家守綺譚』の漫画化作品です。上巻です。

    絵が割とゆるっとしているので入り込めるかな?と少し心配だったけれど、ちゃんと原作の雰囲気そのままの空気感です(帯に作者もそのようなことを書いてます)

    何よりかによりゴローですよ。ゴローを楽しむための漫画家と言っても過言ではないくらいゴローです!

    原作だと文字だけだからゴローがくっついて歩いてるのとか、縁の下でゴロゴロしてるのとか表現されてない場面も多いけれど、漫画なら安心!喋らなくたって存在感バッチリ✨

    ゴロー好きな人にはぜひともおすすめしたい!

    そして私は隣のおかみさんになりたい!隣からゴローを可愛がりたい!!

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    2025年10月15日
  • 家守綺譚 上

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    すばらしい。
    近藤ようこさんの漫画は好きなので、試し読み2章を読んでみたら、買わずにはいられなくなった。
    まんまと出版社の作戦にハマる笑
    出版社が強く推すのも納得。
    原作未読なのだが、こんな小説梨木香歩さんが書いてたのね。知らなかった。

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    2025年10月07日
  • 家守綺譚 下

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    2025年に読んだ中でぶっちぎりの1位。

    近藤ようこのコミカライズには毎回驚かされるけど、読んで受ける印象、感覚がまんま原作そのまま。どのページをみても梨木香歩の「家守奇譚」だった。
    近藤ようこのコミカライズは、原作を忠実に漫画化したというより、原作の伝えようとしていること、作者が書かんとしたことを、漫画という表現に置き換えているのだと思う。表現方法は違うけれど中身は同じみたいな。

    それだけでも凄いんだけど、近藤ようこのコミカライズは近藤ようこの漫画としても成立しているのが怖い。何処をとっても梨木香歩なんだけど、あぁ近藤ようこの漫画だなぁという感覚が常にある。

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    2025年10月01日
  • ルームメイツ【新装版】1

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ひょんなことからスタートした3人の60代女性の同居生活を通じて、家族の在り方や女としての生き方を問い直すヒューマンドラマ。
    女性陣に三者三様の魅力があって面白い。

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    2025年09月23日
  • ルームメイツ【新装版】1

    購入済み

    生き抜いた人達を中心に、一生懸命生きている人達の話で、今の私にはちょっとしんどい。

    恋愛や結婚、子供を育てるということに魅力を感じる多数派な人達の話でもある。

    0
    2024年05月26日
  • 夢十夜

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    この本、読んだ事なかったけど、第一夜の三夜は、何かで読んだ事があって知ってた。好きな話。
    さすが夏目漱石ともなると、知らず知らずのうちに触れてるもんなんだなーー。
    あとは、第七夜が好き。

    来月の読書会課題本として読んだけど、どんな会になるんだろう…。
    明確なオチとかある話でもないので、みんなどんな風に受け止めるのかとか、どう簡素を持つのか、聞いてみたい。

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    2022年12月23日
  • 月影の御母

    購入済み

    著者の他作品にもいえることですが、戦や飢餓、荒廃のある中世の日常がすんなりと描かれているところが好きです。

    登場する母はみな愛情深く、そして恐ろしい者たちで、そのような母の定型を生み出す私たちの心について逆に考えさせられるような、しみじみとしたお話でした。

    #深い #切ない #ダーク

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    2022年09月16日
  • 見晴らしガ丘にて 上

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    作者は、絵筆を持った文学者!

    1985年の発刊から輝き続ける短編集。人物の「ここぞという表情」もムダのない線で表現されているので繰り返し見ても、はっとさせられる。心をみつめた経験のある人には一生の宝物!

    #深い

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    2022年01月30日
  • ルームメイツ【新装版】1

    購入済み

    共感?でもやっぱり微妙に!

    3人とは同世代になるのかな、フルタイムの仕事も辞めて、まだまだ取り敢えず健康で体も動いてくれる。何をしようか、する事があるのか。若いころは、年とったら、あれしよう、これをやろうと色々考えていたはずなのに、いざそうなったら思い浮かばない。後ろめたい気持ちと微かな不安感。

    #切ない #癒やされる

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    2022年01月24日
  • 死者の書(上)

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    物語の舞台は奈良時代。
    二上山(ふたかみやま)の麓にある當麻寺(たいまでら)に、ひとりの娘が迷いこんだ所から物語は始まります。
    娘の素性は藤原南家郎女(ふじわらなんけのいらつめ)、藤原鎌足を祖先に持つ貴族の姫君でした。
    本来なら家来にかしずかれ、立ち歩くことさえ稀であるはずの姫が、一晩中山を歩きとおしたあげく女人禁制の寺の境内で見つかったのですから、僧たちも藤原家も大騒ぎです。

    姫に家を忘れさせ、寺の禁忌を破らせたもの。
    それは何百部もの写経の末に見た奇蹟であり、
    二上山の向こうに顕れた御仏の尊いお姿であり、
    女人には禁じられているはずの思索と自我の萌芽でした。
    しかし掟は掟、罪を償うまでは

    0
    2022年01月14日
  • 死者の書(上)

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    とにかく美しく。

    細かめのわたしなりの解釈は下巻のレビューに書きました。

    他の方のレビューにある
    魂の飢えという言葉が、非常にしっくり感じました。

    忘れさらるる時代の魂たちよ
    どうか鎮まりたまえと
    斎女となる運命を背負った乙女が
    祈り(折り)を捧げている
    そんな話にも思いました。


    ところで全然話も変わりますが
    古典やってて時々でてくる
    斎女ですが、なんというか
    俗世の争い…政治も恋愛も…から離れて一定の地位にあるワーキングウーマン的な感じを私は持っておりまして。
    そこにいるのが一番安全な気がする…っていつも思うのですよね。
    いいじゃん!って。伊勢に行くのは寂しいかもしれ

    #感動する #深い #癒やされる

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    2022年01月02日
  • 高丘親王航海記 IV

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    ネタバレ

    澁澤の真髄は「少女コレクション序説」だと思うので、遺作を持ち上げる勢に与したくないと思っていた。
    が、この漫画を読んでしまったら、屈せざるを得ない。
    喉に死の真珠。
    そうれ、天竺までとんでゆけ。
    壮年が思い出す、少年期の追憶の、反響、反響、反響、反響で今の壮年期は成っている。
    郷愁が現実認識の土台になるとき、人の認識は一段死に近くなる。
    その遊離具合が本作のステキさ。
    と漫画を読んで気づいた。

    帯取っ払って、カバーをはがして広げてみたら、親王、薬子、少年、飲まんとする真珠、そうれ天竺まで飛んでゆけ、蓮の花、虎、脚、図像的な雲、山。
    ピンクに浸されたシンプルなカバーなのに、精選された情報で満た

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    2021年12月26日
  • 高丘親王航海記 IV

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    これにて完結。
    この巻が出たタイミングで再び1巻から通して読んでみたが文句ない傑作。
    2021年度に刊行された漫画のベストであることは揺るがないだろう。
    坂口安吾のコミカライズでも感じたが、読んだ印象が原作小説を読んだそれと変わらない。それ自体が驚異的なことだが、にも関わらず誰がどう読んでも近藤ようこの作品である。近藤ようこ以外、誰にも描きえない作品として成立させていることが信じられない。

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    2021年10月26日
  • 高丘親王航海記 2

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    眞如親王と、なんかの御伴との東南アジアの旅が続く。
     薬子がいい感じ。
     獏とかそれに関する蘊蓄がいい感じ。
     官能的な物を書きうる近藤先生のストロークで書き出される、オブジェクションで突き放された、物としての娼婦とか、他がいい感じ。
     さう言へばダンゴムシって外来生物だった。

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    2021年03月19日