吉本佳生のレビュー一覧

  • クルマは家電量販店で買え!

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    車が系列販売店だけでなく買えるようになると僕も過去考えたことがあったが実際そのようになってきているのは驚きだ。
    家電のように価格競争に巻き込まれることは容易に想像出来る。
    フードマイレージに関する指摘は納得できる。
    食料を運ぶ重さに距離を掛けて算出するのだが輸送手段を問わなかったり、逆に人が移動した場合はフードマイレージが0になるといった欠点が見える。
    こうした指標はよく考えなければならない。
    オークションに値段を上げて行くイングリッシュオークションと値段を下げて行くダッチオークションがある。
    その他に封印オークションがあり最高落札額を提示した人がその金額で買うファーストプライスオークションと

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    2018年11月23日
  • 暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり

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    ビットコインの暗号の仕組みと通貨としての可能性
    技術的な構造だけでなく貨幣論を歴史も踏まえて一般的に考察している
    暗号通貨の将来性をポジティブにとらえている

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    2018年11月23日
  • 日本の景気は賃金が決める

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    アベノミクスを違った観点で再検証できる本。賃金格差、賃金デフレという切り口で、アベノミクスが本当に効くのか再考させてくれる。結論としては、一般に聞かれるアベノミクス議論では、細かい部分の説明が不足していて判断できないというところ。金融緩和が資産バブルにつながった過去事例の再現とならないことを祈るのみ。日本の内需は大きいことを認識させてもらったことは大きな収穫だった。

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    2018年11月12日
  • スタバではグランデを買え!

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    タイトルは釣り。結局は全体規模で考えた場合、どこでコストを調節するかの話…であるが、後半から面白い。100円ショップや石油製品の話など、ケースが多くて飽きない。また、珍しく一読の価値がある「おわりに」であった。個人でのコスト削減の一助になる。

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    2018年10月20日
  • スタバではグランデを買え!

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    生活に密着したコストに関する考え方を楽しく説明してくれる良書です。製造コストや運送コストなど目に見えるコストだけでなく、情報コストなどの取引コストの考え方が、よくわかります。「高くても買う人には高く。安ければ買う人には安く。」という企業の価格戦略もわかり易く説明してくれます。いい本です。

    関係ないのですが、エンボスの効いた表紙は子供に好評でした。(笑)タイトルのコピーもキャッチとしては良かったんだと思います。

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    2018年10月14日
  • 日本経済の奇妙な常識

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    経済は難しいので、筆者の主張が全般的に正しいのかどうかわからないが、国内需要の緊縮は労働賃金の減少であるとは思う。また、「デフレの正体」で言っているように労働人口の減少であることも正しいのではないか。財政破綻を想定したプランを立てるべき、という主張は、今の政治家では無理だろうな〜。

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    2018年10月20日
  • むしろ暴落しそうな金融商品を買え!

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    あまり人に紹介したくないくらいの良書。
    将来資産運用を考えている人達は読んだほうがいいと思う。
    こんなおいしい情報本にしていいのかなと感じたけど、この本の内容はほんの一部で著者はもっと多種な投資手法を知っている気がする。

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    2018年09月02日
  • 日本経済の奇妙な常識

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    私の力では、本書の内容を正確に要約することもできないし、筆者の見解を検証しながら読むこともできない。
    でも、ここに書かれていることは衝撃的だった。

    日本の稀有なデフレ期は、日銀=日本政府の過度な円安誘導のためであったのか。
    国際金融論の見地からはそうなるのね…。
    そして輸出産業は潤ったものの、内部留保だけが増え、社会にお金が回ることはなかった、と。
    その一方で、多くの企業(中小企業)は価格転嫁を悪とみなす風潮に逆らえず、人件費の切り下げでの対応を余儀なくされ、国内の経済格差は拡大した、と。

    自分自身もみてきたことがパズルのピースのようにはまって、絵が見えてきたような感じがした。

    最後の提

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    2017年09月24日
  • むしろ暴落しそうな金融商品を買え!

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    挑発的なタイトル。
    個人投資家は、暴落によるダメージを徹底的に避け、バブルのチャンスに乗って儲けるしか、資産を増やす芽はない、というのだ。
    逆に、金融知識に自信のない個人投資家は、ネットバンクの預金と、変動型10年満期の個人向け国債がよい、ということだった。
    個人の投資家ができるリスク管理は、流動性リスクだけ。
    それゆえの、上記二つの選択だと。

    金融の世界の常識も変わる。
    長期にわたっての分散投資がよい、という常識さえ、もはや通用しなくなっているという。
    本書は5年前の本だが、今はどうだろう。

    実際、私も日本株、日本債券、先進国株、先進国債券と四つのインデックス投信に分散して積み立てをして

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    2017年08月02日
  • スタバではグランデを買え!

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    ネタバレ

     タイトルは煽りすぎですが,中身は真っ当で,いわゆるミクロ経済学として扱われるトピック(の一部)について,様々な事象・事例を用いて門外漢にも分かりやすく解説されています。
     すでに他のレビューに書かれている通り,本書の主軸となっているトピックは,モノやサービスの価格・料金体系がどのように決まり,それらがなぜ現在のような形・あり方になっているのかということです。「スタバではグランデを買え」は全9章のうちの1章での著者の主張に過ぎず,本書の内容全体を代表しているわけではないので「煽りすぎ」というわけです。
     私が個人的に面白いと思ったのは上記の主要トピックがかかれている部分ではない,第7章でした。

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    2017年05月23日
  • スタバではグランデを買え ――価格と生活の経済学

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    人が物やサービスを買う時は「お金」だけではなく「時間」「労力」が対等に働くということを頭に入れて行動することが、偏った思考にならない方法なのだと言うことを感じた一冊でした。

    ・「裁定取引」とは、同じ時点で同じ物が違う価格で売買されていた時、その価格差を利用して儲けようとする取り引き、いわゆる転売。

    ・ドミナント戦略
    物流の効率を考えて特定の店を集中して出す戦略のこと。

    ・規模の経済性
    たくさんの物が作られることによってコストが下がること。

    ・経験効果
    同じ製品を繰り返し作ることによって品質管理が向上してコスト低下をもたらすこと。

    ・価値を測るものとしては「お金」「時間」「労力」を用い

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    2017年01月25日
  • スタバではグランデを買え ――価格と生活の経済学

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    ネタバレ

    コスト計算に関する考え方が、めちゃくちゃわかりやすい。手間をかけるということは、コストがかかっている、ということ。リテラシーのない人はコストを払うしかないということ。人と同じようにやっていて得になることと、損になることがあること。あたりまえだけど、原油を精製するとき同時に全種類できてしまうから、国内で消費するために100円ショップのプラスチック用品を作るとか。高級品を作る工場の空きのあるときに安く作るとか、そうすれば、新たなコストは材料費だけでいいとか、すごい面白いね。船便で中国からモノを運んでくるのは、思ったよりも全然コストがかからないとか。子供の医療費補助が、本当に子どものためになるのか、

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    2016年11月18日
  • 日本の景気は賃金が決める

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    わかりやすくかつ説得力もある経済書である。
    本書は2013年4月の発行だが、この内容は2016年9月現在でもいまだ賞味期限は切れていない。アベノミクス関連の経済書では稀有な存在であると思う。
    データも豊富に活用されていて、最終章での主張はアベノミクス以降の日本の経済方針がどうあるべきかとも読める優れた提言とも思えた。

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    2016年09月15日
  • 無料ビジネスの時代 ――消費不況に立ち向かう価格戦略

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    「コーヒー一杯無料」を謳うカフェAと、「コーヒーを一杯頼めばおかわり無料」のカフェB。二つのカフェの戦略には、どういう違いがあるだろうか。実質0円スマホと、基本プレイ無料の携帯ゲームは、それぞれどんな思想で設計されているのか。TDLやUSJが、アトラクションごとの課金を行わないのはどうしてか――。

    本書が扱うのは上記のような、いわゆる「無料ビジネス」の戦略である。おカネを稼ぐことが最大の目的であるビジネスと「無料」は本来、相性が良くないはず。ところが現実では、これを戦略に採り入れる経営者は少なくない。

    タダほど高いモノはなく、美味しい話には裏がある。コーヒー無料を謳うのは、それにかかるコス

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    2016年07月03日
  • スタバではグランデを買え ――価格と生活の経済学

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     「スタバではグランデを買え!」ってなぜかを知りたくてこの本を読んだ。100円追加で容量が2倍になるから消費者にとってお得感があり、スタバにしてみれば増えた容量の原価は人件費や家賃に比べるときわめて低いので、両者にとってwin-winの関係となる。
     たしかに、スタバにしてみればグランデを注文する消費者は上客であるが、はたして消費者は、容量が2倍になったからといって100円を余計に払うものでしょうか?
     本書でも述べているように、コーヒーショップはコーヒーそのものと飲む場所を提供するサービスである。多くの人は、コーヒー目当てにスタバに行くのではなく、憩いの場所として利用することが多い。したがっ

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    2016年01月31日
  • スタバではグランデを買え!

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    かつて話題になっていたので、機会があれば読みたかった本。1,2章は用語理解のための説明がメインで、3~9章はケーススタディ。

    重要単語が太字になっている等、とても用語理解しやすい印象。きっと筆者の方は、講演や講義も分かりやすいのでは。

    今読むと、事例が古いもの(例:薄型テレビの製造の話)もあるが、「子供の医療費無料化は、本当に子育て支援になるか?」など、ハッとさせられる事例もあった。

    半日もあれば読めるので一読する価値あり。

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    2016年01月07日
  • スタバではグランデを買え!

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    価格の決定要因には、取引コストが効いている。身近な価格から経済の仕組みを考えることができて、勉強になった。規模の経済性は知っていたが、範囲の経済性の概念は初めて知った。石油価格が食品価格に影響することや、子どもの医療費の無料化などのケーススタディが載っていて、理論のみの解説書より分かりやすい。一番は、タイトルが興味をそそること!

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    2015年12月31日
  • スタバではグランデを買え!

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    ネタバレ

    会計の本を手に取ったつもりだったけど、
    読んでみたら経済の本だった。

    世の中のモノ・サービスの価格は取引コストによって
    決まるというのが主旨。
    確かに、自分が手にするまでの経済活動を想像して
    分解してみるという視点は面白い。

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    2015年10月21日
  • 暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり

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    ビットコインにかぎらずネット上の暗号通貨の存在意義はじわじわと高まってくるのだろう。それが「どういうものか(=通貨として通用する仕組みとその意義)」を大雑把に掴んでおくためには便利な本。

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    2015年08月27日
  • 日本の景気は賃金が決める

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    建設業、飲食業で人手不足になって賃金上昇している現状は、いいことなのかなと思う。
    筆者の現状分析が読みたくなった。

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    2015年07月28日