吉本佳生のレビュー一覧

  • 無料ビジネスの時代 ――消費不況に立ち向かう価格戦略

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    吉本佳生さんの本は、経済学をほんのちょっとしかかじったことのないぐらいのレベルの人でもすっと理解できる、分かりやすい良書ばかりだと思います。
    正直、気にも留めずにタイトルに惹かれて買って、読み始めてから「あぁ、『スタバではグランデを買え!』の人だ」と気付いたので、あまり偉そうなことは言えませんが。

    個人的に一番納得できたのは、本屋をある種の無料ビジネスのモデルとして捉えてその性質を分析したことで、なぜ電子書籍が普及しないのかを解き明かしている章。なるほどなーと、膝を打つ内容でした。

    無料ビジネスを始めるためのヒントには乏しいですが、今後の無料ビジネスがどうなっていくかを見通すためには良い指

    0
    2012年04月07日
  • 数字のカラクリを見抜け! 学校では教わらなかったデータ分析術

    Posted by ブクログ

    ・超オススメ。
    ・著者が吉本佳生というだけで良書の予感。そして、読んでみたらやっぱり良いw

    ・株価が、もし、50%上昇したあと、50%下落すると、元より25%安くなる
    →X%上がって、そこからX%下がる
    →(1 + X%)×(1 - X%)
    →1 - X%の2乗
    →X%の二乗ぶんだけ必ず元より安くなる
    →「ボラティリティは、リターンを蝕む」って、この事なのかな?

    ・上昇×上昇の複利効果 →上昇幅が段々大きくなる ※投資本でよく紹介されるパターン。
    ・上昇×下降の複利効果 →徐々に下降してしまう
    ・下降×下降の複利効果 →下降幅が段々小さくなる


    ・数字の読み方が上達するコツは、期間を意識

    0
    2013年11月24日
  • 数字のカラクリを見抜け! 学校では教わらなかったデータ分析術

    Posted by ブクログ

    数字のカラクリというか、特にグラフに騙されないための視点や考え方が20章のエピソードで書かれている。物語形式のエピソートと解説は読みやすかった。著者の姿勢としては、半信半疑を続けようというもの。そして、目の前のデータを素直に集中力を持って見続けようというもの。『知能よりもずっと必要なのは、体力と感情』とのこと。なるほどと頷ける。

    0
    2011年12月12日
  • 数字のカラクリを見抜け! 学校では教わらなかったデータ分析術

    Posted by ブクログ

    データをグラフなどに視覚化することは、直感的に判断しやすくなり良いことだと思っていたが、そこに大きな落とし穴もあることが理解できた。悪意のあるデータの見せ方もできれば、善意でやったことが誤認識に繋がる場合もあるようだ。データやグラフは半信半疑で読むのが数字に強くなる第一歩。
    【今後に活かしたい・取り入れたいこと】
    ・グラフを読むときは縦軸と横軸の設定をまずは見る。
    ・数字を読むときは季節変動も考慮に入れる。
    ・期間を意識する。

    0
    2011年12月11日
  • 金融商品にだまされるな!

    Posted by ブクログ

    全く無勉強の分野だったので面白かった。
    そして金融商品のからくりの一端に触れた。
    中にはちょっと数字の操り方に一貫性がないところもあったが、これが保険のプロというやつだなという感じだった。

    長期的に必要のない余分な金銭が生まれたら、金利変動型の長期国債というのが堅実ということだろうか。
    当面投資には縁がなさそうだ。

    0
    2011年10月22日
  • 金融商品にだまされるな!

    Posted by ブクログ

    勤務先が仕組債の販売に積極的だ。高利回り確定、発行体はAAA、まさかの損はあるがその確立は低い。低金利に飽いた富裕層に売れている。しかし、そのリスクは何なのかを説明する書類が社内にも見あたらない。ハイスキルセールスマンに聞いても、ウチに幾ら収益が落ちる構造なのかも知らない。これでいいのか?と思っていた。
    まだまだ頭にもお腹にも得心が得られていないが、最初の教材にこの本を選らんだの正解だったと思う。

    0
    2010年10月30日
  • クルマは家電量販店で買え!

    Posted by ブクログ

    価格差別、追加コスト、取引コスト、裁定といった用語の意味を知っただけでも収穫。経済の原理原則が身近な例で示されており分かりやすい。

    0
    2009年12月28日
  • クルマは家電量販店で買え!

    Posted by ブクログ

    超良書でした。
    前著『スタバではグランデを買え!』の続編とも言える、価格を題材に取った内容になっています。
    金融の世界を分析するためによく使われる考え方を中心に、具体的な企業の戦略に当て込んで、その中身をわかりやすく説明してあります。
    ■サービス業は稼働率を高めることがポイント
    ■労働者はお金を稼ぐために働き、企業は金を払い労働を買う
    ■規模の経済性
    ■高くても買う客には高く売る、安くないと買わない客には安く売る
    ■プライベートブランドの安さの秘密は追加コスト
    ■大手保険会社は今後益々割高になる
    ■オートバックスやヤマダ電機で車販売
    ■ランチの採算は客単価でも原価率でもなく、稼働率
    ■ランチの

    0
    2009年10月07日
  • スタバではグランデを買え!

    Posted by ブクログ

    いわゆる釣りタイトル。
    経済学の取っ掛かりとしてこういう本は本当に重要だと思う。

    価格は、商品やサービスの品質や付加価値を表す指標であり、それが高いからといって必ずしも高品質であるわけではない。

    また消費者は、価格以外にも様々な要因を考慮して商品を購入することがあり、価格に敏感であるとは限らない。

    ビジネスにおいては、価格設定は収益に直結する重要な戦略の一つであり、効果的な価格戦略を展開することが求められる。

    つまり自分が本当に必要とするものを見極め、自己の価値観に合った商品を選ぶことが大切。

    0
    2023年05月07日
  • 暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり

    Posted by ブクログ

    面白かった
    ビットコインについて知りたいと思って読んだが、思ったよりも金融についての話が多くて興味深かった

    0
    2022年03月31日
  • スタバではグランデを買え!

    Posted by ブクログ

    身の回りのの経済の仕組みがわかる。
    文章が読みやすく、面白いので、サクサク読める。
    経済学の入門書にもなるし、賢く生きる知識も得られる。

    0
    2021年10月25日
  • スタバではグランデを買え!

    Posted by ブクログ

    世の中の製品、サービスの価格のほとんどは、取引価格が占めている。企業はいかにして取引価格を下げるかの競争をしている。これだけで、価格戦略のほとんどが語られていると言ってもいいくらいだと思います。他にも、裁定取引、規模の経済、範囲の経済など、経済、ビジネスの基本がとてもわかりやすく解説されています。2007年の作品で、登場する製品、サービスは古いですが、不変的な価格戦略に焦点を当てているので、事例の古さはさほど気になりませんでした。

    0
    2021年06月11日
  • スタバではグランデを買え ――価格と生活の経済学

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    同じペットボトルのお茶がスーパーで88円、コンビニでは147円、自動販売機では150円で売られているのはなぜか?
    原価15円程度のコーヒーが250円で売られている内訳は?
    家電量販店が密集して立っているのはなぜか?
    などなど。

    0
    2021年05月30日
  • スタバではグランデを買え ――価格と生活の経済学

    Posted by ブクログ

    身近なお店の価格設定について。
    スタバでのショートサイズとグランデサイズの値段が100円しか変わらないことを皮切りに、市場の様々な価格について分析する。普段意識しないコスト構造について知り、新たな価格の見方の発見となった。

    グランデサイズを買うことは、店側にとってもお客にとっても良いことらしい。

    0
    2021年04月26日
  • スタバではグランデを買え!

    Posted by ブクログ

    価格差はコストに起因する

    規模の拡大に伴って値段も安くなる。乾燥機も安くなるはず

    範囲の経済性もいう考え方。共通の事項があれば、節約でき、その分安くなるということ。


    値段が高いもので企業は儲けている。人はこだわりが生まれると高くても買うからである。

    広告やパンフレットは消費者能力テスト。


    スタバではグランデを買えというのは、店は最も利益率の高い特別なドリンクの大きいサイズを買わせたい。
    サイズ間の価格差がどんなドリンクでも100円なのは特別なドリンクの大きいサイズを安く見せるため。

    スタバの原価は実は人件費がほとんど、大きなサイズのドリンクでも、人件費はほとんど変わらないため、

    0
    2021年04月24日
  • スタバではグランデを買え ――価格と生活の経済学

    Posted by ブクログ

    タイトル買いした本だったけど、しっかり読み応えがあった。よく噛みたくなるスルメみたいな本。
    規模の経済性や取引コストなどぼんやりとは分かってるけど、、なことをとても丁寧に教えてくれてて読みやすい。
    第7章の比較優位の部分(誰にでも比較優位の働く仕事はある)の部分がしっかりと刺さりました。

    0
    2020年05月17日
  • スタバではグランデを買え ――価格と生活の経済学

    Posted by ブクログ

    「単なるお茶でも、冷やす、温める、並ばずに買えるといった付加価値で差別化できる」

    「SサイズもLサイズも、販売側の手間は変わらない」

    0
    2020年05月13日
  • 暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり

    Posted by ブクログ

    期待していたより参考になった. ネットだけで情報を得ようとすると,ニュースサイトなどの散発的なArticleか,あるいは公式サイトのドキュメントをがっつり読むかのいずれかになりがちだが,その中間を埋めてくれる書籍はありがたい.

    0
    2020年03月12日
  • 無料ビジネスの時代 ――消費不況に立ち向かう価格戦略

    Posted by ブクログ

    様々な事例をもとに無料ビジネスの解説をしている。
    日本では他の先進国では販売されないような危険な金融商品が売られていることは知らなかった。
    日本の物価を大きく左右するのは資源価格ではなく、労働コスト。つまり、しばらく資源価格が上昇しても労働コストの削減でその影響は吸収出来てしまう。
    これからも世の中を経済的な面から見ていきたい。無料で提供する動機は何か。ということをよく考えたい。

    0
    2018年11月23日
  • スタバではグランデを買え!

    Posted by ブクログ

    同業者の店舗が集まるのは集客の取引コスト等から考えて合理的な判断である。
    賢い消費者になる為には広告等様々な情報を読み取る能力が必要である。
    本書では例として携帯電話料金が示されている。
    取引コストを意識して見ることで色々なビジネスの本質が理解出来ることがある。
    経済格差は所得格差より資産格差の方がより問題であると著者は考えている。
    それには納得出来る。
    比較優位の考え方は大切である。
    全ての面で絶対的な能力が高い人と絶対的な能力が低い人を比較しても能力の低い人は何らかの仕事において比較優位を持つ。
    つまり、自分に何が出来て何が出来ないかを自覚して自分の出来ることを確実に行うことが大

    0
    2018年11月23日