あらすじ
東大を首席で卒業するようなトップエリートは、いったいどんな勉強をしてきたのか――。一般の人とはもともとの頭の作りが違うのか、努力の量が違うのか、みんなが知らない暗記のコツを知っているのか。東大法学部を首席で卒業し、官僚を経て弁護士、テレビコメンテーターなどとして活躍する著者が、どのような勉強法を実践してきたのか解説。「勉強は決して楽しいものではない」と著者は言い切ります。知識を学び、自分のものにするには「努力」が必要です。勉強という作業は極めて地味で、時には退屈、多くの場合は苦痛でさえあるのです。そんな作業を継続してこられた大きな要因は、自分に合った勉強法を確立できていたから。勉強法さえ確立できれば、知識の獲得は断然楽になります。本書では、その具体的な勉強法として、誰でも実践可能な「本を7回読む」というシンプルな方法を中心に、著者が編み出した勉強のコツをたっぷりと紹介しています。
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Posted by ブクログ
弁護士山口さんの七回読み勉強法。インプットの方法として紹介されている。反復法は個人的にも非常に効果的だと実感している。
資格取得のため、再読。
Posted by ブクログ
日常の中で多くの成功体験を見つけ、それを意識的に自分の中に印象づける、なぜなら失敗の印象ばかり抱いたまま生きていると、自分を信じる力が低下するから。
ミクロな視点でのネガティブネス、マクロな視点でのポジティブネス
今自分はサボっている、無駄な時間を過ごしていると思うと、精神衛生上よくない。休んでいる時罪悪感を抱くと休んでいても心が休まらず、結果として疲労が蓄積する
答え合わせするときは、間違いを気にしない
7回読みの4回目ではキーワードを意識して読む
やる気にエンジンをかけたいならまず机に向かう
細かな計画はたてない
模試などの約束事を作る
目標は頑張れば手の届きそうな数に設定
Posted by ブクログ
【1回目】 ここでは、「見出し」を頭のノート上に写し取る感覚で読みましょう。文章にも目を通しますが、主には章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握しましょう。こうして、全体像を大まかに感じ取ります。
【2回目】 1回目を読んで「見出し」が頭に入った段階で、全体を流し読みします。項目だけではなく、より細かいレベルで読んでいきます。
このクールを終えると、「こんな話が、こういう順番で書いてある」ということが把握できます。全体のアウトラインや構造がだいたい頭に入るのです。「前半は総論と背景、中盤は現状、最終部分でこれからの展望を語っている」といったイメージがつかめてくるでしょう。
【3回目】 この段階も2回目と、基本的に同じです。つまり、全体を軽く流し読みしている段階です。2回目にはアウトラインがわかるようになりますが、これはまだうっすらとしたもの。そのアウトラインをより詳細、かつ、明確なものにしていくのが、この3回目読みの作業です。
【4回目】 ここからは、文章の中のキーワードを意識して読みます。よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目に留めておきましょう。ただし、それを「理解しよう」「覚えよう」とはしないこと。「頻出語」「詳しく書いてある」と感じ取るだけで十分です。
【5回目】 作業内容は4回目と同じです。4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。つまり、そのキーワードがどのように説明されているのかに目を向ける段階です。キーワードとキーワードの間をつなげば、その段落の要旨をつかめるようになります。要旨をつかむことは、本を読む上で一番大きな仕事なので、4回目と5回目の2回に分けて行います。
【6回目】 ここからはディテールにも目を向けます。私達、法律家の読む本で言えば、細かな事例の説明などがその典型です。ひとつの判例に対して、「この判例で論点になったポイントはここで、それについてこんな説がある」というのが要旨であり、「その説に基づいた事例として、この判例のほかにはこんなものがある」という説明がディテールにあたります。その部分に意識を向けながら読んでいきます。
なお6回目以降は、「答え合わせ」の感覚を持ちながら読むのがおすすめです。
これまでの5回で確認済みの要旨について、「そうそう、このキーワードの意味はこうなんだ」「このキーワードとこのキーワードの関係はこうなんだ」などと思いながら読み進めましょう。すると、だんだん理解に近づいていることを実感できます。
【7回目】 6回目を終えたら、頭の中のノートにだいたい本が写し取れているはずです。しかし、まだ鮮明ではないので、7回目でしっかり定着させます。
「今ひとつ頭に入っていない」と思う箇所があれば、そこだけピックアップして読めば、さらに万全になります。
Posted by ブクログ
一般的に天才と呼ばれる人々(彼女自身は否定してるが)は努力量が凄まじいことを再認識させてくれる本。
現役時は色々な参考書に手を出してエッセンスを吸収できなかったので、七回読みの勉強法を実践していきたい。目標設定術、メンタル管理法なども参考になった。
Posted by ブクログ
とても良い本だと思った。
7回読みを誰もが実践できるかは分からないが、世の中にずば抜けた能力の人間は殆どいないこと、圧倒的な努力はどんな物にも勝ることを教えてくれる良書。
娘が中学校に上がったら読ませたい。
Posted by ブクログ
インプットの方法はもちろん、その中でどうメンタルやモチベーションをととのえていくかが役に立った。
計画通りに勉強が捗らないことはよくあるので、そういった時に実践したい。
Posted by ブクログ
繰り返しの学びは大事ではあるが、その内容を「7回読み」というインパクトのある言葉でまとめたのは見事です。誰しも「何回やればいいの」という疑問にぶち当たるので、「7」という明確な数字を出したことは素晴らしいです。結果を出された方法なので信頼できます。
Posted by ブクログ
試験勉強や知識を身につけたいならこの7回読みがもっとも効果的。
このテクニックもとても良かったが、勉強への向き合い方や気持ちのコントロールなど、実体験を元に教えてくれた事はとても参考になった。
自分も7回読みを実践し、小さな成功体験を積み重ねたい。
Posted by ブクログ
学習障害だった私は机上の勉強法が確立しておらず、日本一の成績を納めた方の勉強法を享受したく読んでみた。なるほどと試したくなる箇所がいくつかあり、今後TOEICやイタリア語検定等の勉強をするときに試してみようと思う。
Posted by ブクログ
この方は努力の人なんだな、と思いました。
7回読みは1回読むのでも抵抗がある私は、はじめはそんなに読むのは辛そうだと思っていたが、読み方と考え方まで書かれているので私でも出来るかも、という気持ちにさせてくれた。
特に弱点克服法は私も心当たりのある弱点なのでこれからたまに思い出して参考にしたいと思う。
Posted by ブクログ
本書の正しい読み方は、勉強法を習得するまでのプロセスをしっかりと学ぶこと。
山口さんが説く基本的な心構えは、現実的で、手厳しい。
- 勉強は楽しいものではなく、努力が必要と心得る。
- 目的や目標に対しては「できる」という自信が不可欠。
この心構えがあるからこそ、
最短距離で目的を達成しようという動機が生まれる。
また、山口さんが、自身の経験の中で習得した技術(勉強法)が、本書のタイトルにあるように『7回読み』だ。
- テキストを「理解しよう」とせず、何度も流し読みする。
-「繰り返し読めば理解できる」ことを成功体験としてしっかり刻み込む。
この技術の部分は、人それぞれに自分自身の経験を通して学んでいくことが、最短距離で目的を達成するための近道になると思う。
山口さんの説く心構えで、自分に合った勉強法を自身の体験で身につけること。そのためのヒントがこの本に詰まっている。そう考えてこの本を読むと、とても参考になる。
山口さんのレベルまで到達できるかはわからないけど、
山口さんのレベルに近づくことはできる。
本書は、そのための参考書だったんですね。
Posted by ブクログ
もしその教科書に載ってるワードで意味のわからないものがたくさんあれば、7回読みの軽さとスピード感も大事だけど、同じくらいその言葉を地道に調べて理解しようとしていくことが大事。そこはもう時間かかるから割り切る!
ワードの意味や背景知識がある程度入ってきたら、7回読み勉強法を実践しやすくなってると思う。その言葉に多く触れ瞬時に立体的なイメージを持てるようになると、再構築もしやすい!
7回にわたる読書で、「真似から再構築」へ移行し、自分の中で「認知から理解」へと変化していることを実感できること。この段階まで行って初めて真由さんの勉強法の恩恵を受けられる気がする!
つまり、自分の今の知識がどれくらいあるかで、その教科に合わせてバランスよく勉強することが大切だと思います。
Posted by ブクログ
努力の天才、山口真由さんの実体験を辿りながら、いかに勉強法・マインドセットを確立したか書かれている。
「7回読み勉強法」
・30分~1時間の流し読み×7セット(ご本人は30分で300ページ読む)
全体像(1回目)見出し把握(2回目)アウトライン把握(3回目)アウトライン明確化
内容(4回目)キーワード意識(5回目)キーワード間の要旨理解
細部(6回目)ディテール意識(7回目)不明点ピックアップ、定着
・できれば1日以内に繰り返し読むことで、認知から理解への道筋を作る
・1週間で7回よめば、平読み1回とほぼ同じ時間か少し短いくらいだが、記憶への定着度が高い
Posted by ブクログ
本の題名が何となく著者の属性を微妙なものにしているような雰囲気を感じつつ、興味本位で手に取って読んでみた。
7回読みって、どんだけ根性あるんだよ…と思いつつ本の中では、3回目までは全体像の把握と言う事で、見出しを中心に読んで構造や書かれている事を自身の頭にインプットし、4,5回目でキーボードの把握、6,7回目で内容に入って行くとの事で、なんか、前に同じ様なやり方を言ってる人がいたなと。確か、齋藤孝氏の本では、目次を10回読む方法だったかな。読むという行為を頭から読み進めて行くというより、鳥になって空から全体を俯瞰して辺りを眺めてどこに何が有るのかを認知してから陸に降りて調べて行く様な感じ。
書かれているのは、勉強法なので、小説や映画でストーリーがどうなるのか分からないドキドキ感を追いかけて読むのが好きな人は、切り替えが必要。
読むとは言っても、娯楽の為に読むのでは無く、生きる為に読むのだ。
7回読みのベースになっているのは、「認知」から「理解」という考え方や繰り返し学習。これらは、脳科学的な雰囲気も漂っているし、AIの進化の歴史とも繋がりありそうで、こういうノウハウは、人類の共通知識として整理されて小学生くらいの授業に還元されても良いんじゃなかろうか。(別の本が出ていそう)
その上の学校からは、読んでくるのは当たり前で、自分の意見を組み立てたり。
因みに、この本では、読むだけじゃなくて、書いたり解いたりといったアレンジも書かれている。
そして、人間だから、やり過ぎも良くない例として、彼女が大学時代の猛烈な勉強で蛍の光を幻聴で聞いていたエピソードも…
この本の想定読者って、社会人なのかな。中高生が読むにはちとヘビーな感じもするし、窮屈に感じる人の方が大多数だろう。まあ、ここが時間の使い方とかの限界だなという基準として受け止めるのが良いかも。
Posted by ブクログ
フォトリーディング&高速リーディング。
熟読はしなかったが、37回の高速回転をしている中で熟読以上の知識は得た。高速回転の著者と本書の著者の本は今後も追っていきたい。
Posted by ブクログ
オーディオブックで読んだが、
内容が簡単で聞きやすかった。
合計7回読み。
最初の3回は流し読みで良い。
少しずつ、内容の輪郭が明確になっていく点など、
使えそう。
著者のように30分で一冊は読めないが、
章ごとに深く理解しようと気張って読むのではなく、理解できなくてもいいからさらっと読んで繰り返し読むと、頭に入りやすいのは、他の本で実感できた。
あとは、著者は結局努力の天才。
本を読む、勉強するモチベが少し上がった。
Posted by ブクログ
「本をさっと7回読む」だけというシンプルな学習法を紹介した一冊。手順も手法もシンプルそのもので、本書内の記述もあっという間に終わってしまい、他はこの方の勉強遍歴の紹介などです。中身が薄いかと思いきや、常人には真似できないような長時間学習を続けていたりと、そちらも意外と楽しめました。
Posted by ブクログ
7回読めばだいたい覚える、という学習方法がシンプルで分かりやすい。
勉強する目的がある人生は、辛いことがあるからこそ楽しいことがある。
意外と親しみを感じた。誘惑に負けない方法を考えていることなど。
Posted by ブクログ
やっぱり凄まじい勉強量があっての今なのね…とつくづく思った。一つ、参考になったのは、多くの参考書に手をつけず、網羅的な1つのものをじっくりやると言う事。確かにそうだと思う。
あとは目標設定。
Posted by ブクログ
いきなりテキストを熟読しようとして、壁にぶつかることが多いだけに、さらさらと繰り返し読むメソッドに新鮮さを感じた。ぜひ試してみたい。
ただし、この本のうち、読む価値があると感じたのは数ページだけでした。(本間)
第4章に「7回読み」の方法がすべてまとまっているので、忙しい方はここだけで良いと思います(その他は自伝)。ぜひ参考書を読む際に試してみたいと思いました。(小林)
Posted by ブクログ
★サラサラ7回読めばオッケーという少し新しい勉強法の紹介本
●勉強法というレールを敷けば知識は身についていく
●講義を聞くより読む方がスピーディー
★講師の解釈を挟むことなく自分で頭に入れることができる人は確かに良いのかな
●勉強する目標がある人生は辛いことがあるからこそ楽しいことがある。勉強しない奴の人生は平坦
●回答のチェックをするのは全問題を5回以上解いたあと。
●ただのサボりはかえって疲れる
●7回読みの特徴①読むことの負荷が小さい②情報をインプットするスピードが速い③いつでもどこでもできる
●私の場合、300ページ程度の本を1回30分程度で読んでしまいます。単なる流し読みで。
●要点をつかもうと思う必要なし。7回読む間に要点は必ず浮かび上がる
●1回目 見出し同士の関係把握 2回目 こんな話がこんな順番で書いてある 3回目 同じ 4回目 キーワードを意識 5回目 キーワードとキーワードの間の説明を意識、要旨がつかめる 6回目 ディテールに目を向ける 答え合わせの感覚 7回目 頭ノートを定着させる
Posted by ブクログ
「天才には〜」と内容の重複もあり。
7回薄く繰り返す読み方について解説→第4章
●司法試験における論文式試験の基本的な作業は、 ①どのような点が問題になっているかを探し出し、 ②それに関する一般的な見解を紹介し、 ③その一般的な見解はここが問題だという批判をした上で、 ④その批判を克服するための新しい見解を持ち出して、⑤ 最後にその見解を事例に当てはめるというもの。
●はじめなきゃ、やらなきゃ というプレッシャーの排除が難題や継続に対してのコツ
●社会人の評価を左右する瞬間の大半は、「アウトプット」にある。どんな発言をするか、どんな資料を作るか、どんな企画を立てるか。自分の能力を外に出し、周囲に役立てることが高評価につながる。それは、自分の作った成果物を他者と接触させる瞬間、とも言い換えられます。 そう考えると、アウトプットの機会はどこにあるかが見えてきて、その結果として、「頑張りどころ」も見えてきます。 たとえば会議のときには、発展性のあるいい発言ができるようにすること。無知を露呈しないよう、きちんと準備をしていくこと。そう考えると「ここ数年の消費者の動向についての資料を、明日までに見直しておこう」というふうに具体的な目標が定まり、何を勉強すべきかが見えてくるでしょう。このようにして小さな目標を繰り返し達成するうちに、次第に大きな目標を設定するモチベーションが湧いてきます。
Posted by ブクログ
7回という出来そうだけど難しい回数設定が絶妙。考えてみれば好きな本が頭に入ってるのは多読してるというのはある。
著者の学歴からの説得力がある本。
Posted by ブクログ
著者の成功ストーリーが多め。
7回読みの説明はほんの1ページという本。
もう少し説明が欲しかったが
ちょっとやってみよう
1回めは大見出し
2回めはアウトライン
3回めはアウトライン詳細
4回めはキーワード
5回めはキーワードとキーワードの説明
6回めは細かな説明
7回めは漏れ
Posted by ブクログ
いきなりテキストを熟読しようとして、壁にぶつかることが多いだけに、さらさらと繰り返し読むメソッドに新鮮さを感じた。ぜひ試してみたい。
ただし、この本のうち、読む価値があると感じたのは数ページだけでした。
Posted by ブクログ
一冊の基本書を決めて、それを何回も目を通すことで、網羅的な知識を身につける「7回読み」勉強法を紹介している本です。
本書のタイトルにもなっている「7回読み」勉強法そのものは、たしかに効果がありそうです。ただ「7回読み」勉強法それ自体の方法はシンプルなので、一般的な勉強の心構えや気をつけるべきことを書きくわえて水増ししているような印象を受けてしまいました。
とはいえ、これまでの人生で7回も読んだ本がほとんどないことに気づかされ、自分の勉強のしかたについて反省させられるところがあったという意味では、有益な読書だったように思います。
Posted by ブクログ
春になると、毎年、つらい思い出がよみがえります。
あの学校に落ちた、あの会社に落ちた…
勉強ができたら、人生変わっていたなあ…
来世があるなら、今世の失敗は絶対にしないぞ…と。
内容は、7回読んでいれば、要点がわかり、頭に入る、というタイトルどおりのものです。
具体的な7回読みの進め方は、下記のとおり。
全体→内容→細部
の順番で頭に入れていきます。
1回目 見出し、全体像をおおまかに感じ取る。
2回目 見出しが頭に入った段階で、全体を流し読みし、全体のアウトライン、構造を頭に入れる。
3回目 2回目と同じ、アウトラインをより詳細に把握する。
4回目 文書の中のキーワードを意識する。
5回目 キーワードがどのように説明されているかをみる。
6回目 ディテールを意識する。
7回目 頭の中に定着 頭に入っていない部分は、集中して読む。
著者は、300頁くらいの本ならば、1回30分で読みます。
1回1回は流し読みです。
別アレンジとして、数学等では、7回解きもあります。
勉強のできる人
=自分の勉強法を確立している人
=知識を得るために最短距離を知っている、実践している人
本当に、この勉強方法が、通用するか、
試したくなりした。
うーん
自慢から始まって自慢で終わってる気がする。
七回しなさい。その七回こなすためにはどういう目標があって、七回分の時間と気力をなぜ費やすのか、志があればできますよ、といたく単純な内容です。
題名と同じですね。