山口真由のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ長いこと積ん読にしてたのであわてて読む。
著者の社会人としての体験記といった感じ。俯瞰力は大事。かるい感じで読める。学生さん向け。
下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:
17:どんなに仕事ができても、視野が狭い人はその視野に見合った責任しか与えられない。俯瞰して物事を見ることができる人が上に立つ。
29:全体を見ることができる人は感情に振り回されない。周囲を見る力と先を見る力を伸ばせば、俯瞰力がつく。
45-46:誰かがいけにえになりつるし上げられる社会は、自分がそうなりたくないので同調圧力が加わり、みんなでいけにえを攻撃するようになる。
96:自分を俯瞰するには、自分を小説の主人 -
Posted by ブクログ
東大首席弁護士が教える「ブレない」思考法というパワーワードに惹かれますね。
この本では、「俯瞰力」というところに重点をおいた内容となっています。
俯瞰力の俯瞰の意味は、「高いところから見下ろすこと」「広い視野で物事を見ること」「客観的に物事の全体像を捉えること」といったような感じです。
その俯瞰力をどのように磨くのか、使うのか、応用するのかという三つの論点を主軸に展開されています。
この考え方は多少の地頭の良さを必要としますが、理解できると使えるシーンが多い万能的な能力かなと思います。
特に中間管理職以上を目指しているビジネスパーソンには必須の能力ですので、その方たちにはかなりおすすめ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「リベラルという病」を読んで大変面白かったので、こちらも読んでみたが、結構内容が重複していて、そこは少し残念。日本の曖昧さを嫌っていた著者が、アメリカの文化に触れたことで、白黒つけない曖昧な姿勢というものが実はとても可能性に満ちた素晴らしいものではないかという考えに変わる。
例えば、妊娠中絶に関する考え。アメリカでは胎児の命を殺す悪しき行為、とするか、中絶を禁じることは女性の自由や人生を奪うことになる、という考え方、どちらか、白黒、しかないのだという。そこにグレーは存在しない。中絶したからにはそのことを100%正しいと思わなければならない。「完全な満足」か「深い悲しみ」以外の感情を持つ自由を女