森山大道のレビュー一覧
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最近受験生の我が息子は、少し遠くの塾に
日曜日の夜間に通っています。(そんなに必死に
受験勉強しているわけではないのですが)
そこで、夫婦も揃って息子を送り届けて
塾が終わるまで二人でスタバに行って2時間
くらい待っています。私はじっくり本を読める時間
なので割と気に入っています。そこで読み終わった
今回のこの本。
川崎の桐光学園高校に様々な
論客(日本のトップクラス)が特別の授業をする
らしいのですがその授業の内容が本になっている内容。
こんな高校生はとても幸せだと思いますが
多分自分が高校生だったときはあまり興味を
覚えなかっただろうなあと思います。
でも、それでもそういうことを言っていた -
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「ブレ・ボケ・アレ」と称される前衛的写真の先駆的存在、森山大道氏がフィルムカメラ、デジカメを持ち路上に出てスナップを撮り下ろす。その姿をフリーライター仲本剛氏が撮影に同行し見つめる。撮影を通じて見えてきた森山氏の写真に対する考えや姿勢、路上スナップを撮るときのノウハウを、仲本氏が森山氏の語りを交えながら余すところ無く読者に伝えてくれる撮影同行記です。
当然、文章だけでなく森山氏の撮った写真が多く載せられている。「へぇー、良いなこれ」「すごいなー」という写真もありますが、正直なところ「この写真の何処がよいの?」と疑問符がつく写真もあります。しかしそれが氏のいう「風景が向こうから撮れと言って -
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[ 内容 ]
’68年10・21、新宿の闇に未来を視た!
中平卓馬・東松照明・安井仲治・アッジェ、遠野…未知なる過去を抱いて、さあ、懐かしい未来へ。
[ 目次 ]
写真という言葉をなくせ(中平卓馬・森山大道)
8月2日・山の上ホテル(中平卓馬・森山大道)
写真のなかの「私」をめぐって(東松照明・森山大道)
わからない写真家大いに語る(荒木経惟・深瀬昌久・森山大道)
独白
森山大道の世界―僕の三種の神器はオートバイとジュークボックスとクリスマスツリー
遠野物語
あのひとはまだ旅をしているのです
中平卓馬への手紙
二都物語
白昼の通り魔・北島敬三〔ほか〕
[ POP ]
[ おすすめ度 ] -
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ネタバレ読書途中。20人の講師による。一人90分の講演会の収録である。一気に読めるはずもなく、じわじわと読んだ。
姜尚中の講演のなかで、夏目漱石が奥さんをなぐっていたエピソードがあった。ノイローゼであったらしい。私は夏目漱石になれないけど、夏目漱石よりましだなと少し思った。考えかたとしてまちがっているのかな?どんな偉い人もほんとうにいろいろな苦しみにもがいていきているのだと思い直した。
20名全て役に立つわけでないが、中には、気に入る人もいるかもしれないとのことだろうか?3.11後の話など考えさせられたり。光触媒の話は興味を覚えた。文学、美術に関心を持った。宇宙論や素粒子の話は、わからないので、もうい -
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路上スナップ写真そのものががかなりの割合を締めているけれど、それをどうやって撮るか、という、技術じゃなくて、姿勢というか歩き方というか考え方というか、そういう本。量のない質はありえない、として、とにかく大量に、まずは自分が普段歩いている道を撮りまくってみろ、と。そうすると、漫然としていた人だって、何かが見えてくる、と。デジタル移行後も、見返さないし、消さないし、ただ数は増えた、と。じゃあただ撮ればいいかというと、町の日常ではなく異界に入り込み、そして撮影者は欲望を抱えた欲望体とならなければ面白くもないし意味もない、という。そうやって写真を撮りくなるし、写真以外もそうしてみたい、となる愉快な本。