吉本佳生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
WIRED誌でもビットコインについて取り上げていたので、それと連動して本書を購入。理解を深めようと思い購入してみました。
本書は、IT(技術)と経済の両面からビットコインについて論が進みます。
私は大学で歴史系の勉強をしていて、正直経済や数学的なことは苦手です。本書もだいぶ噛み砕いて説明してくれてはいるのでしょうが、私の頭では一回読み通しただけでは理解が追いつきませんでした。
その点に関しては、時間があるときにも腰を据えてじっくりと読み直したいと思います。
個人的には、本書を読む前には簡単でもいいので経済について勉強しておくと理解しやすくなると思います。
結構経済的な用語が出てくるので。
ビッ -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ口述筆記らしい文体。それだけに類書のなかでは飛び抜けて読みやすくなっている。かといって軽い本ではなく十分にタイトル通りの内容だ。
「通貨とは」などと演繹的に説明するのでなく、決済周辺の過去の歴史に触れながらビットコインなどの新しい仮想通貨または暗号通貨の説明をおこなっている。
ビットコインに関係ないようなところばかりメモしてしまったような気がする。が、これらが説明には必要であったと思う。もちろん、本筋の技術的な説明も、RSAとかハッシュ値とかマイニングとか、なされている。自分がすでに理解してるのでメモしてないだけで。
流通の発展とインターネットによる情報の流通のための国際的な決済手段、少額の決 -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
○エコノミストの吉本佳生氏の著作。
○会社で使う各種統計資料の作り方、読み方、見抜き方について、具体的な事例をベースに解説したもの。
○上司と部下の会話など、具体的な場面を想定して事例を紹介・分析していたため、とても分かりやすかった。
○統計というと、たくさんの計算があったりしてとても難しい印象があったが、意外と理解しやすいことが分かった。特に、増加率といった比率についてのグラフは、結構間違って理解していたんだなぁと反省した。
○ポイントは、「グラフを読むときは縦軸と横軸の設定をまずは見ること」、「データは一段階深く読むこと」「半信半疑で読むこと」かな。実は当たり前のことなのだろう。 -
Posted by ブクログ
まさに「データ分析ってこうやるんだ」と様々なデータから自分の求めた分析をするツールとして役に立ちます
「どの時点の値を基準にした指数でみるか」(P.47)はとても重要でグラフ絵画したものが自分の主張したい結果をシンプルに伝えます
ただ第6章の「TOPIX連動の投資信託」に投資するよりも「銀行株価指数連動の投資信託+預金」という結論には同意できません
計算上は同程度とリスクとなる関係から金融機関に支払うコストが節約できるとのことですがETFを活用するならTOPIXはとても低コストで購入できるし銀行株価指数連動のETFは流動性に何があります
理論的には正しくても実際には使い辛い戦略です
比 -
Posted by ブクログ
投資初心者の個人投資家であっても、投資の際には考慮してもらえるわけではない。
金融商品のリスクがどれくらいなのかイメージできないからこそ、初心者なのだが、それがとても怖い状況であるということがひしひしと伝わる。
本書では、ボラティリティ(資産価格の標準偏差)から「リスク」を説明している。
世間で理解されているリスクの意味合いとはだいぶ違うし、そのリスクを具体的な数値でつかもうとしている。
そして、自分でさいころを振って、どれくらい資産が増える(または減る)かを自分で実感できるよう、シミュレーションできるようにしてあるのが眼目だろう。
(実際は、何十回とはやってられない気はするが)
中長期の -
Posted by ブクログ
1998年頃から、格差が拡大しはじめた。
日銀の円高対策(為替介入)と金融緩和が、やりすぎであったため、グローバルマネーの循環を通じて、まわりまわって消費不況を賃金デフレを招いた。
貯蓄過剰が、グローバル投機の原資となっている。
世界の為替取引規模から見れば、積み上がった外貨準備はたいした量ではない。
ストックに注目するか、フローに注目するか。
アメリカ国債は、ストックの需給で価格が決まりやすい。その結果、ストックが膨大にあるため価格が暴落しにくい。
グローバル投機マネーが拡大すると、一定の部分はアメリカ国債に向かう。したがって、需要はなくならない。
コモディティも、株式と連動する