山口真由のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分は「ふつうじゃない」と思う人は、「ふつう」からどのくらい離れるかという尺度で、人生を構築している。
この言葉にずどんと来た。さすが思考を止めずに考え抜くことのできるスーパー才女だなあと思った。
著者の山口氏は、この人がバリキャリ未婚の代表でなくしてなんであろうというすごい人だけど、普通(あー普通って書いちゃった)の未婚女性が持つような葛藤を抱えていてそこを素直に記しているところもとても良かった。
アカウンタビリティを逃れるために、「結婚したいのにできない人」というフレームワークに自分をはめて楽をしていたと。そしてその葛藤から時々心に澱をためて爆発させていたということ。すごくわかるんだよな -
Posted by ブクログ
ネタバレ「頭のよさは後天的に伸ばせる!」という帯に書かれたキャッチコピーにまんまと釣られて購入
今後一生学びを続けていかなければならない立場として、得られたものは多かった
特に「勉強をつまずかせる大きな原因のひとつは、自分がやっていることを「これでいいのだろうか」と疑ってしまうこと」というのは身に覚えがありすぎて…
なにより勉強を楽しめるようにならねばと思った、今後は仕事に生かしながらの勉強になるからもっとよろこびとしての学びを実感していけたらいいな
あと読書の習慣もっと大事にしたい
「『努力そのもの』が楽しくなりはじめると成績が落ちる」
「生きるとは、苦しい状態を楽しむこと」
「長期記憶のポイン -
Posted by ブクログ
タイトルがいまいちだけど、非常に良かった。筆者の仕事の経験談おもしろい。新社会人にもおすすめ。
財務省の不完全命令は、単に時間の無駄なのでは?いつどこで誰に何のために何部渡すのか、教えてあげたほうが早いのでは?それを俯瞰力を鍛えるためとかいって新人に汲めというのは、訓練という名の非効率的なやらなくていい残業を生むのでは?視野が短期的すぎるのだろうか。でも、こんなんだから長時間労働がなくならないのでは?河野さん、どうにかしてくれ笑。
上司の電話の相手を予測したり、電話を必死に聞いたりっていうのは前のめりの姿勢でいいと思うし私もやってたけど、不完全命令が実力を育てるってようわからん…
プレー -
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本書の正しい読み方は、勉強法を習得するまでのプロセスをしっかりと学ぶこと。
山口さんが説く基本的な心構えは、現実的で、手厳しい。
- 勉強は楽しいものではなく、努力が必要と心得る。
- 目的や目標に対しては「できる」という自信が不可欠。
この心構えがあるからこそ、
最短距離で目的を達成しようという動機が生まれる。
また、山口さんが、自身の経験の中で習得した技術(勉強法)が、本書のタイトルにあるように『7回読み』だ。
- テキストを「理解しよう」とせず、何度も流し読みする。
-「繰り返し読めば理解できる」ことを成功体験としてしっかり刻み込む。
この技術の部分は、人それぞれに自分自身の経験を -
Posted by ブクログ
もしその教科書に載ってるワードで意味のわからないものがたくさんあれば、7回読みの軽さとスピード感も大事だけど、同じくらいその言葉を地道に調べて理解しようとしていくことが大事。そこはもう時間かかるから割り切る!
ワードの意味や背景知識がある程度入ってきたら、7回読み勉強法を実践しやすくなってると思う。その言葉に多く触れ瞬時に立体的なイメージを持てるようになると、再構築もしやすい!
7回にわたる読書で、「真似から再構築」へ移行し、自分の中で「認知から理解」へと変化していることを実感できること。この段階まで行って初めて真由さんの勉強法の恩恵を受けられる気がする!
つまり、自分の今の知識がどれく -
Posted by ブクログ
ネタバレフォトリーディング&高速リーディング。
7回読みの山口真由さんの本で、アウトプットとインプットに特化した本との事で興味を持った。
自称、努力型の人のその努力のヒントがたくさん詰まっていた。よくある自己啓発やできる人、頭のいい人の本にはない丁寧さがあるのでお勧め。
下記に付箋を貼った個所の要約を記す:
28-29:発言をする際に「果敢」であることはOKだが、「ずうずうしい」のはNG。自分を大きく見せない事。どのように気付いたのかをちょっと入れて話すと好感を持たれる。
59-61:くよくよする事は安楽ゾーンであって、成長する事を拒否した守りの姿勢。いつまでもくよくよし続ける事は実 -
Posted by ブクログ
最近テレビなどでもよくお見かけする元財務省官僚の山口女史による勉強法(と来歴)を記した本。
基本の方法はシンプルで、一回一回の読書を短時間で済ませて、且つ同じ本を7回読む、というもの。
勉強する分野や本の種類によって細かなやり方の違いはあるが大まかにはこれ。後は著者の子供の頃から社会人になって以降の経歴を勉強と絡めて記されている。
著者にとっては子供の頃にこの方法で上手くいった経緯からこの勉強法に自信を持っていて、それを原動力に(それを信じて)勉強に打ち込めた。
これはつまり我々にもそれぞれに有効な勉強法があるかもしれず、それを見つけられればそれを信じて勉強に集注できたり、成果を出せたり -
Posted by ブクログ
努力の天才、山口真由さんの実体験を辿りながら、いかに勉強法・マインドセットを確立したか書かれている。
「7回読み勉強法」
・30分~1時間の流し読み×7セット(ご本人は30分で300ページ読む)
全体像(1回目)見出し把握(2回目)アウトライン把握(3回目)アウトライン明確化
内容(4回目)キーワード意識(5回目)キーワード間の要旨理解
細部(6回目)ディテール意識(7回目)不明点ピックアップ、定着
・できれば1日以内に繰り返し読むことで、認知から理解への道筋を作る
・1週間で7回よめば、平読み1回とほぼ同じ時間か少し短いくらいだが、記憶への定着度が高い -
Posted by ブクログ
俯瞰的に視るとはトップに近い立場で視るということ。すなわち俯瞰的に視れない人はトップになれない
①作者の視点で自分を視る
・目の前の事に没頭していると近視眼的になる。俯瞰的に視るには自分という物語を描く作者として自分の行動を視てみる
・複数の社会に所属することで多面的に物を視ることができる
②アウトプットすることで自分の価値観、意見は定まり、能力は鍛えられる
・俯瞰的に視た意見をアウトプットすることで能力は鍛えられる
・誰も反対しない意見は意見ではなく事実。評価が分かれるものが意見なので、批判はあって当たり前
・評価も突き詰めて言い換えれば事実(頭が良い→勉強ができる→地道に繰り返す能力が