ヤマウチシズのレビュー一覧
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これもなんとなく惰性で付き合ってるシリーズなのだが、今回が8巻目にして初の長編。毎回一話完結の読み切りで内容が右から左に抜けていくんだよね。
副部長、藍の卒業前にオカルト研究会そろって隣県の温泉旅館へ。
その先で吹雪に見舞われ、たどり着いたのはとある村だった。
さらに運の悪いことには村へ通じる吊り橋が落雷で切れて谷に落ち、村への林道は雪で埋まってしまい村は孤立した。
霊が見える体質の森司は、この村に列をなす異様な霊の集団を見る。
村の子どもか、女の子が森司に警告する。隣にいる、こよみに災難が降りかかるから目を離すな、と。その女の子は数年前、村の祭りの最中に何者かに殺された霊だった。
村に伝わる瓜子と蛭子の言い伝え、そして閉じられた村の複雑な人間関係に巻き込まれていく。
櫛木理宇は、このくらいのドロドロした重苦しい話のほうが読んでて面白い。8巻目は表紙と違って、かなり重苦しい話でした。 -
Posted by ブクログ
オカルト研究会に持ち込まれる怖くて不思議なお話を解決していく青春オカルトミステリ(というジャンルがあるのかしら…)。第三弾だそうですが、このシリーズは初めてこの作品を読めました。おそらく邪道ですがそれでも楽しんで読めました。爽やかな森司とこよみの友達以上恋人未満的関係が素敵にときめきますね(いろいろと死語含む)。
キャラクタが立っている一方で、ホラー風味の効いた話自体にもひねりが効かされていて短編それぞれ楽しめました。雪おんなの話、浮かぶ眼の話…思い出したらそれぞれ結構ぞっとするこわさがありますね。
楽しく読めましたので、最初の一作から読んでいきたいと思います! -
Posted by ブクログ
ネタバレ森司とこよみの間に何も進展しないシリーズ6巻目。
クリスマスに森司がこよみに何かプレゼントしようとして、バイトするのだが。という流れで今回も何も進みません。おしまい。
ただ、なんとなくだんだん面白くなってる気がするぞ。短編として。森司とこよみのことは、なんかどうでもよくなってきた。
・旅籠に降る雨
矢田先生の昔の教え子が嫁いだ先の旅館で降ったのは、カエルや石、泥だった。
世界でも確認された現象、ファフロツキーズの真相は。
・白のマージナル
オカルト研究部の設立は、藍が持ち掛けて麟太郎を部長にしたのだった。
その起こりは藍の部屋で頻発した、あるはずのものがなくなっていることに気づいたことだった。
・よくない家
不動産でもよくある事故物件。引っ越しのバイトを始めた森司がそのマンションで見たのは、窓の外で落ちていく男の姿だった。
しかし、そのマンションには過去に自殺した人はいない。繰り返される男の飛び降り自殺は何を伝えたいのか。
・異形の礎
大学生グループが心霊スポットの国道で足蹴にした慰霊碑は旧国道のトンネルから移設されたものだった。
以来、そのうちの一人が何かに憑りつかれてしまう。
なわけで、いつまで続くか次は7巻ですよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ五巻目。
個人的にはあんまり面白くないんだけど、ただな~んとなーく読み続けてる。
そんな5巻目だけど、あれ?今回なんかそこそこ面白いぞ、と思った次第で。
相変わらず、森司とこよみの距離は近づかないし、今まで出てきたキャラの名前がわからない(こんな人いたっけ?的な)
こんなキャンパスライフがあったらなぁ、と思う某理系大学卒の少子高齢社会推進実践中の独身(27才)である。
・告げ口心臓
吸血鬼伝説のように人の、特に若い女性の血を吸いたい衝動に駆られるようになったという男子学生がオカルト研に相談に来る。
双子のシンクロニシティと、幼いころに隠された犯罪は。
・啼く女
サークル合宿の写真全てに、あの女が映り込んでいた。サークルに途中入部してきて、人間関係全てを壊して去っていった、あの女が。
「バンシーが啼いてる。きっと誰かが死ぬんだよ」
女は何を告げようというのか。
・まよい道 まどい道
雪大祭も本番だ。皆が浮かれる中、一人顔を真っ青にして何かから逃げる学生がいた。
なぜ、あいつらがここにいるんだ。自分の過去を知っている奴ら。
逃げ込んだ先は出口のない迷路だった。
・姥捨山奇譚
とある村への社会実習を兼ねたゼミ合宿で、参加者たちは人ならざる老婆の姿を目撃する。
そして、その老婆は街に帰って来てからも見られるようになった。
姥捨て、無かったとされる風習の裏に確かに存在した別の風習が生み出した、良くないものが憑りつく。
このシリーズも長くなりそうだなぁ。 -
Posted by ブクログ
新しい登場人物として森司の元同級生、板垣果那が出てきて、今回収録されている話に全体的に関わってきます。本の最初にある登場人物紹介に小山内陣と一緒にイラスト付きで載っているので、もしかしたら今後の巻でも出てくるかもしれません。
出口のない迷路を延々とさまよう、老婆の幽霊がまとわりつく、などいつもよりもホラー要素多めな感じでした。
ゲストの登場人物の視点で書かれる場面がいつもより多く感じ、ちょっと話のテンポが悪く感じる場面もありましたが、いつもどおり意外な真相や複雑な人間模様などが描かれていて面白かったです。
単に好みですが、果那のキャラクターがなかなか良かったです。