ヤマウチシズのレビュー一覧

  • ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

    Posted by ブクログ

    シリーズ三作目。怖くないホラー短編集だと思っていたら、少しだけ裏切られた。方向転換?。最後の呪いの沼の話しはショートムービーにできそうなくらい怖かった。真夏に読むにふさわしい出来となっています。お祖母ちゃんの霊が孫を守って恋人に憑依していた話しは良かった。

    0
    2019年08月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 夏と花火と百物語

    Posted by ブクログ

    しれっと恐怖を置いていく百物語。オチがないって逆に引きずる。でもこの回はむしろ終わりホロリ。
    やはり怖いのは善を纏った人のエゴ。これは本当にタチ悪い。意識してのパターンは最低だけど、無意識の場合もある。こっちの方が最悪かもなぁ。

    そして、そして。がんばれ。少しずつだけど成長してる。周りと一緒に生暖かい目で見守るから。

    0
    2019年08月03日
  • ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない

    Posted by ブクログ

    今回はラブコメに救われました。
    冒頭から、ハラハラの展開。
    キャンピングカーという大道具まで。
    最後は、まさかの一言。もう早く...と焦れる回でした。
    でもやっぱり、人の「想い」は怖いですね。
    森司君が意外?と英語ができるのでは?と思いました。

    0
    2019年07月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月

    Posted by ブクログ

    先輩が去り、新入生候補が4人来た。

    異性目当てにサークルへ、というのはよくありますが
    ここまで言い放っている自分達は? と突っ込みたい。
    他の人に突っ込まれていますが、思いますよね…(笑)

    紅一点になってしまった片思いの相手と
    4人中3人も、彼女が目当てという状況。
    しかも彼らを連れて、の活動ですが、これはまた
    好きな人でも、実物は遠慮したい、という人形もの。
    最終的にはあれですが、よくも目当てのためとはいえ
    ここまで頑張りました、という候補達。
    その点に関しては、拍手したいものがあります。

    そんな話の前の、普通(?)の話が一本。
    こうして正体が分かると、大変ほっとします。
    その手前の本

    0
    2019年07月17日
  • ホーンテッド・キャンパス 水無月のひとしずく

    Posted by ブクログ

    森司とこよみはまさかの恋人のふり。
    近くなったのやら、遠くなったのやら。
    読んでいる方がじれったくなるほどです。

    オカ研の方は、現代の学校で起きた話をネタに、心理の闇を探ります。
    なんと、以前の作品でよく分からないながらも怖かった家の話も出てきます。怖いなぁ。

    0
    2019年07月10日
  • ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜

    Posted by ブクログ

    2019年52冊目。再読。(読んだはずなのだけど登録し忘れてしまったので)。割と怖めの話が多い印象。藍がオカルト研究会の創設者というのは意外。巻末のクリスマスプレゼントを森司から聞かれたときのこよみの反応が照れていることから両想いというのは、色恋沙汰に疎い自分でもわかるのだけど、あーもうじれったいなあ。続きも読んでいきたいと思う。

    0
    2019年07月05日
  • ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

    Posted by ブクログ

    オカルト研究会5人の大学生のキャンパス・ライフと怪奇な心霊現象奇譚が絶妙にブレンドされた恋愛ホラーミステリの3冊目です。このシリーズの魅力は死者の霊が怨念で化けて出るだけの単純な構造ではなく複雑に捻ったマニアックなオチが用意されている点で、加えて100%現実路線の方向へ転じて読者をガッカリさせたりしないのも大きいと思いますね。私が考えるメンバー5人の一番の長所は欲得抜きの無償の人助けですね。こよみに片思いの森司は強力な恋のライバル小山内にさえ遠慮してしまうヘタレぶりですが、でも優しさが彼の美点でしょうね。

    0
    2019年06月30日
  • ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり

    Posted by ブクログ

    2019年51冊目。今回は中編が3本と割と短め。育児に疲れた女性が自殺して、成仏しきれずにこの世にとどまっていた霊を女子会をしてストレス発散させて成仏させるという解決方法をとる中編が、学生のサークルらしくて良かったなと思う。毎回指摘するようだが、ホントに森司とこよみはじれったい。こよみの方も、森司の高校時代の画像を持っていたりするなんて、あなたたち付き合ってしまいなさいと説教したくなります。ホント読んでいて「うらやまし過ぎる。コンチクショウ」といいたい。次。

    0
    2019年06月29日
  • ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と

    Posted by ブクログ

    2019年49冊目。ついに森司とこよみが初デート。このままラブコメ展開爆発か!と思いきや、こよみの過去にちなんだ話も出てきたりしてオカルトの要素も健在。しかし、エピローグの話は「あーうらやまし過ぎるぞコンチクショウ。」といいたくなりますな。まあ、まだこの2人が付き合うことになるには時間がかかりそうではありますが。感想はこんなところです。

    0
    2019年06月21日
  • 落語家、はじめました。~青葉亭かりんの謎解き高座~

    Posted by ブクログ

    伽古屋氏、初読み。
    落語が題材ということで気になって読んでみた。

    ミステリー感は極小だけど、最近はそういうほうが好みかも。
    前向きなストーリーで楽しく読めました。

    会話のテンポも含め文章の相性が良さそうなので、
    他の作品も読んでみようかなと思える作品でした。

    ただこの作品に限らず、アニメな表紙カバーはどうにも好きになれないなぁ…

    0
    2019年06月14日
  • ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに

    Posted by ブクログ

    2019年42冊目。今回はオカルト研究会副部長の藍の卒業旅行ということで、旅に出た一行がいわくつきの村に雪のせいで立ち往生し、事件に巻き込まれるという、どこか探偵小説にあるような話のシチュエーション。部長が部室に寝泊まりしている原因となった人物も登場し、色々と物語の理解が深まった巻。あと、もう森司は自覚のない鈍感野郎に認定。ここまで鈍感だといい加減腹が立ってくるな。さっさと映画に誘いなさいよと自分が森司の周りにいる人間だったら言いたくなります。あーもうじれったい。感想はこんなところです。

    0
    2019年05月24日
  • コンビニで夜勤バイトを始めまして。

    Posted by ブクログ

    心霊現象が私には結構怖くて
    樹海で死んだ霊たちの迫力がすごいです
    マイナスの気持ちをもって死んだ人って怖い・・
    最後は強力な助っ人のおかげで
    うまく収まりましたね
    温かい終わり方でした

    0
    2019年05月21日
  • ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり

    Posted by ブクログ

    ゴールデンウィーク直後に読んで、話の季節とぴったりでした。
    だんだん話がすっきり終わらずに怖くなってきています。
    でも主人公の二人のことが気になって途中でやめることができません。

    一話目はエクソシストの話が出てきて、懐かしかった。
    子供の頃はそれほど怖いとは思わなかったが、今初めて見ると怖いかも。

    次作もあんまり怖い話でありませんように。

    0
    2019年05月14日
  • ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色

    Posted by ブクログ

    恋愛模様はかなり進展。動物がひどい目にあうのはフィクションってわかっていても読んでいて辛いものがある。3話はものすごい嫌だな…。結局発見されることはあるんだろうか。

    0
    2019年05月08日
  • ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵

    Posted by ブクログ

    2019年38冊目。森司とこよみ、文章を読んでいて、付き合っているんじゃね?と錯覚させるようなことをお互いやっていてヤキモキさせられる。特に森司の方は、あまりにも自分に自信が無さ過ぎ。まあ、奥手の男性は恋愛に関してはこんな感じなのかなとも思うけど。心霊現象よりも、森司とこよみの恋の行方の方がとっても気になりました。感想はこんなところです。

    0
    2019年05月07日
  • ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色

    Posted by ブクログ

    怪異と現実の結びつけ方がとてもスキーです。
    原因?をしっかり書き上げるというかなんというか。
    昔の因縁話なりも詰まるところそこに人間がいて、諸々の関係があって何かが起こりその説明に怪異が現れるというか、そういう古典的な話と現代が見事にマッチングするといか。

    とりあえずあのカップルは早くなんとかしてほしい。

    0
    2019年05月03日
  • ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色

    Posted by ブクログ

    これまでと変わらず、プチホラーとだらだらした情けない恋愛話。
    でも、エピソードの最後には毎回ほっこりさせられる。
    今時の大学生かよ!?、と突っ込んでしまうのも毎回恒例の展開ですな。

    0
    2019年04月15日
  • ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁

    Posted by ブクログ

    2019年32冊目。オカルト研究会の部長たちからこよみに関して森司に言われた一言がきっかけで、森司のこよみに対する行動が(森司が自覚していない面がアチャーと思うけど)大胆になっている気がする。森司自身はまだ全然自覚していないけれど、こよみの両親や大叔母に認められたりと外堀は着々と埋まっていると思う。そういう面で進展のあった巻。この内気なシャイボーイはいつこよみをデートに誘うことが出来るのか?。気長に読んでいきたいと思う。

    0
    2019年04月08日
  • ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと引っ張っていたサボテンの名前の件がついに!
    思っていたより随分後になったなと。
    それだけシリーズが長く続いている証なんでしょうけど。
    互いに敬称つきでネームプレート作ってるのが可愛い。
    ただ本編はそんな可愛さもかすむほどのホラー度いうか、人間の妄執の怖さが増し増しでした。
    猫の話は泣けましたが、座敷牢と殺人事件が絡んだ話はややこしくはあったけど、本当に怖かった。
    しかも解決したかと思いきや、森司がピンチになってるし。
    今回はこよみちゃんがヒーローでしたね。
    これも愛の力か……
    それにしても、何でこの二人、これで両思いになってないんだよと今回も焦らされることになりました。
    進展はしてるんだ

    0
    2019年03月29日
  • ホーンテッド・キャンパス

    Posted by ブクログ

    オカルト・ホラーとロマンスが絶妙にブレンドされた大ヒット怪奇青春小説シリーズの1冊目。ヤマウチシズさんのイラストはきっと読者のハートを掴んで必ずヒットを呼び込むのでしょうね。八神森司はヘタレの意気地なしにしてはイケメン過ぎる気がしますが、不思議美少女の灘こよみはイメージにぴったりですよね。ホラー小説ですが出て来る霊たちが割とあっさりと潔く退場して最後がハッピーエンドなのが好感度の高い理由でしょうね。森司とこよみは互いに心の中では既に結ばれているけれど言葉で愛を語らないシャイで草食的な恋人関係なのでしょうね。

    0
    2019年03月16日