吉本佳生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ吉本佳生さんの本は、経済学をほんのちょっとしかかじったことのないぐらいのレベルの人でもすっと理解できる、分かりやすい良書ばかりだと思います。
正直、気にも留めずにタイトルに惹かれて買って、読み始めてから「あぁ、『スタバではグランデを買え!』の人だ」と気付いたので、あまり偉そうなことは言えませんが。
個人的に一番納得できたのは、本屋をある種の無料ビジネスのモデルとして捉えてその性質を分析したことで、なぜ電子書籍が普及しないのかを解き明かしている章。なるほどなーと、膝を打つ内容でした。
無料ビジネスを始めるためのヒントには乏しいですが、今後の無料ビジネスがどうなっていくかを見通すためには良い指 -
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Posted by ブクログ
・超オススメ。
・著者が吉本佳生というだけで良書の予感。そして、読んでみたらやっぱり良いw
・株価が、もし、50%上昇したあと、50%下落すると、元より25%安くなる
→X%上がって、そこからX%下がる
→(1 + X%)×(1 - X%)
→1 - X%の2乗
→X%の二乗ぶんだけ必ず元より安くなる
→「ボラティリティは、リターンを蝕む」って、この事なのかな?
・上昇×上昇の複利効果 →上昇幅が段々大きくなる ※投資本でよく紹介されるパターン。
・上昇×下降の複利効果 →徐々に下降してしまう
・下降×下降の複利効果 →下降幅が段々小さくなる
・数字の読み方が上達するコツは、期間を意識 -
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Posted by ブクログ
超良書でした。
前著『スタバではグランデを買え!』の続編とも言える、価格を題材に取った内容になっています。
金融の世界を分析するためによく使われる考え方を中心に、具体的な企業の戦略に当て込んで、その中身をわかりやすく説明してあります。
■サービス業は稼働率を高めることがポイント
■労働者はお金を稼ぐために働き、企業は金を払い労働を買う
■規模の経済性
■高くても買う客には高く売る、安くないと買わない客には安く売る
■プライベートブランドの安さの秘密は追加コスト
■大手保険会社は今後益々割高になる
■オートバックスやヤマダ電機で車販売
■ランチの採算は客単価でも原価率でもなく、稼働率
■ランチの -
Posted by ブクログ
価格差はコストに起因する
規模の拡大に伴って値段も安くなる。乾燥機も安くなるはず
範囲の経済性もいう考え方。共通の事項があれば、節約でき、その分安くなるということ。
値段が高いもので企業は儲けている。人はこだわりが生まれると高くても買うからである。
広告やパンフレットは消費者能力テスト。
スタバではグランデを買えというのは、店は最も利益率の高い特別なドリンクの大きいサイズを買わせたい。
サイズ間の価格差がどんなドリンクでも100円なのは特別なドリンクの大きいサイズを安く見せるため。
スタバの原価は実は人件費がほとんど、大きなサイズのドリンクでも、人件費はほとんど変わらないため、 -
Posted by ブクログ
同業者の店舗が集まるのは集客の取引コスト等から考えて合理的な判断である。
賢い消費者になる為には広告等様々な情報を読み取る能力が必要である。
本書では例として携帯電話料金が示されている。
取引コストを意識して見ることで色々なビジネスの本質が理解出来ることがある。
経済格差は所得格差より資産格差の方がより問題であると著者は考えている。
それには納得出来る。
比較優位の考え方は大切である。
全ての面で絶対的な能力が高い人と絶対的な能力が低い人を比較しても能力の低い人は何らかの仕事において比較優位を持つ。
つまり、自分に何が出来て何が出来ないかを自覚して自分の出来ることを確実に行うことが大