近藤ようこのレビュー一覧

  • 異神変奏 時をめぐる旅

    購入済み

    何度生まれ変わっても幸せになれない2人って救いようがない。
    遡ってようやく原因に突き当たった時、ああいう行動をとれるのか…
    まさかの結末で読後感も良い。

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    2014年10月08日
  • 五色の舟

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    自らの奇形の身体を見せ物にすることで糧を得、時には奇形どうしのまぐわいをも見せる見世物一座。一座はあるとき「くだん」が産まれたとの噂を聞きつけ、それを一座に加えようと思いたち……
    過去も現在も未来もすべてを言い当てる「くだん」、家族として身を寄せ合い生きる奇形の人々、そしてますます激しくなる戦争、それらが渾然となって幻想的な雰囲気をもたらす。そして、それと同時に「くだん」にSF的な機能を果たすことで、ただの幻想に流れず「くだん」の存在意義にまで踏み込む。このバランスの絶妙さ。
    もとの原作がいいのか、近藤ようこのアレンジがいいのか。これは原作も読んでみないと。

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    2014年07月27日
  • 五色の舟

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    必読。ただその一言です。

    名手・津原泰水の手になる短篇「五色の舟」(短篇集『11』所収)、そのコミカライズですね。
    見世物一座の少年、和郎を語り部とする本作は、原作からして傑作といえるものでした。津原泰水一流の高密度な文体を見事に視覚化した本書もまた、原作に勝るとも劣らない素晴らしいものです。

    いずれも何かしらの欠損を抱えながら、互いに「家族」として日々を過ごす見世物一座の人々。彼らが出会う、未来を予言するという化生「くだん」。そして和郎が見る「五色の舟」の夢……あくまで静かに語られる物語の末に和郎たち家族が迎える運命は、幸福でいながら喪失感に満ちています。

    わけても終盤のモノローグ、そ

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    2014年04月05日
  • 夢十夜

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    こんな夢を見た。夏目漱石が夢からインスピレーションを受けて書いた10編の短編を近藤ようこが漫画に仕立てた。
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    「ルームメイツ」を連載時から読んでいる近藤ようこさんが夢十夜を描いたのか。と、大喜びで手に取りました。実は夢十夜は高校の頃以来なのですが、うっすらとしか内容を覚えていないし、夢現のどこにも足がつかないような不確かさが怖かったので再読しようとは思わなかったのですが。それでも、そうそう、こんな内容だった、と思いながら、そして近藤さんの絵がなおのこと夢現の浮遊感を醸し出していて腹の底が落ちつかない感じで楽しめました。漱石の文章と近藤ようこさんの現

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    2025年11月16日
  • 家守綺譚 上

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    家守綺譚はとても大好きな作品です。
    小説では登場人物や美しい情景を明治時代の浮世絵のようなはんなりしたもので想像していました。
    それとは少し違ったけれど物語の雰囲気に合っていたし、家や庭の風景などはまさに想像通りで読み応えがありました。

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    2025年09月28日
  • 水鏡綺譚

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    時代劇ものなのでついていけないかもと思いましたが、とても分かりやすくてキャラクターも親しみやすいし可愛かったです。もっと何十巻と長く続いてほしいくらい好きな雰囲気でした。

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    2025年03月31日
  • 五色の舟

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    近藤ようこさんの絵は余白が多く、その空間に常に寂しさ悲しみ静けさが感じられます。そういった空気感と共に話が進行していきます。
    読み進めていくうちに物語の中に彷徨いこんでいき、読み終わったあとには不思議な読後感とともに印象的な話が懐かしい思い出のようにずっと胸に残ります。

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    2024年03月09日
  • 夢十夜

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    夢十夜という、湯河原にある同名の本をコンセプトにしたリノベーション旅館で読んだ。
    漫画版だが、明治時代の小説を読み解く余力もない今の自分にはこれくらいでちょうどいい感じだった。小説版も読んでみたいけど、いつになるかな…。そのうちね。

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    2023年09月15日
  • 夢十夜

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    漱石の原作も昔読んでいるし、このマンガもネット上に上がっていた時に既読(書き下ろしの十一夜除く)。それでもこの文庫版で読みなおすと近藤ようこさんの世界が広がる。近藤さんの原作物は元の作品をうまくマンガ化していて原作理解の助けにもなる。

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    2023年04月25日
  • 高丘親王航海記 1

    無料版購入済み

    (⊃•̀ω•́)⊃✎⁾⁾

    澁澤龍彦はちゃんと丁寧な変態。

    画的に気になり開いた作品。

    内容が気になり読んだ作品。

    多分にきちんとした運び方で良。


     (ミ\    ヽ)ヘ、
    (\ヾヘヽ    ))ノ)
    ヾ ヾ ))   _ノノ 彳
    彳ミ //     γノ゙ 彡
    彡ミ (( ⊂⊃ノノヾ_彡
    ゙彡 `( ˘ω˘ )`ー゙
     ヾJツ/っ📖O
       しーJ
       
    いやはやおもしろいこれまた✧

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    2023年02月26日
  • 夢十夜

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    漱石版シュールレアリズム。無意識下の脈絡のない感覚が、夢の追体験のようです。この時代にこの作風は新しい!

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    2022年10月18日
  • 高丘親王航海記 IV

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    この漫画は、原作を離れての評価は難しいと思うが、生死、時間、精神と肉体、空想と現実が一体となる感じが素晴らしい。本当の高岡親王という人はどんな人だったのだろうかと考えさせられる。

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    2022年01月10日
  • 死者の書(下)

    ネタバレ 購入済み

    久々一気読み

    古文や歴史で習ういろんな人物の姿が
    こうやって物語となり漫画となって浮かび上がるのは
    しみじみと感じ入るなにかがあり。
    美しい絵からじんわりと、
    運命に翻弄される貴人たちの悲しみや無念なんかも、1000年以上の時を超えて思いやられて。

    姫が神代から続く魂の悲恋の連鎖を
    仏への帰依によって昇華し
    その思いとともに天上へ昇ったのかなぁとか、、、
    うーん、解釈はいろいろあるんだろうけど
    なにせ、この物語は
    とにかく美しい

    浮世離れした、かむさびた姫の
    純粋でひたむきな
    恋心なのか、慕う気持ちなのか。

    とにかくただ面影人を求め
    その寒そうな肩に何かお掛けして差

    #癒やされる #感動する

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    2022年01月02日
  • 兄帰る

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    近藤ようこの「正しい答えを出してくれる賢人がいない世界。つかみどころのない明るいグルーゾーン」の作品

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    2021年03月02日
  • 兄帰る

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    ネタバレ

    思っていた内容と全く違う話しでした。

    失踪していた兄が遺骨となって帰ってきたお話。
    婚約者を捨てて突然失踪はないわぁ。
    残された人のことを思うと許せない。

    可哀想、可哀想って他人に言われたら
    頑張ってる自分がら否定されている感覚ってのは分かるなぁ。

    結局、なぜ失踪を選んだのかがよく分からないで終わってしまった。

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    2021年01月21日
  • 兄帰る

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    失踪したしばらく後、事故で亡くなった婚約者の足どりを追う。死んでしまった人の気持ちはわからないけれど、残された痕跡から材料を探し、許すという気持ちを導き出すことで、生きている人は救われる。

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    2021年01月20日
  • 高丘親王航海記 1

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    淡白な表現が儚く妖しい美しさ。
    原作も、読んだような読んでないような記憶しか無かったけど、確かにこんなだったと思い出した。

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    2020年12月26日
  • 高丘親王航海記 1

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    原作を読んでいないので、漫画の感想というべきか、原作の感想というべきか分からないが、面白いです。
    高丘親王の人物像も、飄々としていいのだが、薬子がよい。薬子の変の印象で、悪女っぽいイメージだが、この薬子のエロいと同時に現世離れした感じが良い(高丘親王の夢フィルターではあるが)。

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    2020年10月21日
  • 猫の草子

    購入済み

    お伽草紙

    こういう和物のお伽草紙って最近全然ないので貴重だなと思います。
    短編集で読みやすいです。
    しかしネコ何も悪くないのにかわいそうすぎる。

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    2020年10月16日
  • 高丘親王航海記 2

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    ・ジャヤヴァルマンの陳家蘭……アナクロニズム……迦陵頻伽。
    ・秋丸の可憐さ、パタタ姫の怪しさ。ジャヤヴァルマンの下りでも思った(「籟王のテラス」)が、パタタ姫はおそらく三島由紀夫「暁の寺」への返歌。

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    2020年09月25日