吉本佳生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初はマーケティングの本と思って手に取ったのですが…
ペットボトルのお茶という同じものが、自動販売機、コンビニ、スーパー、ディスカウントショップでは、なぜ異なる値段で売られているのか?を始め、デジカメとテレビ、携帯電話、スタバなどシアトル系カフェ、100円ショップなど身近な話題を経済学の観点から、分析し、わかりやすく説明している本です。
経済を勉強したい高校生、社会人1年生(特に経済を勉強しなかった)におすすめです。中堅クラスのビジネスマンにとっては、「そんなの知っている」ということも多数ありますが、難しいことをここまで単純化、簡素化してまとめ、伝える能力は素晴らしいと思います。
個人的に参考になったのは、子供の医療費の無料化は本当に子育て支援になるか?(第8章)社会の動きも経済学から分析するとこういう意見がでるのかと感心させられました。
久々に絶対読んで欲しい1冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ吉本佳生さんの本は、経済学をほんのちょっとしかかじったことのないぐらいのレベルの人でもすっと理解できる、分かりやすい良書ばかりだと思います。
正直、気にも留めずにタイトルに惹かれて買って、読み始めてから「あぁ、『スタバではグランデを買え!』の人だ」と気付いたので、あまり偉そうなことは言えませんが。
個人的に一番納得できたのは、本屋をある種の無料ビジネスのモデルとして捉えてその性質を分析したことで、なぜ電子書籍が普及しないのかを解き明かしている章。なるほどなーと、膝を打つ内容でした。
無料ビジネスを始めるためのヒントには乏しいですが、今後の無料ビジネスがどうなっていくかを見通すためには良い指針になる本だと思います。 -
Posted by ブクログ
・超オススメ。
・著者が吉本佳生というだけで良書の予感。そして、読んでみたらやっぱり良いw
・株価が、もし、50%上昇したあと、50%下落すると、元より25%安くなる
→X%上がって、そこからX%下がる
→(1 + X%)×(1 - X%)
→1 - X%の2乗
→X%の二乗ぶんだけ必ず元より安くなる
→「ボラティリティは、リターンを蝕む」って、この事なのかな?
・上昇×上昇の複利効果 →上昇幅が段々大きくなる ※投資本でよく紹介されるパターン。
・上昇×下降の複利効果 →徐々に下降してしまう
・下降×下降の複利効果 →下降幅が段々小さくなる
・数字の読み方が上達するコツは、期間を意識する。
→投信のパンフレットで、販売する商品に都合の良い期間(=下落時を除いてリターンが高く見える様になってないか?)が設定されていないかチェックする。
・どの視点からみるのかをきちんと決めてから論じることは、とても大切。
たとえば、「おカネ持ちからもっと税金を集めろ」という主張は、おカネ持ちをフローとストックのどちらの視点から定義するかによって、まったく別の人たちから税金をとる 話になってしまう。
・1年12ヶ月で、同じ月など一つもない。
→季節変動を考慮。
→例えば、月次の売上を比較する場合でも、平日の日数は前月とは異なるし、前年とも異なる。
・平均の単純な比較は危険。
→グループ内にデータの偏り(一人だけ、点数の高い人がいるなど)があると…。
・日米の失業率の単純な比較には意味が無い。
→国によって失業者や労働者の定義が異なる。
・不況が深刻化すると、職探しを諦める人が増加する為、失業率は低下する。
・逆に、景気が回復すると、職探しを諦めていた人達が、職探しに復帰する為、失業率は上昇する。
・知りたい内容より、あと一段階細かいデータも、きちんとみる。
→分析段階で手を抜かないという事でしょうか、耳が痛いです^^;
・毎回当たる宝くじ売り場のカラクリ。
→当たるという評判につられて、売上が伸びる(=買う人が増える)
→当たる「確率」は変わらないけど、分母(=買う人数)が増える為、分子(=当たる人数)も増える。 -
Posted by ブクログ
超良書でした。
前著『スタバではグランデを買え!』の続編とも言える、価格を題材に取った内容になっています。
金融の世界を分析するためによく使われる考え方を中心に、具体的な企業の戦略に当て込んで、その中身をわかりやすく説明してあります。
■サービス業は稼働率を高めることがポイント
■労働者はお金を稼ぐために働き、企業は金を払い労働を買う
■規模の経済性
■高くても買う客には高く売る、安くないと買わない客には安く売る
■プライベートブランドの安さの秘密は追加コスト
■大手保険会社は今後益々割高になる
■オートバックスやヤマダ電機で車販売
■ランチの採算は客単価でも原価率でもなく、稼働率
■ランチの売上は安定収入
■稼働率に応じた価格設定
■都会は高く、田舎は安く
■中国偽ブランドの横行は、日本ブランド店の利益を増やす
■1000円札のオークション
■学歴社会の表面上の評価と本当の評価
■高学歴=親などの教育投資が多額なこと
■雇用が不安定なので、身軽な生活スタイルはある意味有利
■麻薬は成年が持っていても犯罪、タバコは持っていても犯罪ではない
■結局、税収を増やしたい政府の思惑を隠すものでしかない
■緩い排出権の設定
■既に金融機関が、将来の排出権価格の上昇を期待して排出権を買い集めている -
Posted by ブクログ
○アクションプラン:
• 自分のことをよく知った上で、生活する
どんな面で大衆的(平均的)な好み、能力、行動パターンを持ってるか
逆にどんな面では、少数派なのか
その好き嫌いは日頃の買い物、能力等は仕事で活かせる
(→5000円がセールで2000円になってても、要らない物なら買うだけ損。逆に自分にどんぴしゃでマッチしたら、高くても買う方が経済学では合理的)
○学び:
• サンクコスト(埋没コスト) 用語として覚える
行為や事業に投下した資金、労力のうち、事業や行為の撤退、縮小、中止をしても戻ってこない資金や労力のこと。
経済学で合理的に判断したいなら、サンクコストは捨てて、とっとと諦める
• 比較優位(P183〜184の図がわかりやすい)
劣っている人でも、優れている人に勝てる所はある的な(ビジネスで使う場合)
○感想:
• 少し難しいので速読には向いていないが、わかりやすく面白い
• 経済の知識をもっとつければ、速読もいけそう
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Posted by ブクログ
価格差はコストに起因する
規模の拡大に伴って値段も安くなる。乾燥機も安くなるはず
範囲の経済性もいう考え方。共通の事項があれば、節約でき、その分安くなるということ。
値段が高いもので企業は儲けている。人はこだわりが生まれると高くても買うからである。
広告やパンフレットは消費者能力テスト。
スタバではグランデを買えというのは、店は最も利益率の高い特別なドリンクの大きいサイズを買わせたい。
サイズ間の価格差がどんなドリンクでも100円なのは特別なドリンクの大きいサイズを安く見せるため。
スタバの原価は実は人件費がほとんど、大きなサイズのドリンクでも、人件費はほとんど変わらないため、利益はその分上がる。
買う側からしても、大きいドリンクは割安なので、大きいドリンクが飲みたければお得。
デパートで売っている1000円の皿と100円ショップの皿の違いは
追加コストである。
設備が労働者が遊んでしまう時間に作るから非常に安くできる
デパートではいろいろ選べる代わりに、そのコスト900円は高くつく。
多くの人が自分の能力を勘違いしてる
スター
器用貧乏
縁の下の力持ち
自信過剰
まじめ(良き社畜的な)は、管理者のコストを大きく削減できるため、高く評価される。
自分がどれだけ他人と違うか、を正しく認識できていると、賢く生きられる。