ヤマウチシズのレビュー一覧
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読書録「ホーンテッド・キャンパス墓守は笑
わない」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p130より引用
“「正直言って、ぼくは彼についてあまり考
えたくないんだよねえ。昔、信頼できる人に
言われたことがあるんだ。"恨むと、相手と繋
がってしまうからやめろ"って。べつにぼくは
久裕くんを恨んじゃいないけどさ、でも恨み
つらみに限らず、強い思念というのは余計な
ものを引き寄せがちだし、いやでも相手とな
にかを繋いじゃうでしょ」”
目次より抜粋引用
“こどものあそび
湖畔のラミア
墓守は笑わない”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス水無月の
ひとしずく」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p126より引用
“「大丈夫、平気平気。その程度の黒歴史な
ら誰にでもあるから。かくいうぼくなんか厨
二病の現役で、いまだに本気でCIAに就職した
いと思ってるし、テロリストやゾンビと戦う
脳内シミュレーションを欠かさないし、空か
ら早く美少女が降ってこないかなって考えて
るよ。だから気にせず、どうぞ話を進めて」
”
目次より抜粋引用
“辛辣な花束
指は忘れない
罪のひとしずく”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第十二弾。 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパスきみと惑
いと菜の花と」
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p119より引用
“ 初対面の際には「インドをはじめとする
各国で、宗教的修練としておこなわれている
火渡りについて」を、にこにこ笑いを浮かべ
たまま、ノンストップで四十五分間語られた。
さらに先日は、「呪いとまじないの違いにつ
いて」をえんえん講釈された。どちらも森司
がトイレ休憩を訴えるまで、資料を一冊たり
とも見ずにの大演説であった。”
目次より抜粋引用
“目かくし鬼
よけいもの、ひとつ
いちめんの菜の花”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカ -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス春でおぼ
ろで桜月」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p237より引用
“「……なんでこの一角だけ、こんなきれい
な女がようさん集まってくるんですか。しか
もなんでおれに気さくに話しかけてくるんで
すか。これは高い絵とか買わされる流れです
か。それとも保険の勧誘か、宗教か」”
目次より抜粋引用
“意気地なしの死神
金の帯 銀の帯
月のもとにて
籠の中の鳥は”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第九弾。
暦とは違って冬の気配がまだまだ残る雪大
周辺、日の長さだけが春めいている夕 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパスなくせな
い鍵」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p229より引用
“ 世の人びとはみな「自分とかかわりない
ところにある悲劇」が好きだ。そして、それ
にまつわる美談が好きだ。”
目次より抜粋引用
“嗤うモナリザ
仄白い街灯の下で
薄暮
夜に這うもの”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第七弾。
年の瀬が迫る中、それぞれの正月の過ごし
方を語り合う雪大オカルト研究会の面々。一
通り話を聞いてみたところ、特に楽しく正月
を過ごしているわけではないようで…。
上記の引用は、過 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス雨のち雪
月夜」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p154より引用
“ 蘊蓄語りが終盤に入る頃には、藍はなぜ
かこの男がなんとなく好きになっていた。も
ちろん恋愛云々の感情ではなく、純粋な"好意"
というやつである。まごうことなき変人だが、
すくなくとも害のある男ではなさそうだ。”
目次より抜粋引用
“旅籠に降る雨
白のマージナル
よくない家
異形の礎”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第六弾。
江戸時代からあるといういわれの温泉街、
そこでも老舗の旅館 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス恋する終
末論者」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p165より引用
“ 甘いものをすすんで食べる習慣がない森
司でも一目でわかる。これはおそらく他人か
らもらわない限り、一生口にすることはない
たぐいの菓子だ。個人的嗜好にかかわらずあ
りがたがって食わねばならない、庶民とは別
世界の食い物である。”
目次より抜粋引用
“告げ口心臓
啼く女
まよい道 まどい道
姥捨山奇譚”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第五弾。
人の良さにほだされて甘く接した恋敵から
の誘いに呼び出され -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス桜の宵の
満開の下」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p155より引用
“ 場所とりくらいなんということはない、
と昨日までは彼も思っていた。しかし五時起
きした上、早朝の寒さに凍えながら四時間も
五時間も待つというのは、いざやってみると
苦行以外のなにものでもなかった。”
目次より抜粋引用
“月の夜がたり
覗く眼
泣きぼくろのひと
白丁花の庭
水辺の恋人たち”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第三弾。
大学の長い春休みも終わりが近づく三月下
旬、他のサークルが新入生の勧 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス幽霊たち
とチョコレート」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p108より引用
“ 赤い布張りのボックスソファはほぼ満席
で、カウンターの奥に立つマスターは十年以
上前から「今にも死にそう」と学生たちに評
されつづけている老爺である。”
目次より抜粋引用
“シネマジェニック
彼女の彼
幽霊の多い居酒屋
鏡の中
人形花嫁”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作オカルトミステリ。
シリーズ第二弾。
冬衛の入り口に立つ主人公・八神森司が通
う大学近辺、天気の具合から大勢が傘を持っ
て歩く中でも、特定の人物の傘だけは