【感想・ネタバレ】月影の御母のレビュー

あらすじ

今は昔、美しく優しい母と仲睦まじく暮らす少年がいた。だが、自分の名前も、昨日の出来事も思い出せないことに気がついた少年は、さらに母の正体を知り、愕然とする――。少年の名は蓮王丸。不思議な子猿・ひょん太を道連れに、本当の母を探す旅に出た蓮王丸だったが……。近藤ようこが「おかあさん」を主題に描いた中世怪奇譚、16年ぶりの新装版。

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著者の他作品にもいえることですが、戦や飢餓、荒廃のある中世の日常がすんなりと描かれているところが好きです。

登場する母はみな愛情深く、そして恐ろしい者たちで、そのような母の定型を生み出す私たちの心について逆に考えさせられるような、しみじみとしたお話でした。

#切ない #深い #ダーク

1
2022年09月16日

Posted by ブクログ

水底の夢
海石榴市
子供の砦
付喪神
竹の女人
花の家

本当の母を求めて旅をする少年、猿に転生した母を従えて。
様々な怪異に見舞われるが、あとがき。
偽物のおかあさんがたくさん出てきますが、本物のおかあさんと、あまり違わないでしょう?
これに尽きる。

1
2016年02月21日

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